切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

8月6日の映画。

2016-08-06 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
去年の記事が『ヒロシマ・モナ・ムール』。NHK‐BSでは『黒い雨』を放送してました。わたしは以前も紹介したけど、吉永小百合&渡哲也のこの映画を紹介しようと思います。

吉永小百合と原爆との関わりの最初になっている映画が『愛と死の記録』なんですが、似たようなタイトルの映画で大ヒットになった『愛と死をみつめて』と勘違いしている人がいたりするんですよね。

『愛と死を見つめて』は浜田光夫と吉永小百合のコンビの作品で、吉永が病気で死んじゃうヒロインの役なんだけど、『愛と死の記録』は渡哲也の役の方が、原爆の後遺症に苦しむんですよね。そういえば、中尾彬も出てたな。

監督は『憎いあンちくしょう』なんかの蔵原惟繕なんだけど、カメラがいつもの間宮義雄じゃなくて、今村昌平監督の『にっぽん昆虫記』なんかで有名な姫田真佐久だということもあり、わりとドキュメンタリーっぽいルックのモノクロ画面になっているんですよね。

で、考えてみれば、『ヒロシマ・モナ・ムール』も、『黒い雨』も、『愛と死の記録』も、新藤兼人の『原爆の子』もモノクロ映画なんですよね。これはモノクロ画像の持つドキュメンタリー感がこの題材にあっているせいなのか、それともこの題材をカラーで直視することの辛さを象徴しているのか・・・。

でも、考えてみれば、わたしのなかの最初の原爆の記憶も漫画『はだしのゲン』のあのモノクロのぺンタッチでしたから、原爆の記憶って、日本人にとってはモノクロイメージ強いのかな~。でも、ぼちぼち更新させるべきかもしれないですね~。フクシマも現在進行形であるわけだから・・・。

ま、今日はこんなところで・・・。


愛と死の記録 [DVD]
クリエーター情報なし
日活


二十四時間の情事(ヒロシマ・モナムール)Blu-ray
クリエーター情報なし
IVC,Ltd.(VC)(D)


黒い雨 デジタルニューマスター版 [DVD]
クリエーター情報なし
東北新社


原爆の子 [DVD]
クリエーター情報なし
角川書店
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本日、歌舞伎座(夜の部)の... | トップ | 歌舞伎座・納涼歌舞伎(第一... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカの夜(映画日記)」カテゴリの最新記事