うなぎの与三郎商店

目立たぬように、はしゃがぬように、似合わぬことは無理をせず、教育・古典など。タイトルは落語「うなぎ屋」より(文中敬称略)

リテラシーどりんく

2017-07-25 23:00:00 | 随想 ダイアリー
【リテラシーどりんく】

《国会中継を視聴して幻聴が聞こえたこと》

 通勤や移動時間の合間に、衆参両院の予算委員会閉会中審査を可能な限り視聴した。見ているうちに、ナレーションとテロップ、BGMを加え、自分好みの映像をつくりたくなった。いちばんの誘惑は、ある人物(仮にA首相としておく)の頭にCGのウ〇コを載せたくなったこと。……年齢不相応のたわいもない欲求である。

 かつて自分の作品で、気に食わないからと西部邁の頭にウン〇を載っけていた無思想・無節操な漫画家と同じことを考えてしまった。が、こっちは考えただけである。あちらはホントに載せて発表したのだから、バ〇のレベルなら先方に軍配が上がる。

 ひとくちに国会中継の視聴といっても、一定程度のリテラシーが必要である。私は私のレベルに見合った理解をするのみ。

 それが報道を通して伝達される場合も同じである。報道各社や記者の切り口、着眼、解説その他の付加情報によって、私の理解が促進されるようにみえる。しかし、その理解も私のリテラシーの枠内で行われるのみ。よく理解できるようになったのか、〇カに拍車がかかったのか、わかったものではない。少なくとも、自己診断で適正な評価を下すことは恐ろしく困難である。

ヤジを受け、首相は「それ以外にも何回か質問をいただいている。厳密さを欠いていた」と釈明。「おわびをしなければならない」と陳謝に追い込まれた。〔注〕


 「おわびをしなければならない」と陳謝? 私には「ちっ、うっせーな。反省してま〜す」としか聞こえなかった。リテラシーが不足している。


「「その答弁無理がある」議場騒然 首相、矛盾突かれ訂正」朝日新聞デジタル2017-07-25 17:38。
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