Hughenden

2015-10-31 | National Trust

今週はハーフタームのお休みでどこも人がいっぱいに違いないと思いナショナル トラスト巡りは行わなかった。

先週の行ったバークシャーからの帰りはバッキンガムシャーにある Hughenden に寄って見た。

ヒューエンデン とでも発音するのだろうか難しい名前だ。

ここはヴィクトリアン時代に首相だった ベンジャミン ディスラエリ が住み、

その後第二次大戦中は司令部がおかれていた家。

 

ここは家の中も周りの敷地も自由に見ることができる。

今は黄葉はもっと進んでいるにちがいない。

 

 

 

ダイニングルームは玄関を入ってすぐ右にある、キッチンはどこにもみあたらずおそらく公開されていないのだろう。

当時の食べ物 ポークパイだろうか。

 

電気が最新ガジェットだったころ配線されたスイッチ類、

どれがどの部屋のものか忘れてしまいそう。

 

居間はヴィクトリアン キッチュ、 いろいろなオブジェが置いてあり今のミニマリズムとはほど遠い。

 

ディスラエリ首相のスタディー。

 

 

影絵は効果的な装飾品。

 

警備のための警察官家族の部屋にあったミシンは手動式。

 

 

戦時中はナチスからの第一ターゲットだった家の地下には防空の小部屋があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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秋の実り

2015-10-26 | National Trust

 実りの秋はあちこちで見られるがこれは変わった形の初めて見るものだ。

木の根元を見ると Medlar と表示されている。

帰ってから調べてみるとバラ科の植物、なるほどローズヒップに似ている実からはジェリーが作れるらしい。

Japanese Medlar とは違ったものでこちらは ビワ なのだそうだ。

 

 

 この Crab Apple、姫リンゴはみごとな黄色、これまたジェリーがつくれるらしい。

採ってから準備するのがたいへんだろう。

  

Yew Tree, アララギ、イチイ は日本ではよく垣根に使われていたがロンドンの郊外では大木に育っている。

子供の頃この赤い実を食べたことを思い出す。

調べてみると食用にはなるが中の種は毒があるという、

あの頃食べた後その種をピュッと飛ばすのも遊びのうちだったので食べてはいけないことは本能的にわかっていたのだろうか。

 

 

 落葉樹ではないが奇妙な形の木, Monkey Puzzle Tree, これも大木に育つ 常緑樹だ。

日本で育っているのを見たことはないチリ原産だという。

葉というよりトゲが幹から枝にはびこり猿も登れないということだろうか、

それとも枝がサルの尻尾に似ているからだろうか。

違った意味でサルスベリの木を思い出す。

 

 

 

 

 

 

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バークシャー

2015-10-25 | National Trust

 

今秋 二度目の ナショナル トラスト 巡り。

なるべく天気のいい日を選ぶのだが秋の空模様は油断できない。

サンドイッチとリンゴとチョコレート、コーヒーも欠かさず持って出かけるのがいつものこと。

 

今回のトリップはバークシャーからバッキンガムシャー、おそらく初めて訪れる地域だ。

ヒースロー空港からウインザー城を超えさらに北西に行ったあたり、家から二時間弱と

手ごろな距離である。

 

最初に着いたところは Cliveden 。

ここは建物の中を見学はできない、というのは今はホテルになっており一泊400ポンドから、庶民の泊まるところではないようだ

 

 

 

 

 建物の裏手までは回れるらしい、 古い建物は傷みが激しいところもありコンスタントに手を加えていかなければならないそうだ。

貝の形の噴水はイタリアのカラッラで採れた一枚彫りの見事に大きなものだ。

 

地図を見るとホテルのある高台から下って行くとテムズ川に出るらしい。

 

 ロンドン市内の川幅に比べると半分にも満たないが白鳥が泳ぎひっそりとしている。

 

川べりから森に戻ると突然ホテルの全容が見わたせる。

 

 時折轟くヒースローから離陸した飛行機の爆音が聞こえてくる。

 

黄葉は始まっているが鮮やかさに欠ける残念なものだった。

 

 

 

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城 巡り

2015-10-23 | National Trust

キップリングの家を見学した後は Bodiam Castle に行った。

 

このお城は砂岩でできているため食物がはびこりやすくメインテナンスがたいへんなそうだ。

 

彫りやすい石のため落書きも多く古いものは17世紀のものもあるそうだ。

 

 

四つの塔と中庭からでき防御より富を見せびらかすための城のようだ。

 

 塔のらせん階段は狭く高く手すりが無いととても危ない。

 

それぞれの塔の中にある部屋は小さいが暖炉も付き火が入ると暖かくはなるのだろう。

 

そしてトイレは各階にありその下にある小部屋に落ちていったという。

 

 

塔の屋上は普通のビルの7,8回階の高さがあるだろうか

ケントの豊かな緑が360度ひろがる。

 

 

中庭ではガイド ツアー が始まった。

 

 

 

 

 

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秋のナショナル トラスト巡り

2015-10-15 | National Trust

Bateman's House and Garden

Joseph Rudyard Kipling は19世紀から20世紀にかけて活躍した詩人、小説家です。

当時ごく普通の人の年俸が80ポンドだった、それに比べキップリングは超売れっ子の小説家で5000ポンドもの収入がありこの家を買った。

その時の値段は9300ポンド、33エーカーの庭が付きその後300エーカーに増え1970年代に妻の死後ナショナル トラストに寄贈されたそうです。



 

 バラが花盛りでした。

 

 

 

一本だけ色づきはじめています。

 

 

食べられそうなベリーだけれど、、、

 

 

梨のアーチはすでにもぎ取られた後でした。

 

 

こんなにたくさん生っているクラブ アップルは初めて見ます、まるでサクランボのよう。

ヴォランティアのガーデナーさんにより庭の手入れは行き届いています。

 

 

 

 

 

 

今はこれだけでは生活できないけれどキッチンは最小限のユーテンシルですっきりです。

 

 

 

皮の上にゴールドでペイントされた壁紙はダイニング ルームです。

 

 

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