うなぎの与三郎商店

目立たぬように、はしゃがぬように、似合わぬことは無理をせず、教育・古典・語学・芸能など。タイトルは落語「うなぎ屋」より。

嘘だと言ってよ、ボブ

2016-10-14 23:15:33 | 文芸 調和と異端の文学・芸術論
【嘘だと言ってよ、ボブ】

《ノーベル文学賞のうんちくルールに関するささやかな提案》

 ノーベル文学賞にボブ……〔注〕。

 学生時代にオールディーズのつもりで聴いていたけれど、30年経ってみれば60年代も80年代も五十歩百歩。60年代後半生まれ、リアルなボブ……なんかロクに知らないくせに、私も若造相手に何だか熱く語る資格がありそうな気になってしまうところが怖い。

 それはそうと、自分の両親がボブ=ディランともビートルズとも徹底的に無縁だったことに今さらながら驚く。そんなものなのか、60年安保世代。

 いつだったか、雑誌のコラムに「街中(まちじゅう)にブルーハーツの曲が流れていた80年代が羨ましい」と嘆く10代少女に対し、「そのような事実はない。当時もブルーハーツの人気は限定的だった」という、身もふたもない事実を教え諭すものがあった。

 ほとばしる神格化・同一化の衝動を他人のためにも自分のためにも制御するため、ディラン体験自慢の制限時間を各々が所持しているLPレコードの枚数で決めてはどうか。デジタル音源(CDは除く)及びノーベル文学賞発表後に購入したものは無効とする、ってね。

 ……書いてしまったよ、ボブのことを。略称が「ボブ」なのか「ディラン」なのかもロクにわからないままに。


「ボブ・ディラン氏、文学賞 『偉大な詩人』 ノーベル賞」朝日新聞2016-10-14朝刊14版。

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