ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

「介護難民」が10年後には43万人になる 中

2017-04-26 05:56:49 | エッセー
 ☆ もしも死を選択できたとしたら   27:6;12日
 これは私が日頃から考えていることだが、ある程度の高齢にになったら、「十分人生を楽しんだから
もうこの世にお別れしたい」とか、「この病気はいくら治療しても治らないし、このまま生きているの
は辛いから、もう生きていたくない」などと思ったら、自分で申告して、自由に死ねるような法律は
できないものだろうか? 神の倫理に反するし、「そんなことなどとんでもない!」と、お叱りを受け
そうだし、おそらく不可能だとは思うが。でも、こんな高齢者達が経済をひっ迫状態にしているのだと
したら、「無きにしも非ず」ではなかろうか?
 
 私はいたって健康だが、夫の介護がなかったら「もう十分人生を楽しんだのでこの世にまったく未練
がないし、すぐにでもさよならしても良い」と、何年も前から思っている。
 それに、またきっと生まれ変われると信じているし、次の世もまた面白そうだし・・
高齢者の中には、私と同じような考え方をしている人も、結構いるのだと知って頂きたいのも
ホンネだ。でも生かされている限りは、誰にも迷惑をかけたくないが、それは誰でも思うのがごく一般
常識だと思う。これは私自身が体験したことだが、何年か寝たきりで、それを長年介護している親孝行と
評判だと言われている人がいた。ところが、もう間もなく亡くなると、医師告げられると、何だかいそ
いそして、そのための準備をしていたからだ。

 当人はまったく気がつかないだろうが、他人から見ると明らかだったが、でも長年十分介護をしたので
心残りはないのだろうが、内心「ホッと」したのが無意識に態度に出たのだと感じたが、これも
また真実なのだろう。私はその時すごく感じた。もしも子供達に「もういい加減逝って欲しいな」
と思われたとしたら、どんなに辛く淋しいだろうと・・・
 だから、子供達に介護をされるのは、最低限の期間にしたいと絶えず思っている。
また、たとえ病気になっても、体を動かせるような状態でいたいから、そのためにも毎日運動を
欠かせない。ある程度自分のことができる状態をキープするため、よほどの自己管理が必要だ。
 「介護難民」が10年後には43万人になるそうだが、そうはなりたくないのが本音だから。

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