アクリル竿

2011年03月02日 | わかさぎ道具

 「アクリル三角棒」を使って竿先を作ることにした。

P1060674 左が竹竿のもとになるかまぼこ形に切り出された青竹。一度焼きを入れてある。

 右が今回使う「アクリル三角棒」で、ホームセンターで購入したもの。

 長さ1mで74円。安い。これをざっくり4等分にする。

 断面の三角形の大きさは3mm(左辺)×3mm(右辺)×4mm(底辺)。

 手に持つとかなりペナペナした印象。

 この4mmの底辺部分を下に、三角形の頂点を削る。

 

 削り方は竹竿の時と同じで、折らない程度に慎重かつ大胆に削る。

P1060672 左が加工前の姿。おおよそ30分で右の姿になった。

 木工用ナイフと粗目のやすりで薄くなるまで削った後、細目のやすりをかける。

P1060661 竿先と電動リールをつなぐために、プラのスペーサーを使う。これもホームセンターで購入した。

 内径4mm、外径8mm、長さ20mmのパイプ形をしたスペーサーである。

 何個か入って200円とこれも安い。

P1060664 竿先の加工していない部分をスペーサーに入れ、スペーサーのエンド部分にプラ用木ネジ(タミヤのギアーボックスに付属のもの)を入れて締め上げる。

 竿先のアクリル棒を木ネジとスペーサーの内側でガッチリと挟み込むため、グラつきはない。結果、ボンド類は一切使わず。 

P1060666 鉛筆ケースに丁度入る大きさ。

 竿先のコネクター部分はこれにて完成。

P1060676 折れた竿先からガイドだけ回収して再利用する。

 ガイドとアクリル三角棒の接着は、ボンドを使う。

 瞬間接着剤だとどうも上手くいかない。アクリルの特性で溶剤でないと接着できないということなのか。

 悩んでも仕方ないところなので先に進む。

 ガイドをボンドで接着後は、補修糸を巻き、接着の強度を補強する。

P1060681 これが完成後の姿。

 おもりは、1号をつけてある。

 アクリルは、硬くて粘りのある素材なので竿先には向いていると思う反面、一般的に竿先の素材には使われておらず、現時点では善し悪しについては何ともコメントできない。

 水槽に使う素材なので水に対する耐性は高いはず。寒さに弱い(硬化する)のかもしれない。

 とにかく完成した。


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