ハボタンは、夏にタネをまいて育て、寒くなるとともに色づく葉を冬から春にかけて観賞する植物です。
キャベツの仲間である非結球性ケールから改良されたと考えられています。日本には江戸時代に食用として渡来しましたが、
その後は観賞用として改良されてきました。
ハボタンは、日本を中心に品種改良が進み、江戸時代から東京で改良されてきた丸葉系、明治中期に名古屋地方で縮緬
系ケールを交配して改良された縮緬(ちりめん)系、戦後大阪地方でつくり出された大阪丸葉系、1977年に発表された切れ
葉系、さらに芽メキャベツと交配してつくられた系統のほか、葉に光沢があるものなど世界屈指の多様な系統があります。
(千葉市花の美術館 : 千葉市美浜区 2017.11.15 撮影)