また空を飛びたい

事故で飛べなくなったけれども空の世界をあきらめられないで復帰を目指す元フライヤーの日記

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リハビリの常識?

2008-09-29 10:17:53 | リハビリ
先日、リハビリの先生と話をしていたときに、リハビリの先生になるための国家試験の過去の問題および解答集というのがあるらしいのですが、その中では、C5脊椎損傷患者は、スプリングバランサー等の補助器を使っても、自分で食事ができない。そして、車いすをこぐことはできない。となっているそうです。もちろん神経切断状況からそれらの動作をするための筋肉が動かないから、そういう解答になっているため、理論的には正しいのですが、現実には、私のように、自分で車いすを漕ぎ、自分で食事をして、歯磨きをするという実例があるわけで、時々、学生さんが実施訓練にきて、私を見た場合は、国家試験で悩んでしまうのではないかと心配です。
確かに、この段階になるまでには、2年から3年かかっています。そして、おそらく、最初の病院で左肩を痛めることがなければ、もっと早くできていたはずです。しかし、今の厚生労働省のリハビリの180日以後の日数制限を1般的に同じような脊椎損傷患者に適用した場合には、おそらく最初の180日では、まだ、体温の変動も激しく、それに伴い起立性低血圧が頻繁に起こり安定しないため、当然、リハビリも思うように進まないと考えられるため、その時期にはリハビリによる改善効果を見いだすことは、私の経験では難しいと考えられます。せめて360日あれば、ある程度のリハビリの効果が見えて来るようになり、それからはどんどん、リハビリの必要性は明らかになってくると思います。ですから、国家試験を作成する世間的には偉い先生方も、厚生省のそういう制限日数を決めた役人も、どっちもどっちというか、役人はそういう偉い人というか、現場を知らないドクターに聞いて決めたのか定かではありませんが、なんとなく、その発想には、現場の実態を知らない偉い人たちが関与しているのは間違いないでしょう。
いずれにせよ、今のリハビリの制限を実施した場合には、本当に全身まひで、そのまま起立性低血圧のため、車いすに乗せてもらって、移動することすらできず、ベッドから起き上がることもできず、寝たきりで、余生を送ることになり、いわゆる見えない世界での弱者切り捨てという問題が発生するのは明らかで、これについては、ぜひとも改定をしていただきたい制度ですが、理論的には、1度切断された神経は戻らないという正論をくつがえすための、多数の事例を持って対峙する必要があるため、リハビリ協会にはそういうデータの収集をお願いしたいものです。
それと、もう1つ問題なのが、リハビリに対する患者の意欲です。リハビリテーション施設で、周りを見ていると、1生懸命リハビリに励む人と、あきらめていやいややっている人、自分の体がなぜこのようになってしまったのか!という怒りを誰にもぶつけることができなくて、リハビリの先生や看護士さんにぶつけて手のかかる患者さん等々、いろんな患者さんがいます。そして、1生懸命やる人は当然、成果が出ますが、やはりマイナス思考の患者さんはリハビリの効果は出にくいようです。これこそ、医療費の無駄遣いです。もっと効率的にリハビリ費用を使うためには、そういう患者さんに対して、精神的なケアも併用してやれば、もっとリハビリの効率が上がって、厚生省のいう医療費の無駄はなくなるのではと、素人ながら考えたりもします。
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