ポスケブログ with 田中助六

twitterを敷衍すべく作ってみました。それ以外のことも、随時書き散らかそうと思っています。平成26年11月13日設置

送電網

2016-10-14 21:49:17 | twitter連動
昨日の東京の停電は、我が国の基準からすれば長時間停電といえる。現在の電力政策を続いている限り、全国的に停電の復旧に要する時間はどんどん延びていくことだろう。

社会基盤に限らないが、物は作りっぱなしというわけにはいかない。使える状態を保つには維持管理が必要だし、物には耐用年数というものもある。維持管理を適切に行うことで耐用年数を延ばすことは可能だがそれとて限度がある。こういうことは少し考えれば分かる常識である。しかし最近は何でも「無駄だ!」と叫ぶ村田蓮舫のような非常識な連中が増えてきた。非常識なことを言う連中は自分のこととそれ以外のことで基準を使い分ける傾向が顕著である。人のあら探しの追求には非常に厳しい村田蓮舫が自らの二重国籍問題について簡単に証明出来る戸籍謄本を示すことすらしない。他人に厳しく自分に甘いというのは人間誰しも持つ傾向だが、衆人環視の下でもそれをやるのは恥知らずである。宮崎正弘氏は「恥じらいを知っていたらそれは支那人ではない」との持論の持ち主だが、まことその通りで恥知らずの村田蓮舫の心は支那人そのものである。村田蓮舫から「恥じらい」を感じたことのある人はいないのではなかろうか。

今回の東京都の停電で明らかになったのは地下送電ケーブルを35年間取り替えておらず老朽化に起因する事故が今後も起こりうるということである。私は送電ケーブルの耐用年数がどの程度なのかを知らないが、東京電力も送電ケーブルの取り替えをすべきであったと言っていることから、少なくとも一般的な耐用年数ギリギリの段階にあることは分かる。では、なぜこのような長期間取り替えられることがなかったのか。

その第一は「物言う株主」をもてはやす風潮であり外資が東電の大株主になったことである。「物言う株主」は株主配当を増やすことを第一に要求し送電網の維持管理コストを極力圧縮することを求めていたはずである。明確に言わなくても言外に言っていれば同じことである。耐用年数を過ぎていても維持管理をしっかりしていれば多少耐用年数は延びる。東京電力はじめとする日本の電力会社は、一昔前まではきちんと維持管理に掛ける予算があったのだろう。そうして耐用年数を伸ばせる状態にあったところに「物言う株主」が入ってくればどういうことになるかは火を見るより明らかである。

第二は東日本大震災における福島第一原子力発電所事故の責任を東京電力に全てかぶせるという愚行をしたことである。これにより東京電力の財務は極端に悪化したどころか破綻状態となった。こうなると、削れる費用はとことん削ることになるのは、これまた火を見るより明らかである。付け加えると、福島第一原子力発電所の設計時点での耐用年数は20年だったそうである。それを昔の技術者が改良を重ね維持管理を徹底することで耐用年数を40年に伸ばす事に成功した。しかし、丁度その頃「物言う株主」が登場した。維持管理を徹底してまだまだ稼働可能に見えた福島第一を廃炉にして数千億円かけるより動かして利益を出せという圧力が東電にかかっていたことは間違いない。また、新規の原発の立地が気違いのせいで難しいのが耐用年数超えの原発を廃炉できなかった根本的理由ということも明確にしておく必要がある。

さて、このような状況の中で、日本は発送電分離に向けて邁進中に見える。発送電分離をした諸外国のほとんどは電気代は上がるわ、停電時間は長くなるわの踏んだり蹴ったりのようである。しかし、これまた当たり前なのである。例えば、この四月から電力自由化の一環として新電力が登場した。新電力会社の多くは発電設備と何の関係のない携帯電話会社だったりコンビニエンスストア会社だったりする。こういう連中が間に入ることで、本来電力会社が得て発電所や送電網の整備に使うべき利益が電力会社の外に流出するのである。そうなれば電力会社は発電設備や送電網の整備への投資を抑制せざるを得なくなることは少し考えれば誰でも分かる。経営効率化による経費節減すれば良いという向きもあろうが、何事にも限度があり、限度を超えるとリストラが始まり国民が貧困化する原因にもなる。しかも、そういう効率化、リストラを求める理由が「電力取次業者による中間搾取を認めるため」というのだからなにをかいわんやである。

我々はメディアや政治屋や「民間議員」や官僚等々に踊らされず、もう少し物事を常識的に考える癖を取り戻した方がいいと思う今日この頃である。
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