吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

運ぶ男

2016年08月03日 | 道具

僕は大抵の出張は車です。

現場で必要な道具等を満載して行くのです。
今回は工作道具はほぼナシで掃除道具、パイプ整理用トレイ、クッション材布団類でした。

現場に着いたら、持ってきた機材、道具をすばやく展開しなければなりません。
この現場では二階まで手上げでした。

そこで、試作輸送道具投入。
この前、二階からオルガンを下ろす時に臨時で作った背負子に手を加えてみました。

その名は 背負子先輩(仮)!

 

運用例

運用時には各種アダプターを付けます。今回は折りたたみの荷台です。

まあ、しかし。きつかった~。
背負子と身体の固定はしっかりすると楽ですが、背負う時、下ろす時が大変になります。
一般に背負子の重心は高めの方が安定するのですが、それも着け外しが困難になる原因です。 

あちらを立てればこちらが立たず。相反する条件から妥協点を求めるには実験を重ねるしかありません。

多くを一度で運ぶか。少ないものを多く運ぶか。
これもまた試行錯誤が必要です。 

続いてこれ!現地で廃材で試作。

ルーフキャリア(仮)
 キリッ!

運用例
 

戸口の高さを気にしなければならないこと、とりあえず頭の上まで荷物を持ちあげないといけないことはデメリットですが、個人的には持ちやすいです。

いずれにせよ、基礎的な筋力、バランスは必要です。

特訓か?特訓なのかっ!?

 

 


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