極右とリベラル

オーストリア大統領選挙で「極右」候補者が敗北し「リベラル」「左派」候補者が当選したとのことである。しかしそもそも極右とかリベラルとか言われても何の事やらよく分からない。そこでそれぞれの候補の主張をインターネットで調べると、極右とは生まれ育った土地に根を張った生き方を指向し、リベラルとは根無し草的な生き方を指向していると私は了解した。

メディアは「極右」や「リベラル」の意味を定義しないまま、前者は悪しきもの、後者は良きものという印象操作を行っている。すなわち洗脳である。テレビのことを「洗脳箱」という人もいるが正に正鵠を射ている。メディアは生まれ育った土地に根を張って生きる生き方を軽んじ、人々に根無し草になるよう誘導しているのである。

そうであれば、たった三ヶ月日本に滞在した外国人に国民健康保険への加入を認めるような馬鹿げたことをするのも納得できる。根無し草的生き方を推奨しているのだから、外国から日本にふらふらやって来た人間を､その土地に根を張って生きている人間と区別してはならないということである。区別をする者に対して､メディアはもれなく差別主義者というレッテルを貼り付け弾圧するのである。

ヘイト云々も同じである。その土地に根を張って生きる人間はよそ者に自分たちの土地の流儀に沿った振る舞いを求める。よそ者がそれに応じなければ応じるよう圧力を掛けるし、それでもダメなら追い出す。これは当たり前のことと思うが、根無し草をよしとする「リベラル」はそれを差別と決めつけ弾圧するのである。ついにはよそ者が不愉快にならないよう土地の者は気をつけろと強要するようなことになる。

有り体に言えば「リベラル」とは非常識である。洗脳された人間の行為は非常識になる。洗脳と言えば「カルト」宗教を思い出す人も多いと思うが、「リベラル」も「カルト」なのである。「カルト」とは非常識なことを洗脳して人々を操るからである。「カルト」宗教の多くは非常識なことを洗脳してお金を集める。そして洗脳された人は喜んで自分の人生を失う。リベラルカルトに洗脳された人も然りであろう。