Land Rose Scotties

スコッチ日記

2016-10-24

2016年10月24日 | 日記

ドッグショーにおいてのアメリカとイギリスを代表する名犬の話。

------- アメリカ編 ------

1984年のモンゴメリー展と1985年のウエストミンスター展でベストインショーを獲得したAM.CHブレバーンズ・クローズ・エイカウンター(メス)について書きます。彼女の血統構成はAM.CHバーデン・ボビーダズラー(4×4.3)、AM.Eng.CHバーデン・ビンゴ(4.5×5.4)、AM.Eng.CH バーデン・ボーイブルー(5×4.6.6.5)のスリーバーデンのクロスによって誕生した名犬です。彼女の賞歴は特異的な数字でベストオブブリード371回、グループ1st340回、ベストインショー214回でした。この214回という記録は、1995年ワイヤーフォックステリアのAM.CHレジストリース・ロンサム・ドウブに破られるまで全米全犬種のナンバーワンの記録でした。残念ながら、彼女は子供を残せませんでしたが、姉妹のAM.CHブレバーンズ・トピックスオブサンドレッグスAM.CHサンドレッグス・セカンドエデウィションの母となり、現在に血統を継続させることができています。

 

------- イギリス編 -------

その犬名は、Eng.Chヘザー・リアリゼーション(オス)です。彼は1934年生まれで1937年11月27日に亡くなるまでの3年余りの間に実に43枚のC.Cカードを獲得し、英国の全犬種展において16回のベストインショーを獲得しました。C.Cカードの記録は1984年にEng.Chメイソン・モノポリーに破られました。しかし、16回のベストインショーの記録はいまだに英国では破られていません。彼のC.Cカードの記録を破ったモノポリーは7年余りのショー生活でベストインショーは1回。C.Cカードのスコッチの最多51C.Cの記録を持つEng.Chワイルダーミスト・クララも7年余りのショー生活でベストインショー6回でした。16回がいかにすごいことかが分かります。彼のすごさは1歳を過ぎたときにケネルクラブ展においてベストインショーを獲得したことです。当時、英国のケネルクラブが主催する最高のショーがケネルクラブ展でした。もちろん、現在英国の最高のショーと言えばクラフト展ですが、クラフトのベストインショーが始まったのは1928年からで、2回目の1929年には、スコッチテリアのEng.Chヘザー・ネセシティーが獲得しました。ネセシティーリアリゼーションの祖父にあたります。名犬は名犬から生まれるということの代表的な例です。

 

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ハートが自宅に帰って行きました。これでお預かり犬が居なくなり、ほっと一安心しております。

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