誓球の空 to the victory

目指せ甲子園、願いは一つ全国制覇
頑張れ創価

2008年 春季東京都高校野球大会 2回戦

2008年04月06日 | 誓球の空 2008 

2008年04月06日(日) 09:56‐12:10 晴れ 微風 多摩市一本杉球場

       1  2  3   4  5  6   7  8  9    計
都立調布南  3  0  0   0  0  0   0  0  0  =  3
創価     0  3  0   0  0  3   0  0  X  =  6
[ 投 手 ] 山崎(0.2/3)-高橋(8.1/3)
[ 本塁打 ]
[ 三塁打 ] 横内(1回)
[ 二塁打 ] 川上(2回) 横内(6回)

1(遊)永井�2()横内3(左)馬場�→(8裏/打)山水�→(9表/左)近藤�
4(中)大島5番(三)下山田�、6(一)佐野�7(右)川上�
8(捕)高山�、9(投)山�→(1表/投)高橋�


一本杉球場の外野芝生席の奥には、レフトから右中間にかけて桜が満開
あいにく外野席は開放されてないので、
ビール片手にお花見しながら野球観戦と洒落込むわけにはいかなかったが、
おそらく外野席は、そよ風に吹かれた花びらがパラパラと舞っていたことだろう。

春季大会は今日から2回戦、対戦相手は都立調布南高校
都立と言って侮ることなかれ、注目の左腕高野投手がいる。
ストレートは130キロ台の前半のように見えたが、
勝負どころのボールは、ズバッとコーナーいっぱいを強気で攻めてくる。
変化球の落差も十分だが、細かい制球がもう一つで球数が多くなるのが難点だろう。

味方の失策にくさる事もなく、淡々と自分のピッチングに徹している。
高野投手の調子次第では、今夏の台風の目となる可能性を感じた。

一方、創価の先発は1回戦に続いて期待の2年生山
186センチと恵まれた体格から角度のあるボールでぐいぐい攻めるが、
今日は走者を背負って突如制球を乱してしまった。
二死1塁から連続三つの四球で1失点、この間の三人にストライクは二つ
バットスイングは一つもないからバックは何も出来ない。

1失点した後は、7番打者を2球でツーストライクと追い込んだが、
真ん中にしか投げられないプレッシャーからか、
ファールで粘られた後、軽く合わせられた打球はセンター前へのポテンヒット
完全に一人相撲を取ってしまい、あっという間の3失点だった。

好投手高野を意識すれば、もう点はやれない。
ベンチは躊躇なくリリーフに高橋をマウンドへ送った。
高橋は、二死12塁の厳しい場面だったが、
サードへのイージーゴロで切ってとり、なんとかこれ以上の失点は防いだ。

その裏、創価打線も反撃
2番横内がセンターオーバーの三塁打を放つが、
クリーンナップのバットは空回り、重苦しい展開で試合は始まった。
しかし、山をリリーフした高橋が2回表を簡単に三者凡退で切って取ると
いとも簡単に同点となるのだから高校野球は分からないし面白い。

一死から7番川上が高野のストレートを巧くミートして右中間へ二塁打
8番高山の当りはセカンド正面のゴロだったが、
相手セカンドが大きくはじく間にまず1点、

さらに9番高橋の時、気落ちした高野に暴投が出て一死2塁
高橋はボテボテのサードゴロだったが、焦ったサードがお手玉してファンブル

本来なら2塁走者は走らない場面だが、
当りが緩く、勢いよくダッシュしたので2塁走者高山が思いっきりよく三進
高山の走塁が視界に入ったのだろう、大事な場面で慌ててしまった。
際どい走塁だったが、結果的には高山の好走塁がチャンスを広げた。

打順は1番に戻って永井、
第一打席で、1球も振らず見逃し三振に倒れた鬱憤を軽く一蹴
高野のストレートを痛烈にセンター前にはじき返して2点目
続く横内は倒れたが、3番馬場と4番大島が粘って四球で歩き1点、
早々と2回で好投手を捉え同点に追いついた。

