テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Zenith, 8G005YT Transoceanic

2017-06-22 14:39:33 | Weblog

今日お預かりした1台目は Zenith, 8G005YT Transoceanic で自分でも30年近く前にこのシリーズ
を何台か持っていた。 この種の受信機の修理、改造、動作確認等に付きましてはこちらのホー
ムページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

中々綺麗な物だったが果たして動作はどうなのだろうか? 

以前の持ち主の方のメモに依ると1LE3のヒーター(直熱管なので正しくはフィラメント)が断線して
いたので交換したが、整流管以外のヒーター(フィラメント)が点灯しないとのことだった。

手元に在ったロクタル電池管(中に入っていたメモにノクタル管と記されていたが、ロックイン・オク
タルを短縮したロクタルが正しい)は1LC6 と1LG5 + (空気の入った)1LN5 だけだった。

調べを進めた結果1LB4, 1LN5 も断線しており、1LD5 と 1LN5 のgmがMin.Val.以下だった。

1LN5 の片方はgmが低いだけで無く、何故かキーが6-7ピン間に在り、かつ削り取られていた。 他
に電源の平滑回路のブロック型ケミコンは容量抜けを起こしており、ペーパー・コンデンサは製造時
のままだったので全て交換を要する。  イヤハヤこれは可也の費用となりそうだがどうするか?

6月29日 やっとゴーサインを頂いたので真空管を発注すべく2箇所に問い合わせた。 今日夫々か
ら回答が届き、結果この20年程付き合いのあるアリゾナの店に発注した。 このところ米国とのヤリ
トリは多く無く、要する日数はハッキリしないが多分2週間程で届くのではないだろうか。

ペーパー・コンデンサの交換に取り掛かり6割方を交換したが今日は時間切れとなった。 一つ国産
の物が使われており、18MΩのソリッド抵抗もリードが長かったので近年交換された物と想われる。

6月30日 昨日に引き続きペーパー・コンの交換を行い全て交換した。 次は真空管の到着を待とう。

7月7日 米国に発注していた真空管が夕方届いた(8日目に届いた)。

残してあった電源周りのケミコンを全て接続し早速通電してみたが低周波段は動作し始めたが受
信には至らなかった。この機種の場合バンド切り替えが非常に複雑で難航することが想像出来る。

7月8日 細かく回路を診てみた。 どうもIFT(2)の動作が可笑しい。 可也455KHzから離調している。

共振周波数は約370KHzだった。

元々のコンデンサの容量が不明だったが100→68→47→33→30pFと変えて行き、両コイルが455KHz
になった30pFを選び、組み立て動作させてみたが共振周波数は500KHz程に上がって仕舞った。

どうもIFTの共振周波数は調整が難しく、3次コイルで励振し両コイルの共振周波数を求めても実際
に組み込むと共振点は大きくズレている。 仕方なく再度分解し47pFに交換し、好結果を得た。 

実際に中波で数局を聴いてみたが感度に問題は診られなかったが音がビリ付く。 駄目元でコーン
部分 のデッドニングを行ったが効果は有ったか?

 

スピーカーのビリ付く問題は若干改善されたが完全には修復出来なかった。 こちらで感度確認に
使っている文化放送も良好に受信出来たのでランニングを始めた。 暫くして受信出来なくなり調べ
た結果真空管7本をAC100Vで使う場合全てのフィラメントを直列で使うことになるが、フィラメントの
特性が揃っていないとフィラメント電圧が一部の真空管に偏ることになる。 どうも今回の場合出力
段1LB4 (x2) のフィラメントに約2倍の電圧が加わり、他の物には十分な電圧が掛かって無かった。
この為1LB4 (x2) のフィラメント部分にシャント抵抗を繋ぎ電圧を分散させてみた、一応問題無く動
作しているので明日にも抵抗を買って来よう。 (若干電源と想われるリップルが気になった)

7月9日 気になっていたフィラメント回路の古い電解コンデンサを外した。 どうもシャントを加えなく
ても上手く動いてくれる様なので2時間近くランニングさせ実用レベルと判断した。 

ジャンル:
コレクション
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