毛糸屋模型館

プラモ・フィギュアの館

コトブキヤ HMM 1/72 ライトニングサイクス塗装&完成レビュー

2016年07月19日 | コトブキヤ:ゾイド
塗装も済み、ライトニングサイクスが完成しました♪


プレミアムバンダイからMG 1/100パワードジムが届く前に、完成させることができて良かったです。

まずは全身をぐるっと一周。




ガイロス帝国高速格闘型ゾイドの「ライトニングサイクス」。
また高機動を生かした強行偵察も行うため機体の外装には特殊装甲を使用し、再設計された背中のブースターパック&パルスレーザーライフルは、ライトニングサイクスの特徴の一つです。

そんな「ライトニングサイクス」が、コトブキヤのアレンジも加わりキット化されました。
幾重にも重なった装甲が、実にゾイド的な造形です。
またボールジョイント&軸追加による関節可動範囲時の向上により、より獣っぽい仕草をとることが可能になりました。

外装の基本的な部分の塗装は「黒鉄色」をツヤ消しに仕上げることでテカりを解消。
赤い放熱器部は「メタリックレッド」をツヤ消しに仕上げることで、一味違った赤色に仕上げました。

背中のブースターパックを取ると、それが良く分かります。


チーター型のその外観は、実に獣的です。

ちなみに、ツヤ消し仕上げに気を取られ、マーキングシールを貼り忘れました(汗)。
「ステルス性向上のため、敢えて外装にマーキング類は行われていない」という解釈で!

まずは顔のアップ。



口は開閉可能で、上顎の牙はすごくとがっているため、うっかりすると指に刺さります。
目はクリアパーツが使用されていますが、少し目が奥まったところにあることと、コックピット側が暗いので、あと一歩輝きが足りない感じ。
このため、目の裏側に「ミラーフィニッシュ」を貼ることで、少しでも光の反射を拾って目が光るようにしました。

眉間には対人/牽制用2連装バルカン砲が装備されていますが、設定を読むまで知りませんでした。
アニメでも使われた記憶ないし・・・。

首は、頭部/胴体接続部にボールジョイント+軸可動が設けられているので、左右上下に動きます。
しかしながら、頭部の形状の都合か、上方向にはあまり動きませんでした。

ちなみに、コックピット開閉の軸を制作初日に破損させてしまったため、完成時に接着しました(涙)。
頭部のコックピットハッチがパカッと開くのも、ゾイドの特徴の一つなだけに、残念です。


前脚。



軸になるフレームに、外部装甲が被せられています。
胴体との接続部分はボールジョイント&軸追加で、単純な縦回転以外にも斜めにも動きます。
このため脚を広げて踏ん張ったり、逆に内股にして獣っぽい仕草が可能です。

脚の可動方式は前脚、後ろ脚共通です。
膝(ひじ?)の間接可動には軽いクリック式が仕込まれているので、細かく「カクッカクッ」と動きます。

足首もボールジョイントで、一見隙間が大きく空いているように見えますが、この隙間が足首の可動範囲の向上に一役買っています。
のちに掲載するポージングでも、足首の接地性は逸品です。