お互いに守りきれないミスで点が入った後は得てしてゲームが落ち着く。
3回4回5回は、四死球で走者が出た以外は快音も止まってしまった。

次にゲームが動いたのは6回裏
ここも口火を切ったのは7番川上、痛烈なゴロでサードを強襲するヒットで出ると
続く高山の犠打が内野安打となって無死12塁、

高橋が手堅く送って一死23塁から、永井はストレートに詰まったが
ライト前に際どく落ちるラッキーヒット、ようやく1点勝ち越した。

さらに永井が走って一死23塁、
続く横内は、高野のストレートを巧くおっつけライト線へ落とす二塁打を放ち2点
これはナイス、技ありのナイスヒット

さらに一死2塁で押せ押せの場面だったが、
3番馬場とのエンドランが失敗して横内は盗塁アウト
形の上では、もう少しじっくりと攻めたかったと結果論だが
勢いのある時は、嵩にかかって攻めるのが勝負の鉄則
結果が失敗だっただけのこと

それにしても、高橋のピッチングはナイスの一言
8回に2本ヒットを打たれたが、許した安打はその2本
それも始めの二塁への内野安打は、本当に際どいタイミング
自分の目からはアウトに見えたぐらいである。

次の打者にはレフト前にクリーンヒットされたが、
内野安打がアウトなら、ゲッツーポジションじゃないのでショート永井の正面

ほぼ完璧だった高橋が、唯一ヒャッとしたのは
8回無死12塁から迎えた、投手で4番を打つ高野と対戦した場面

意識が強すぎスリーボールとなったが、
ここは歩かせられない場面、意地で投げた渾身のストレートは真ん中に・・・
相手もさすが、ものの見事に捉えて快音が糸を引いたが
予め深めに守ってたライト川上が背走してランニングキャッチ

タッチアップされ一死13塁となったが、次の打者をキッチリとショートゴロ併殺
今日の高橋のピンチは、あの場面だけだった。

3回までに1時間もかかって、3時間ゲームかと思われたが
終わってみれば2時間14分
一人相撲で失点を許したが、同じように失策がらみで同点
算盤で言うならば、3回表からご和算で願いましては・・・ で仕切りなおし

結果的に6回の集中打で勝ち越したものの、
注文付けるとすれば、1回7回8回と三度も3塁まで進めているだけに
もう一つ貪欲な粘りがほしい。

次の相手は強敵日大三だが、相手もここまでもたつきつつの勝ちあがりだけに
ミスをしたほうが負け、厳しい凌ぎあいとなりそうだ。


1 表
/調布 遊ゴ、中安、中飛、四球、四球、四球1点、中安2点、三ゴ
  裏/創価 三振、中三、左飛、四球、三振

2
/調布 遊ゴ、二ゴ、左飛
  裏/
創価 投ゴ、右ニ、二ゴ失1点、三ゴ失、中安1点、一ゴ、四球、四球1点、三振

3
/調布 遊ゴ、中飛、一飛

 
/創価 三ゴ、三振、三振

4
/調布 左飛、三振、死球、死球、中飛
  裏/創価 一ゴ、中飛、三振

5
/調布 遊ゴ、三ゴ、二ゴ
  裏/創価 三振、三振、四球、遊ゴ

6
/調布 二ゴ、遊ゴ、二直
  裏/創価 三安、一安、犠打、右安1点、盗塁、右二2点、盗塁死、三振

7
/調布 三ゴ、遊ゴ、二ゴ
  裏/創価 三振、左安、三振、右安、左飛

8
/調布 二安、左安、右飛、遊ゴ併殺
  裏/創価 三ゴ、左安、三安、投ゴ、一ゴ

9
/調布 三直、三振、四球、投ゴ、試合終了

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2008年 春季東京都高校野球大... | トップ | 2008年 春季東京都高校野球大... »
最新の画像もっと見る

誓球の空 2008 」カテゴリの最新記事