いすかがい~すか?

いすかがい~すか?です。

マウスピースの練習

2017-07-14 13:20:25 | 日記
ほかのトランペットパート数人は楽器を持ち、ロングトーンの練習をしている。マイルスはマサヒコに聞いた。

「なあ、いつまでこんなおしゃぶり吹かなきゃなんねんだよ」
「おしゃぶりじゃなくて、マウスピース」

マサヒコは相手にしなかった。次はメトロノームを使ったタンギングの練習である。みんな楽器をつけているが、マイルスはマウスピースだけで練習した。

「よ~し、終了!あとは個人練習!」

それぞれが譜面台を前にして、曲の練習をはじめる。早々にふてくされるマイルスであった。

翌日の放課後、廊下から村野が歩いてきて、トランペットパートのいる教室に顔を出した。マイルスがいない。練習中の彼らに言った。

「タカシは出てないのか?」

マサヒコが村野と顔を合わせずに言う。

「はい。もう、いいんじゃないですか」

村野が額にシワを寄せた。

翌朝の校門付近に立っていた村野は、登校する生徒たちと挨拶をかわしていた。すると、やってきたマイルスが村野に気づいた。

「おえっす」

言いながら、さっさと通り抜けようとするが、村野が呼び止めた。

「おい、今日は全体練習があるから出てこい。卒業したいんだろ?」

放課後の音楽室では吹奏楽部員が集合して、クラシックを合奏していた。




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