爪は、回転して「走行形態」「多用途形態」に形状変更が可能に。
また、差し替えで「ストライクレーザークロー」形態にもできます。


なお、爪パーツは四つともストライクレーザークローに換装可能ですが、「後ろ脚で切りかかるの?」と思い前脚(それも右脚だけ)だけ作って撮影しました。

ふくらはぎのシリンダーは、パッケージの完成イメージを元に、前後脚共に金色を塗装。
良いアクセントになりました。


後ろ脚と下半身。



後ろ脚の可動方式は前脚と同じですが、前脚よりも関節軸が一つ多く作られており、ポージング時に獣らしい仕草を出すことができます。

膝関節裏の冷却プレート部は、脚の可動に合わせてスライドします。
ただ、コトブキヤらしくこの辺のパーツも尖っているため、動かす時に放熱器部の角が指に刺さります。

尻尾部分は、本体との接続部がボールジョイントなのでよく動きます。
また、撮影こそしていませんが、尻尾の中央も軸が一つ設けられているので、尻尾自体も曲がります。

尻尾根元のスタビライザーは軸可動で動きますが、後述するブースターユニットのバーニアの邪魔をしてしまうので折り畳み気味です。


胴体。



腰にジョイント軸が設けられており、上下左右に動きます。


首の可動と合わせて、全身で弧を描くように曲がります。

腰の可動部の動力ケーブルは、ゴム製パーツで表現されています。
接続部の根元がスライドするので腰の可動に影響はありませんが、ゴムの弾性が曲げた関節を元に戻そうとします(汗)。
横軸には問題ありませんが、上下軸はダイレクトに影響を受けてしまいます。

キットオリジナル武装のその1として、背面上部に格納式マイクロミサイルポッドが追加されました。
しかし私的に「こんなところにミサイルポッド!?」という印象だったので、見なかったことにします(苦笑)。


背中のパルスレーザーライフル&ブースターパック&ウイングスタビライザー。





長い砲身の上部にはパーツが追加され、格好良くなりました。

砲身下部のセンサー部分は、キットのままでは灰色です。
このため、「ミラーフィニッシュ」を貼ったプラ板にクリアグリーンを塗って、似非クリアパーツを自作して貼り付けました。
普段は見えにくい部分ですが、塗装しておくとチラ見で見えた時嬉しくなります。

昔発売されたライトニングサイクス&TVアニメでは、砲塔は回転しないという設定でした。
(そのためか、アニメでは身体ごと向きを変えて砲撃していました)
しかし今回のキット化で、砲塔が回転できるようになりました。
(砲塔の固定については、「高速移動時には、砲塔は正面向きで固定される」と設定が追加されていました)
やはり砲塔は回転するほうが映えますね。

なお、このブースターパックの後部フィンは、別パーツで構成されている&パッケージの完成イメージでは「赤」なのに、キットでは「黒」でした。
細かい赤パーツまであるのに、なぜここは黒パーツで造形されたのか、不思議。


腹部。


ゾイドコアと2連衝撃砲が内蔵されています。
また、腹部真ん中にはスタンド用軸穴が設けられており、スタンドと繋げることで疾走時のポージングも可能です。
穴には、普段から目立たないように、蓋が設けられており、使用時にはこの蓋を外してスタンドに繋げます。

ゾイドコアは、赤いエアインテイク部分を引っ張ることで取り出すことが可能ですが、首関節基部が干渉して引き出しにくいです。

この手のギミックは、一回撮影したらもう触らないでしょうねぇ。

2連衝撃砲は、このキットオリジナル武装のその2。


ライガー系によく装備されていますが、本来ライトニングサイクスには装備されていません。
これが、キット化に伴い格納方式で追加されました。
しかし、可動軸にポリキャップを使用していない&特にロック機構を設けていないので、気を許すと隙間が空き気味です。


色々ポージング。










以上、コトブキヤHMM 1/72 ライトニングサイクスでした。


TV放送当時から好きなゾイドだったので、模型屋で見かけた時は衝動買いしてしまいました。
初めてのゾイド作成&そのパーツ数の多さに尻込みしてしまいましたが、いざ作り始めるとサクサクできました。
塗装しなくても程よく色分けされており、良キットでした。

惜しくべきは、軸のポリキャップとの接続部分と、ブースターユニット~本体を繋ぐ軸基部がポロリしやすいことでしょうか。
もっとも、その辺は瞬間接着剤で補強すれば克服できるので、満足度的には何も影響ありません。
実に良いキットででした♪

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たまきち)
2016-07-23 22:07:48
お久しぶりです
覚えていますか、たまきちです
相変わらずかっちょいい作品ですな
私はリハビリ兼ねてポケモンgoやってますw
また拝見させてもらいにきます
ではまた
Unknown (毛糸(家主))
2016-07-28 07:36:39
ご無沙汰しております。

おかげさまで、今もプラモを作り続けております^^

ポケモンGOされてるんですね~。
ウチの周りでもやってる先輩とか結構いますよ。

現在はMGパワードジムを製作中なので、また見に来てくださいね。

コメントを投稿