ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

将軍塚の青龍殿

2014-11-17 00:50:14 | 建物(京大以外の京都府の)
ここ1年程の間、東山のなだらかな稜線の上に1箇所だけ建設中の建物らしきものが突き出ていて、何だろうと不思議に思っていたのですが、将軍塚青龍殿が建設されていたのでした。



1914(大正3)年に大正天皇の即位を記念して京都市内北野天満宮前に建立された総ヒノキ造りの「大日本武徳会京都支部道場」で、あやうく壊されそうになっていたのを青蓮院が買い取り、東山山上の将軍塚に移築再建したものです。
2014年10月に落慶し、中に青蓮院から移された国宝青不動が特別公開されています。

公開日:10月8日~12月23日
拝観時間は9:00~21:30(受付は21:00まで)で、17:00~21:30は夜間ライトアップされています。
拝観料:1,000円(青蓮院門跡との共通券は1,300円、夜間ライトアップは1,500円)

将軍塚に登るには蹴上三条通りから坂道をドライブしなければなりませんが、この期間だけ東山神宮道の青蓮院門跡から30分毎に片道100円のシャトルバスが運行されています。











内部は道場の時のまま、中央に広い板敷空間があり、周りを一段高くなった畳が取り巻いている造りになっています。





高い位置に明りとりの窓があります。





堂々とした木造建築です。




青龍殿の裏側に突き出している部分が増築され、そこに青不動が安置されています。
その外側に広い舞台があって、はるかに京都市街や比叡山他の山々を見渡すことができます。



吉田山と金戒光明寺あたり。




鴨川三角州も見えます。中央の緑が下鴨神社の森です。





青龍殿の横に将軍塚があります。
桓武天皇がこの山上から眺めて、都の場所にふさわしいと決め、都の鎮護のために高さ2.5m程の将軍像を土で作り、甲冑を着せ、鉄の弓矢・太刀を持たせ塚に埋めさせたので、この地を「将軍塚」と呼ぶようになったということです。




将軍塚の横を通って行くと、昔からある展望台もあり、そこからも青龍殿と新たに作られた日本庭園が見えます。




11月16日、山の下の方より少し早く紅葉が進んでいました。


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