テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

スバル 360用 NEC, NT-88B ピクニック・ラジオ

2016-12-12 11:11:56 | Weblog

 今日お預かりしたのはNEC製のスバル360 用ピクニック・ラジオ NT-88B でマウンティング・ブ
ラケットや外部スピーカーも揃っている物だった。 動作確認はしておらず、またダイアル・ポイ
ンターが動かないとのお話だった。 この種のラジオの修理、改造に付きましてはこちらのホー
ムページ http://www2.odn.ne.jp/~cac55760/ からお問い合わせ下さい。

数ヶ月前にも姉妹機種を手掛けたが8石の高周波増幅付きモデル。 

早速シャーシを取り出そうと試みたが革ケースが若干縮んで仕舞ったのか何とも取り出せない。

無理をして革ケースを傷めては本末転倒なので注意を払いながら時間を掛け少しづつ取り出した。

時間が掛かったが何とか無事取り出した。

外部の12Vで先ず動作させてみた。 ボリュームやダイアル・ポインターには問題が診られたが
一応動作した。

次いでピクニック・ラジオとする場合の電池を確認した。 単三4本のホルダーが基板の下に在っ
た。 本体が出し難いとなると充電出来る電池を使った方が良いがその為の接続をどうするか?

先ずは劣化が可也進んでいる電解コンデンサの交換に取り掛かった。

全ての電解コンデンサの交換を終えたが今日は時間切れとなった。

12月13日 ダイアル・ポインターが動かない(滑って仕舞う)問題は上手く直った。 ダイアルを改め
て見てみると1958年から米国で販売するラジオに義務付けられたCDマークが見られた。

その後連続試験に取り掛かったが、音声出力が無くなることが有った。 どうも原因がハッキリしない
が、やがて電源ラインに問題が在りそうと判明した。 ところが参考用に添えて頂いた姉妹機種の回
路図には部品番号は記されていたが定数が全く記されておらず、回路を追うのが極端に困難だった。
回路図に在る部品と実際の部品を照合するのに可也の時間を要したが、電源のデカップリング用と
想われる抵抗に不具合が見付かり修正し、その後今のところ問題は出ていないが安心は出来ない。
他に直ったかと想われたダイアル・ポインターの問題が再度表面化した。 それとボリュームに接触
の問題が在り、音声の変化量が大きい。 同じ物が手に入るなら何の問題も無いが、困ったことにス
イッチは2系統が必要で、シャフトは他では見たことが無い3φのDカットの物なので先ず他の物では
置き換えられない。 イヤハヤ問題は多く可也難航することが想像出来る! 

12月14日 今日は何時もより1時間ほど早く仕事場に行き早速連続試験を開始した。 結局帰宅時
間まで約9時間場所を変えたりしながら連続運転を続けたが問題は全く診られなかった。

12月15日 今日は5年振りで運転免許の更新が有り新宿に出掛けた。 午後仕事場に着いてから
既に5時間程ランニングさせているが良好に動作している。 ただボリュームの問題はそのままなの
でご依頼主が出張から戻られたら相談してみよう。

12月16日 今朝も朝一で通電しランニングを開始したが、音量が徐々に増加することに気付いた。
特に大きな問題では無いが、原因はトランジスタだろうか?

12月17日 今朝も仕事場に着くなり電源を入れたが動作しなかった。 ガッカリ! 難航しそうだ。
夕方念の為に通電したところ良好に機能した。 この種の症状が一番修理し難い!

 

12月23日 偶に動作が不安定となる原因がハッキリしないがどうも電源ラインに在りそうに感じられ
た。 アレコレ考えているよりデカップリングの抵抗を換えてみようと朝部品屋さんに寄って来た。

上の260Ωがデカップリング用に使われていたので先ずはこれを交換した。 ついでに100μFを2個
使っていた部分を220μFに置き換えた。

交換後時間が経過してないが感じとしては安定に動作していた。 デカップリングは2段構えだった。

次いでダイアル・ポインター(選局機構)が滑る問題に取り掛かった。

しかしダイアル機構の動きがイマイチ良く分からない。 多分ツマミを回すと一番内側のシャフトが
回転し、バリコンに繋がっている大きなプーリーを回転させ、同じプーリーに巻かれた別の糸が真
ん中の少し外径の太いシャフトを回す。 そのシャフトと一体になっている外の大きなシャフトに巻
かれているダイアル・ポインター用の糸が動くと想像した。 多分メインのプーリーより移動量多し

途中まではスンナリことが運び動作は良好となったが外した(上の画像に見えている真鍮製の)板
を戻そうとしたが殆ど下が見えないプーリーの下に入れることになるのでイヤハヤ30分以上を要し
て仕舞った。 バリコンを固定しているアルミ板(1t?程)にタップが立ててあれば何の問題も無いの
だがアルミ板には馬鹿穴しか開いておらず、この真鍮板に立てられたタップでネジ止めすることに
なるのだがよっぽど瞬間接着剤で固定しようかとも想ったが何とかワックスを使って固定した。 ダ
イアル・ポインターの位置を微調整したところで時間切れとなった(何時もよりバスを遅らせたが)。

12月24日 昨日は短時間しかランニング出来なかったが今日は朝から帰宅時間まで約8時間ラン
ニングしてみたが極めて良好だった。 ダイアル機構に若干の不安は残るがこれで一応終わりと
させて頂こう。  試みに音量調整に急激な変化を避ける為のもう一つサブのボリュームをパラに
付けてみるか。 

12月25日 今朝仕事場に着いて昨日電源を切り忘れて帰ったことに気付いた。 サブ・ボリューム
を付け好感触を得たので組み込みを行った。 部品を探していた時にY字型の金具が見付った。

動作試験を行っていたTBS (954KHz) でのダイアル・ポインター位置。

12月28日 何時もの様に朝仕事場に着くなり電源を入れたが動作しない。 若干モーターボーディ
ングの様な症状も診られた。 何処に問題が有るのかとカバーを外してみたが電源回路に問題は
診られず、何事も無かった様に動作し出した。 唯一電池ホルダー部分に接触不良が診られたの
で車での12Vなら問題は起こり難いのかも知れないが、このまま暫く連続運転を続けてみよう。

12月29日 昨日はその後問題は診られ無かった。 今日は御依頼主が岐阜からの帰路お寄りに
なる予定なのでどうなるかと昼過ぎに仕事場に着き早速通電したが動作しない。 出来れば問題
を解決しお渡しいたいと早速内部を診てみた。 何と途中から電源回路が切れていた。  原因を
細かく診る余裕は無く、対処療法で電源ラインにジャンパーを一本加えたが想像では非常に細か
いミクロン単位のクラックがパターンの何処かに在る様だった。 これで全て良好になるとは断言
出来ないが大きな問題が一つ解決した。

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