おにかさごとその仲間たち

ヴィニ・ラコントでお出ししているお料理やワインのご紹介&スタッフのひとりごと

MASIアパッシメントセミナー

2012-11-26 22:19:00 | masaのひとりごと

こんにちわ、masaです。

先日、国際会議場で開催されたMASI社のアパッシメントセミナーに参加して来ました。



アパッシメントとは、アロマや味わいを濃密にするための製法です。

陰干しをしてブドウを乾燥させる方法であり、ヴェネトにおける伝統的な製法だそうです。

MASI社では、竹製の棚を使用して乾燥させているそうです。

なぜ竹製の棚なのかと言うと、普通の木の棚だとブドウからでる水分で濡れてしまい有害なカビが発生してしまうそうです。
しかし竹製なら、濡れずにしっかり乾燥してくれるそうです。

この製法による効果を簡単に紹介します。

・重量の減少(平均30%~40%)

・色、糖度、アロマ、タンニンの凝縮

・特定のブドウにおける貴腐菌の付着。ボトリティス菌はグリセリンをもたらし、その効果により滑らかさを生む。

・より複雑なアロマへの発展



この日は、白1種、赤3種の試飲をさせて頂きました。

どのワインもアパッシメント製法の効果が感じられる造りになっていました。



赤の「ヴァルポリチェッラ・クラシコ」「カンポフィオリン」「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ」

この3種類は、コルヴィーナ70%、ロンディネッラ25%、モリナーラ5%とすべて同じだったのですが、

アパッシメント製法による乾燥の期間が異なっていて、それぞれ違う味わいが出でいました。

1種類づつではなく、このように飲み比べをすることですごい勉強になりました。


まだまだ、自分の知らないことがあり、知識が増えていくのが楽しく感じます。

これからもいろいろなことを見たり感じたりして、サービスに活かせるようになっていきたいですね=w=


PS.ブログを書いていて思うのですが、最後の方がいつもつめが甘くなってるなーと感じます。

記事を書くのもうまくなりたいですね(笑)


とやまイタリアフェスタ2012

2012-11-22 02:40:13 | 掲示板
イタリアでワインづくりがはじまって三千年。
イタリア貿易振興会を中心に、イタリアワインにまつわるイベントが日本の各地で開催されています。



その一環として、富山でもイタリアワインのイベントが開かれます。
とやまクッチーナイタリアーノ実行委員会が主催する 『とやまイタリアフェスタ2012』です。



富山の有名イタリアンが多数出店。
地元の食材を使った新鮮で美味しいイタリア料理がいただけます。

イタリア全20州のワインが楽しめるワインブースもご用意。
グラスでワインを楽しむことができます。

24日12:00~は、イタリア・ヴェネト州を代表するアマローネの名門ワイナリー、マァジ(MASI)社の7代目アレッサンドラ・ボスカイーニ氏と、ワインスペシャリストでもあり料理研究家としても活躍されている沢樹舞氏とトークショーもあります。
ワインを愛する女性お二人による、ワインへの情熱たぎる想いがお聞きできるのではないかと期待しています

24日16:45~コルサ・デル・カメリエーレ(ギャルソン・レース)が富山初登場。
富山のカメリエーレたちがワインを乗せたトレーを片手にリレーを繰り広げます。
デュエさんvsワイニスタさんvsベオーネさんvsラ・クッチーナさんvsヴィニ・ラコント…
これまで見たことのないような、おもしろい争いになると思います。(笑)
皆様の応援をお待ちしております!!

ワインにお料理に、盛りだくさんの内容♪
今週末はグランドプラザでイタリア~ンな休日をお過ごしください

さて、本格的にワインを学びたい方にお知らせを。
24日14:00~富山国際会議場にて、アレッサンドラ・ボスカイーニ氏によるワインセミナーが行われます。
MASI社が得意とする伝統的なワイン醸造方法であるアパッシメント(陰干し製法)についてテイスティングもあっての講義です。
ご興味のある方、ぜひいかがでしょうか?
参加ご希望の方は、Vini Racconto(076-432-0995)までどうぞ

晩秋のグラスワイン

2012-11-19 19:57:22 | ワイン
街路樹の紅葉が見頃を迎えています。
赤に黄にと競い合うように木々の葉が色づく様子はたいへん美しいですね。

グラスワインのリストを変更しましたので、お知らせします。

今回は白ワインはすべて単一品種のもの。
赤ワインはフランスv.s.イタリアという内容。

深まりゆく秋の夜に、品種の違い、国の違いをゆっくりと味わってみてくださいませ♪


*** 晩秋のグラスワイン ***

【 シャンパーニュ CHAMPAGNE 】

・ ボーモン・デ・クレイエール Beaumont des Crayères ¥900
  洋ナシやトーストの香り、優雅で柔らかな泡、柑橘のすっきりした味わい。
 (フランス/シャンパーニュ) BOTTLE¥6000


