ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

心の中のキャンバスに色を塗って

2017-11-19 03:59:54 | エッセー
 真夜中の二時、夢を見て目が覚めた。色々な事が頭の中に次々と浮かんでくる。
いくら目を閉じても眠れそうもない、このまま起きてしまうと絶対眠れないと
じっとしていたら、夫がまたしゃべっている。とても寝言は思えないほど、ハッキリ
した会話だ。すると「今の私の気持ちを心の中のキャンバスで色で表現しよう」と
ふと思った。まっ白な大きなキャンバス、愛や幸せは絶対にピンク、癒しは柔らかい
グリーン、夢はバイオレット、明るさ、無邪気さはイエロー、そしてエネルギーは
光のような黄色、悲しみはブルーに茶色を混ぜてなどと塗っていたら・・・

 私の自己コントロールは、欺瞞ではないかと思った。幸せ、運が良くて、健康で
などなど、できるだけネガティブな面は見ないようにしている、そんな自分がたまら
なく健気になった。プロだからこそ抑えている激しい感情は、諦観と言う形で蓋を
した・・・すると何故か突然、パリのマルモッタン美術館で、楕円形の広いモネの
部屋の真ん中の椅子にたった一人で座って、モネの絵に囲まれた至福感を思い出した。
 ことに印象的だったのが、黄色の大きな太陽か月か覚えていないが、私の目の前に
あった。あんな素敵な体験は二度とできないだろう。
 これが私の特徴かもしれないが、メランコリックな気分の時は、必ず突然楽しい
思い出、それもビビッドなカラーで思い出す。続けてオランダの
「キューケンコフ公園」カナダビクトリ島「ブチャードガーデン」
パリジベルニーの「モネの庭園」美しい花々をありありとイメージできた。
 ブチャードガーデン、モネの花園は二度行ったけど、もう一度行きたい
のはチューリップの「キューケンコフ公園」だ。
 
 今4時8分、でもこんな感情をリアルタイムで表現できるのは、何と有難いこと
だろう。それにしても・・・もっと心が年をとりたい!
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