ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

111228:思い切って懸案の御輿来(おこしき)海岸へ撮影に出かける!

2011年12月28日 | 趣味と交遊

 前夜、忘年会で4人で焼酎1升ビンをからにしてしまい、今朝がた少々頭も胃も重いなかでコーヒー、トーストの朝食をとっていたら、写真道の先輩から前々から、一度は行こうと話していた宇土の御輿来海岸へ撮影に行きましょうと誘いがあった。なんせ体調がすぐれなかったので即答はせず、あとで電話しますといってとりあえず電話を切った。息子が帰郷しており、妻の予定も確認しようと思っていたので即答を保留したのだが、それを聞いていた妻が「あなたはいつもそう。いざとなるとなんやかや理由をつけて決断、実行しない」ときめつけられた。まあ今年の夏も山鹿灯篭祭りのバスツアーを申し込んでおきながら、天候悪化見込みからキャンセルして結局、撮り損ねた。まあ、妻からそう言われても仕方ないかなと思い、先輩に行きましょうと折り返し返事。
 不思議なもので決めてしまうといつものやるべきことを、つぎつぎこなしてゆくと頭が重かったのもなんとなく忘れてしまった。

 約束の13時におちあい、先輩の車に同乗させてもらう。はじめてゆく場所故、少々まよったが、九州自動車道、松橋インターをおりて宇土方面へ。天草街道を本渡方面にむかって進む。住所から言えば宇土市下網田(おうだ)町で網田の周辺5キロくらいの海岸線をおこしき海岸と言う。この海岸は4世紀ごろ、景行天皇が九州遠征時にその干潟模様の美しさに感嘆して乗っていた御輿をとめられた故事にちなんで御輿来海岸となったとのこと。干満の差が激しい有明海島原湾の景勝地になっており、日本百渚に指定されている。

たまたま27、28日当たりが天気もよく、潮もよくひき、雲仙普賢岳をバックにして夕日にくっきり干潟の紋様がみれるということで急遽、はせ参じたというわけ。地元の人に道をききながら撮影ポイントにむかう。網田中学と案内表示のあるところを右折して大栄稲荷神社方面へ細い道を登ってゆくとやがて展望台につく。すでにアマチュアカメラマンが十数名、三脚をたてて、待機している。天気がよく太陽がしっかりでているがどのあたりに落ちるかわからない。有る程度想定しながら三脚をたて、300ミリ望遠をセット。しっかり防寒体制を組んで日の入りを待つ。関西や東京あたりからきたおばさん連中がぺちゃくちゃしゃべりながら、露出補正がどうだこうだと撮影ツアーの講師らしき人をつかまえて話している。要するにわざわざ来るぐらいの撮影スポットのなっているということだ。

 夕日が沈み始める。予測していたより左サイドにおちそう。絞りはF11にして絞り優先で露出補正をマイナス1.5~プラス1くらいにしていろいろ試してみる。ホワイトバランスも最初は太陽光にしていたが曇りに変えてたりして試写。夕日の赤みや干潟の陰影が微妙に違ってくる。時間とともに干潟の色合いが違ったり、道路を行きかう車のヘッドライトが海に写りこんだり、三日月を広角で写しこんだりいろいろ撮影が楽しめた。ざっと110ショットくらい撮影。しんしんと冷え込んできたので18時過ぎ撮影を終了。かえり北熊本SAでたべた熊本ラーメンはうまかった。

 しかし、よくぞ先輩、電話してくださいました。ありがとうと大感謝。なんでもやってみるべきだ。まあ女房が叱咤してくれたおかげかもしれないね。左ひじを骨折して今日で27日目、腕も少しずつ動くようになったようだが早く感治してください。おみやげにカラシレンコンとバサシ。宇土名物の小袖餅は残念ながらSAでは売っていなかった。
コメント
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