○方法俳句0328・数詞効果019・大町桂月01・2017-04-27(木)
○「鴬や十戸の村の能舞台」(大町桂月01)
○季語(鴬・春) 「うぐひすやじゅっこのむらののうぶたい」(→「能に関係したことを詠んだ俳句」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「十個ほどの規模の小さな村」という意味であろう。このような数詞の提示の効果は、俳句では枚挙にいとまがない。
●大町桂月(おうまちけいげつ)(1869~1925)
○好きな一句「日本の富士にまずさす初日哉」02
○季語(初日・新年) 「にっぽんのふじにまずさすはつひかな」(→「十和田地区にのこる桂月揮毫の掛け軸」より引用)
【Profile】:高知県出身。詩人・随筆家・評論家。『文芸倶楽部』『太陽』などに随筆を書き美文家として知られた。晩年は旅を愛し、遠く朝鮮・満州に赴き、和漢混在の独特な美文で書かれた紀行文は広く読まれた。