「アクリル三角棒」を使って竿先を作ることにした。
左が竹竿のもとになるかまぼこ形に切り出された青竹。一度焼きを入れてある。
右が今回使う「アクリル三角棒」で、ホームセンターで購入したもの。
長さ1mで74円。安い。これをざっくり4等分にする。
断面の三角形の大きさは3mm(左辺)×3mm(右辺)×4mm(底辺)。
手に持つとかなりペナペナした印象。
この4mmの底辺部分を下に、三角形の頂点を削る。
削り方は竹竿の時と同じで、折らない程度に慎重かつ大胆に削る。
木工用ナイフと粗目のやすりで薄くなるまで削った後、細目のやすりをかける。
竿先と電動リールをつなぐために、プラのスペーサーを使う。これもホームセンターで購入した。
内径4mm、外径8mm、長さ20mmのパイプ形をしたスペーサーである。
何個か入って200円とこれも安い。
竿先の加工していない部分をスペーサーに入れ、スペーサーのエンド部分にプラ用木ネジ(タミヤのギアーボックスに付属のもの)を入れて締め上げる。
竿先のアクリル棒を木ネジとスペーサーの内側でガッチリと挟み込むため、グラつきはない。結果、ボンド類は一切使わず。
竿先のコネクター部分はこれにて完成。
ガイドとアクリル三角棒の接着は、ボンドを使う。
瞬間接着剤だとどうも上手くいかない。アクリルの特性で溶剤でないと接着できないということなのか。
悩んでも仕方ないところなので先に進む。
ガイドをボンドで接着後は、補修糸を巻き、接着の強度を補強する。
おもりは、1号をつけてある。
アクリルは、硬くて粘りのある素材なので竿先には向いていると思う反面、一般的に竿先の素材には使われておらず、現時点では善し悪しについては何ともコメントできない。
水槽に使う素材なので水に対する耐性は高いはず。寒さに弱い(硬化する)のかもしれない。
とにかく完成した。