うなぎの与三郎商店

目立たぬように、はしゃがぬように、似合わぬことは無理をせず、教育・古典・語学・芸能など。タイトルは落語「うなぎ屋」より。

目が覚めたときの用意をする

2017-05-15 23:00:00 | 随想 社会・文化私論
【目が覚めたときの用意をする】

《悪い夢にしては冗談が過ぎる事態について》

 どう考えてもサルが操縦桿を握る格安航空機に乗っていて、そのことを乗務員に尋ねると「システムがしっかりしているから大丈夫だ」と言われ、「そんなものか」と納得しながら機内サービスのワインを飲んでいても、「やっぱりそんなことはあり得ない。きっとあれはサルのフリをしたサルにちがいない」と考えることがある。酩酊しているし、そもそも空想だけれど。……いま飲んでいるこれ、何なんだ? LCCにワインサービス🍷⁉️

 小田嶋隆がTwitterで「首相は〇カじゃないということがいまだに閣議決定されていないのはあまりにも不自然だ」と言っていた(2017-05-12 21:58のTweet。〇は引用者による)。書いた本人は冗談のつもりだろう。しかし私は本気でそう思っている。いや、むしろ「首相以外は全員バ〇」を閣議決定すべきだと思う。「全員」というのは閣僚・官僚に限らない。私を含む国民「全員」である。そうすればバ〇カの基本概念が根本から変わる。ありがちな相対的概念から首相たったひとりを指す絶対概念へ……よくわからないが。

 エリクソンの『幼児期と社会』を読んだとき、人間がいくら社会的な動物だといっても、私的・個人的な経験や信念が直ちに社会や民族・国家・全宇宙と結びつくわけではないこと、それなのにそれが直ちに結びつくBAKAがいること、いざその中身を問うと空洞でしかないこと、でもそんなBaker(ベイカー)がウンとコネ(略して〇ン〇)だけでトップに君臨する番狂わせがあること、しかも案外頻繁にあること、そしてそれがこの世で最も危険な存在であること等々を教えられた気になった〔注1〕。……話が長い。

 首相が〇カなのか、首相以外が全員バ〇なのかの二択の結果がどうであれ、安保、憲法、共謀罪、森友、加計等々の一切合切についてこれほど崩壊した国会答弁をしながら、政治的にも社会的にも生物的にも生きていられることを、首相が、あるいは首相以外の全員が深く恥じ入り、のたうちまわる日がやってくるのだろうか。どっちが恥じ入るか、チキンレースの様相を呈している、などといった言葉が虚しくなるほど堂々たる〇〇っぷりである。

 何と言うべきか、私の方に何かのスイッチが入ってしまった。やはり「高等教育の無償化発言」からである。

 つい昨日〔5月3日〕、「改憲・2020年施行に意欲」などといった意味不明のニュースが飛び込んできた。「改憲項目として、戦争の放棄を定めた9条に自衛隊の存在を明記した条文を追加することと、高等教育の無償化を定めた条文の新設」などは、憲法について頑なに学ぼうとしない鉄の意志を感じさせる。特に「高等教育の無償化を定めた条文の新設」は、バカでなければ口にできない寝言である。法律でやれ、法律で。〔注2〕


 もうすぐ晋三を袋叩きできるような気もするし、とんでもない監視網をつくられてがんじがらめにされそうな気もする。この機会に跳ね上がってボケ晋三の背中を蹴り倒したいような気がするし、つい挑発に乗って一瞬で捕縛されるようなカモ🦆にはなりたくないという気もする。

 いずれにせよ、考えられる限り最低最悪の卑劣・不快な夢から目が覚めたときの用意をしておかなければ。


1.エリクソンの分析するヒトラーについては、「つっこみ不能の神話~ヒトラーの児童期の伝説を巡って その1」2015-07-11以下を参照。特にその2。「空洞」については、「ベーアー三代〜反骨・バランス・フェイクの三段オチ〔修正版〕」2017-05-04参照。
2.注1の「ベーアー三代〜反骨・バランス・フェイクの三段オチ〔修正版〕」2017-05-04参照。
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