俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■次元俳句542「今朝秋の折鶴どこも尖りゐし」(中村祐子)

2021-08-06 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句542・尖る(空間)2・中村祐子01・2021-08-06(金)
○「今朝秋の折鶴どこも尖りゐし」(中村祐子01)
○季語(今朝秋・初秋)(「俳句界201303別冊「平成名句大鑑」」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえすせそてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:折鶴再発見の句である。頭も嘴も、両翼も足も、胴も尻尾も折鶴のどこかしこも尖っていないところはない。76年目の広島忌。明日は「立秋」。


中村祐子(なかむらゆうこ)
○好きな一句「水馬ちりちり散つて水の張り」02
○季語(水馬・三夏)(引用同上)

【Profile】:1935年旧朝鮮黄海道生まれ。戦後福岡へ帰国。→今村俊三の「桃滴舎」同人。「琅玕」「」同人。1992年「桃子集」創刊代表。福岡俳句文学協会県知事賞、福岡市文学賞。

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