テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

QUAD, FM 1 (初期型)

2017-06-22 15:37:18 | Weblog

2台目は今週同じFM 1の修理をご依頼頂いた方からの別のFM 1でカバレッジの改造をご依頼頂い
た。 この種のチューナーの修理に付きましてはこちらの HP http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/
からお問い合わせ下さい。

6月26日 カバレッジの改造に先駆け先ずは動作確認を行った。 一応機能はしたが感度が非常に
低かった。

先ずは全ての真空管のプレート、スクリーン・グリッドの電圧を診てみたが特に問題は診られず次
いでgm、又はエミッションを診てみたが ECC81の片方が41/50、6BJ6:32/48、6AL5の片方が37/40、
ECC83が22-18/32 とMin.Val.を下回る物が数本診られた。 これ以外にもIFの離調が想像出来る。

6月27日  6BJ6の予備が無く6CB6で代用してみた。 特に変化は無く各真空管のカソードとg1の
電位を診てみた。 リミッターV5(6AU6)のg1の電位約+4.7Vが気になった。

回路を追ったところV5のg1のグリッド・リークR14(47KΩ)が見当たらない。

次いでIFTの調整に取り掛かったがIFT3 のコアが回せ無かった。 仕方なくこのIFT3 の中身を出
したのが下の画像でR14はここに在った。 

上の画像からは特に問題が無い様に見えるが、本来は下の画像の様に溝がハッキリしている。 以
前この機種の修理を試みた方が可也難航された為溝が擦り減ったと想われる。

IFTの調整を全て終え可也受信出来る様にはなったが、音声出力に可也の歪が診られた。 参った!

6月28日 改めてV5のg1に現れる電圧を診てみた。 この電圧は1MΩ(x2)で分圧されV3のg1にAVC
電圧として加えられている。 先日の4.74Vは何かの間違いだったのか今日のそれは-1.05Vだった。 
また93MHz程度の高い周波数では出力に歪が診られたが、近隣のFM横浜84.7MHzでは歪は殆ど感
じられなかった(どうも電界強度に依存する様だった)。 ディスクリの特性を診てみよう。

 

6月29日 何ともディスクリ周りの抵抗値が理論通りでは無かった。 仕方なく内部を診てみた。

驚いたことに問題の原因は2次側のコンデンサ68pFの片方で抵抗値が約50~60KΩ程度でフラ
フラしていた。 ラジオに対峙して60年となるがスチロール・フィルム コンデンサ(スチコン)の絶
縁不良と云うのは初めての経験となった。

セラミック・コンデンサに交換し動作を診てみたが状態は大きく変わり、歪も小音声レベルも一挙に
解決した。 通電時真空管が温まる前に出たノイズもこれが原因の様だった。 疲れた!

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コレクション
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