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【健康】しもやけにご用心 3月の春先まで油断禁物(産経新聞)

2010-02-18 13:58:31 | 日記
 冬の皮膚トラブルの一つ、しもやけ。寒い地方に限られた症状だと思われがちだが、暖房設備が充実し屋内外の気温差が大きくなった現代にこそ起こりやすい症状だという。寒暖差が大きい3月までは注意が必要だ。(小川真由美)

                   ◇

 ◆現代特有の症状

 しもやけは寒さで血行が悪くなることで生じる炎症。手足や耳、ほおなど外気にあたることが多い部位にかゆみや、皮膚が赤くなったり腫れたりする。皮膚の表皮から亀裂ができるあかぎれとは違い、血行の循環障害が大きな原因だ。

 西川武二医師(70)が東京・四谷で開業する「左門町皮膚科」では、3年前からしもやけで来院する人が目立ち始めた。生活習慣を聞いてみると、郊外から都心に通勤する人や営業などで外を歩く時間が長い人が多かった。

 ユースキン製薬(川崎市)でも昨シーズンに比べ、若い女性からの問い合わせが増えている。広報担当の高嶋俊継さんは「(しもやけという)言葉は知っていても原因や予防策を知らない人は意外に多い」と話す。

 西川医師は現代特有の症状である背景として、短期間で寒暖差が激しい気候▽床暖房など暖房設備の充実で屋内外の温度差が拡大▽遠距離通勤で自宅から職場に到着するまでの気温差も大きい│ことを指摘する。気象庁によると、東京・大手町では今月9日、最高気温が21度まで上昇。しかし、翌10日の最高気温は13・1度、11日は同6・0度と温度の差が激しかった。こうしたケースで血管の収縮回数が増えて血行が悪くなり、しもやけになりやすいという。

 ◆帰宅直後の風呂×

 予防は血流を良くすることが最も大事。水仕事や接客業など日中にハンドクリームの利用やマッサージが難しい人は、就寝前に多めにハンドクリームを塗りながらマッサージして血行を良くする。体を温めようと寒い屋外から帰宅し、急いで風呂やストーブに当たるのはよくない。急激な温度変化は避け、手足がかじかんだ状態がほぐれるまで待つ。

 炊事など暖かい場所でぬれた手を放置するのも避けたい。そのまま寒い外に出ると、水分が蒸発する際に皮膚の表面温度が下がってしもやけになりやすい。また、今の時期、女性のおしゃれにブーツは必需品だが、足を締め付けると血行不良の原因になる。靴底は地表の冷気を受けやすいので厚めのものを選ぶ。

 症状がなかなか改善しない場合は皮膚科を受診する。赤みや腫れ具合によっては多形滲出性紅斑や膠原(こうげん)病など、しもやけの症状と類似した別の病気の可能性がある。西川医師は「悪化すると我慢できないほどのかゆみを伴うこともある。3月の春先まで油断はしないで」と呼びかける。

                   ◇

 ■暖房の温度設定 関西の方がシビア

 三菱電機が平成19年10月に関東(東京と神奈川、埼玉、千葉の1都3県)と関西(大阪、京都、兵庫、奈良の2府2県)の20~60代の主婦計5百人を対象に実施した冬の省エネに関する調査によると、エアコンの温度設定は全国平均22・6度。関東は「23度」が17・4%で最多。以下「24度」16・8%、「25度」15・8%。一方、関西は「20度」がトップで18・9%。「18度以下」の回答も関東が1・6%なのに対し、11・9%に上った。

 同社は「関西の主婦の方が我慢強さやウォームビズ意識が定着しているのではないか」と分析している。

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