
石岡繁雄さん(いしおか・しげお=元鈴鹿高専教授)が8月15日になくなられた。
石岡繁雄さんと聞いて、知らない人も多いと思うが、井上靖の小説「氷壁」を読んだり、今年1月から内容を変更して「「氷壁(NHK土曜ドラマ)」 」としても放送されており、見られた方もいると思う。
この物語の実話は「前穂高東壁ナイロンザイル事件」と呼ばれている。
1956年1月2日、北アルプスの前穂高岳東壁を登はんしていた岩稜会パーティの若山五朗さんが山頂直下で50センチほどスリップした。その途端、岩に掛っていたザイルが切れ、若山五朗さんは墜死する。
事故発生時使われていたザイルは、それまで普及していた麻製のザイルより数倍強いといわれたナイロンザイルであった。
この時の世間の風潮は「五朗さんのナイロンザイルの使い方が悪かった」としてザイルの安全性を強調するメーカー側と専門家の大学教授が形成していた。
この風潮に対し、五朗さんの実兄である石岡繁雄さんは疑問を持ち、5年の歳月を掛けて、メーカーと学者達によって「ナイロンザイルは切れない」と結論付けた再現実験のカラクリを解き、ナイロンザイルは角岩に致命的に弱いという真実を社会にさらした。
その後も、ザイルメーカーや日本山岳会に対して、ナイロンザイルの安全限界を明示させるべく何度も公開質問状を提出し、1975年6月5日に登山用ザイルの安全基準が、PL法の精神を先取りした形で世界で初めて制定されました。
この話は井上靖の小説「氷壁」の題材にもなった。
先日、北穂高岳を登った。
上高地から涸沢へ行く時に左手に垂直に登る絶壁が見える。多分この絶壁が転落事故の現場だと感じた。
「ナイロンザイル」自体は登山用品なので利用者も少ないが、現在は垂直壁登りのスポーツ愛好家や登山での利用者も多い。その他のナイロンロープ製品の安全性確保にも多大な功績があったと思う。
日常生活で使用する製品の安全基準を作ることに尽力された石岡さんの貢献に感謝したい。 ありがとうございました。
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小説「氷壁」の題材、元鈴鹿高専教授石岡繁雄さん死去 (朝日新聞) - goo ニュース

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1956年1月2日、北アルプスの前穂高岳東壁を登はんしていた岩稜会パーティの若山五朗さんが山頂直下で50センチほどスリップした。その途端、岩に掛っていたザイルが切れ、若山五朗さんは墜死する。
事故発生時使われていたザイルは、それまで普及していた麻製のザイルより数倍強いといわれたナイロンザイルであった。
この時の世間の風潮は「五朗さんのナイロンザイルの使い方が悪かった」としてザイルの安全性を強調するメーカー側と専門家の大学教授が形成していた。
この風潮に対し、五朗さんの実兄である石岡繁雄さんは疑問を持ち、5年の歳月を掛けて、メーカーと学者達によって「ナイロンザイルは切れない」と結論付けた再現実験のカラクリを解き、ナイロンザイルは角岩に致命的に弱いという真実を社会にさらした。
その後も、ザイルメーカーや日本山岳会に対して、ナイロンザイルの安全限界を明示させるべく何度も公開質問状を提出し、1975年6月5日に登山用ザイルの安全基準が、PL法の精神を先取りした形で世界で初めて制定されました。
この話は井上靖の小説「氷壁」の題材にもなった。

先日、北穂高岳を登った。
上高地から涸沢へ行く時に左手に垂直に登る絶壁が見える。多分この絶壁が転落事故の現場だと感じた。
「ナイロンザイル」自体は登山用品なので利用者も少ないが、現在は垂直壁登りのスポーツ愛好家や登山での利用者も多い。その他のナイロンロープ製品の安全性確保にも多大な功績があったと思う。
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