【 白ワイン BIANCO 】

・ クロ・ド・ラ・ペリエール Bourgogne Chardonnay Clos de la Perrière 2010 Louis Max ¥750
  辛口。フレッシュで清楚な味わい。柔らかい果実香と樽香がバランスよい。
 (フランス/ブルゴーニュ)  BOTTLE¥3800

・ グレイス甲州  Grace Koshu 2010 GRACE WINE ¥750
   辛口。だいだいの皮のような香りときれいな果実味が魅力。
 (日本/山梨) BOTTLE¥4000

・ セッラ・フィオレーゼ Serra Fiorese Verdicchio dei Castelli di Jesi 2007 Garofoli ¥800
   辛口。バニラの香りと熟成によるやわらかな口当たり。ふくよかな果実味。
  (イタリア/マルケ) BOTTLE¥4200

・ ピースポーター ゴルトトロップヒェン Piesporter Goldtröphchen 2011 ¥800
  甘口。果実の甘みが十分あるものの、清らかな酸と旨味がバックボーンにある。
  (ドイツ/モーゼル)  BOTTLE¥4500
       
  ・ マルグリット Pouilly Fumé Marguerite 2010 Alexandre Bain ¥900
   辛口。花の蜜のような香りと熟成香がふくよかに広がる。果実の酸と甘味が絶妙。
   (フランス/ロワール) BOTTLE¥5200




   
【 赤ワイン ROSSO 】

 ・ ボージョレ・ヌーヴォー Beaujolais Nouveau 2011 Lou Dumont ¥800
   軽め。仲田晃司氏が70年以上の樹齢のガメイより想いを込めて造っている。
   (フランス/ブルゴーニュ) BOTTLE¥4500
     
 ・ ラ・ヴィニェ Bourgogne La Vignee 2010 Bouchard pere et Fils ¥800
   軽め。赤系果実のチャーミングな香りとミネラル感。優しいふくらみを感じる。
  (フランス/ブルゴーニュ) BOTTLE¥4000

・ セッラ・デッレ・チャヴォーレ Serra delle Ciavore 2010 Tenute Ferrocinto ¥800
   やや重め。芳醇な果実味とカカオなど香り。優しい酸が全体をまとめている。
  (イタリア/カラブリア) BOTTLE¥4300

・ ねいろ  “Neiro” 2004 Château de Cugat ¥850
  やや重め。メルロが多めでフルーティー。酸と渋味のバランスもよし。
  (フランス/ボルドー) BOTTLE¥4600
     
・ オロ  Brolo Campofiorin ORO 2008 MASI ¥1000
   重め。カシスやヴァニラなどの甘い香りが重層的に現れ、複雑な旨み。
   (イタリア/ヴェネト) BOTTLE¥5500

・ バローロ Barolo 2007 Terre del Barolo ¥1200
   重め。ガーネット色に輝き、風味豊かで力強く、すみれのような香り。
   (イタリア/ピエモンテ) BOTTLE¥6500



ヌーヴォー2012解禁

2012-11-15 23:02:01 | ワイン
本日、ボジョレー・ヌーヴォーが解禁しました。
参考までに、スタッフのテイスティング・コメントを記させていただきます



(写真左から…)

* ルー・デュモン
  ボジョレー・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ・デュ・プリュ・デュ・スワサンディザン

  フレッシュな酸とほどよいボリューム感。
  梅っぽい酸味。ラズベリーのジュース。黒スグリをかじったときのような渋み。

* フィリップ・パカレ
  ボジョレー ヴァン・ド・プリムール

  フローラルな香り。きれいな酸をしっかり感じる。
  酸味のあるさくらんぼ。青いストロベリー。

* マルセル・ラピエール
  ボジョレー・ヌーヴォー シャトー・カンボン

  黒っぽい果実をやや感じる。苦みと後味にやや渋み。
  5種類のなかで最も赤ワインらしい。

* ジョルジュ・デコンブ
  ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー

  甘みとやわらかな酸。粘土質を感じさせるような香り。
  若々しい青味。

* フレデリック・コサール=シャソルネイ
  ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール "ラ・パン"

  フレッシュのプラム。果実の甘みと果皮の渋み。
  凝縮感ある味わい。

やはり造り手によって色、香り、味わい、それぞれ違いますね!
ご興味のある方は、ぜひ飲み比べをしてみると面白いと思います。
本数に限りがございますので、終了の際はご了承くださいませ。

ワイン会に向けての勉強会。

2012-11-14 17:43:34 | ワイン会
今回もmasaから面白いコメントが出てきました。

「苦みのある果実味~わさび菜のような後味」

「口当たりはやさしいが後味にスパイス感」

「焼き鳥のタレの香りと獣臭」

ルーキーとは思えない的を得た発言、ナイスです!!

さて、それぞれのコメントはどのワインについて述べたものでしょうか?

11/28のワイン会、どうぞお楽しみに♪(^^)