ゲームか何かのコマーシャルに、Get rich.といったのがあるのだそうです。
基本16動詞にgetがあり、日本人の多くはgetと見ると「何かをゲットする」などと思い浮かべます。
このブログを読まれている方はご存じだと思いますが、getはVO感覚のものとVC感覚のものがあります。
このVO感覚、つまりgetに目的語が導かれたものが「何かをゲットする」という同じものです。
例を挙げるとget a cold(風邪をひく)、get a broken arm(腕を折る),get some aspirin(鎮痛剤をもらう)などです。
一方get richはVC感覚のものです。つまりrichは形容詞でget+形容詞は「そんな状態になる」といったものです。つまりget richは「金持ちになる」といった意味となります。
get cold(寒くなる), get hungry(お腹が減る) 、get busy(忙しくなる)。get bored (退屈になる), get broken (壊れる), get married(結婚する)、get moving(動き始める), get to like it(好きになる)
ここで気づいてください。getのVC感覚のものの原形Cが形容詞などのもので、つまりbe rich, be cold, be hungry, be busyが表現できたら簡単に表現できます。
私が、どうして「日常会話必須基本16動詞編HTML版」を制作したかその理由はわかって頂けると思います。
つまり動詞フレーズはパターンで身につけなさい、ということです。動詞フレーズを読み上げるとそのまま意味を蓄積することができます。
以下の動画を新たにUPしました。
たった16の動詞で英語が話せる、そのワケ
「よく働く動詞」にその秘密が隠されている!
[今日の学習]
今回も、「7つの動詞で身につける英語感覚」中嶋 太一郎 (著)(はまの出版)からの抜粋記事です。
[5] getをtwo-word verbsで使う
get+方位語を含むフレーズ
Are you getting along well?
あなたはお元気にしていますか?
●英語は分析的な言語だ
英語の発想には、方位や位置、空間を用いてものごとを表現する特色がある。そういう意味で英語は分析的な言語だと言われてる。
Two-word verbsには、上にあげたget along wellのようなVC感覚のもの(目的語を含まないもの)と、下記のようなCO感覚(目的語を含むのもの)があります。
例えば、get offを「減らす」とか、got onを「乗る」などと丸暗記してもそれはそれだけのことに過ぎない。
方位語をとらえる場合、基本的に次のようにとらえるといい。
ファンクションメソッドでは、方位副詞や前置詞をまとめて方位語と呼び、形容詞や名詞、あるいは3つの非時制の動詞フレーズと同じく補語ととらえています。つまり方位や空間を用いて一種の形容表現、補語ということになります。
ちなみに、以前の文法書や教材で、inは「~に、中に」や、onは「上に」などと説明するのが一般的でしたが、私はinやonの本質的な意味を「範囲内」や「密着・継続」などと説明しています。これは我が国で始めての説明でした。
いずれにしても、「本質的な意味」をとらえることが大切です、たとえば、get upを「起きる」と丸暗記していますが、それをネイティブの人たちには「自分自身を」「上方の状態に」「到達させる」としか感じていません。つまり「身を起こす」ということでしかないのです。get up from the bed
例えば、道路で寝ている人にget up!と言い、逆に立ち上がろうとしている人にGet down.とも言えます、
(1) Get (oneself) away.
到達させる 自分自身を 離脱状態に 「出る」
(2) Get me down.
到達させる 私を 下方状態に 「私の気を滅入らせる」
(3) Get off your weight
到達させる あなたの体重を急速離脱の状態に 「体重を減らす」
(4) Get (oneself) on
到達させる 自分自身を 密着・継続状態に 「乗る」
(5) Get your dog out
到達させる あなたの犬を 範囲外の状態に 「犬を出す」
(6) Get me up.
到達させる 私を 上方の状態に 「私を起こす」
但し、英語表現で注意したいのは、表現しようとする対象が明確であれば、目的語を省いて証言されることです。例えば、相手に対して「出ていけ!」と言う場合、わざわざGet yourself away.と表現するより、簡単にGet away!と表現します。
【英語発想を身につけなさい】
Get (yourself) up early.
↓
Can you get up early? あなた、早く起きることができるの?
↓
Can't you get up early? あなた、早く起きることができないの?
Get me up early. 私を早く起こす
↓
Will you get me up early? あなた、早く起こしてくれませんか?
↓
Won't you get me up early? あなた、早く起こしてくれませんか?
【Sample Sentences No.10-1】
(1) I am used to getting up early.
私は早起きするには慣れている
(2) I make it a rule to get up at six.
私は早く起きることにしている
省略
自由に英語を話すための最短学習プログラム 一般動詞フレーズの文の生産
get up early | getting up early | got up early |
① 現在形動詞フレーズ | ② 過去形動詞フレーズ | |
get(s) up early | got up early | |
③ 原形動詞フレーズ | ④ ing形動詞フレーズ | ⑤ ed形動詞フレーズ |
一般動詞5段活用 | VO感覚(動詞+目的語) | 早く起きる |
※実際のプログラムを省略しています。ご了承ください。
[1] 現在形動詞フレーズ (現在の事実・習慣を表す)
Do you get up early?
(ふだん)早く起きていますか?
[2] 過去形動詞フレーズ (過去の一時点の行為)
Did you get up early?
(過去に)早く起きましたか?
[3] 原形動詞フレーズ (頭に思い浮かべたひとまとまりの行為)
Will you get up early?
(今から)早く起きるつもりですか?
Are you going to getup early? 意図
(今から)早く起きるつもりですか?
[4] ing形動詞フレーズ (頭に思い思い浮かべた継続的な行為)
Are you getting up early? 状態/現在進行形
(今)早く起きようとしていますか?
[5] ed形動詞フレーズ (頭に思い浮かべた過去の行為)
Have you ever got up early? 経験
(今まで)早く起きたことがありますか?
対照学習のための準拠教材 日常会話必須基本16動詞編HTML版」
getの動詞フレーズのパターンは以下の通りです。学習はこの順に進んでいきます。当教材ではこのgetの動詞フレーズだけで,合計259の文例が所収されています。
一部サンプルを公開しています。ぜひご覧ください。
ただし、教材の一部を切り取っているので画面が広がります。
【getの動詞フレーズのパターン】「日常会話必須基本16動詞編HTML版」より
【解説】
[TWO-WORD] 動詞のフレーズ get(その1)
【POINT】
getは。get about(3), get across(4), get ahead(4), get along(7), get around(5), get away(9), get back(4)などのTwo Word Verbsを作ります。
※( )内の数字は当教材所収の文例の数です。
教材購入の方は、go about, go across, go ahead,go alongなどと対照学習をしてください。
getは「到達」、つまり「そんな状態になる」などと方向性をもちませんが、goは「去る」といった意味が含まれます。
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get about KEY WORD「周囲」
「歩き(動き)まわる」「広まる」
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get across KEY WORD「十字」
「(話を)わからせる、伝える。通じさせる」
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【瞬間英作トレーニング】
(1) スミスさんは80歳過ぎであるが、まだ方々歩き回っている
* althoughは接続詞、「~であるけれど」の意味。
get about
(2) 東京を動き回るには地下鉄が一番早い
* The quickest way to get about Tokyo
「東京を動き回る最速の方法」主語となっている。
get about Tokyo
(3) その噂はすぐに広まるだろう
get about quickly
(4) 私は川を渡った
got (myself) across the river
(5) 私はまだ彼女に会いに行けないでいる
● I have not managed to+原形動詞フレーズ
「私は(まだ)~できないでいる」
get across
【解答】
(1) Although he is over eighty, Mr. Smith still gets about.
(2) The quickest way to get about Tokyo is by subway.
(3) The rumor will get about quickly.
(4) I got (myself) across the river.
(5) I have not managed to get across to see her yet.
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対照学習のための準拠教材 日常会話必須基本16動詞編HTML版」
getの動詞フレーズのパターンは以下の通りです。学習はこの順に進んでいきます。「日常会話必須基本16動詞編HTML版」ではこのgetの動詞フレーズだけで,合計259の文例が所収されています。
一部サンプルを公開しています。ぜひご覧ください。
ただし、教材の一部を切り取っているので画面が広がります。
【getの動詞フレーズのパターン】「日常会話必須基本16動詞編HTML版」より
以上英語はファンクションフレーズと補語フレーズとの順列・組み合わせで成り立っているのが英語のしくみです。
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【お知らせ】
※右の項目は「DL-MARKETによる販売」によるものです。
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