夏休み子ども科学電話相談
◯HKでは最高のライブ感ではなかろうか?
以前にもこの番組に触れたことがあったと思います。
本当に興味深い面白い番組です。
ただ危険なのは、これを聴いていると仕事が出来なくなることです。
僕の場合、車の運転くらいしか出来ません。
幼い子どもたちにどうやって説明するのか苦戦したり、特に昆虫、中でもクワガタ、カブトムシ関係、それと恐竜関係では、子どもたちが先生と渡り合える知識を持っていたりして面白いです。
先生とまるでオタク同士の会話になってしまうこともあります。
ライブの恐ろしいところは、子どもが理解出来なかったり受け入れられなかったりという事態が発生するところですね。
電話の向こうの子どもがだんだん無口になって来たり、声が暗くなったりして、先生やおねいさんが焦ってにフォローに回ったりする様子にはドキドキします。
最後の、ありがとうございました、さようなら、の挨拶が明らかに不満そうだったり。これは、先生方にとっても良い訓練ですね。
6歳の子供に説明できなければ、理解したとは言えない
というアインシュタインの言葉を思い出します。
学者として普段当たり前に使っている言葉が理解されない時に、その言葉を分解したり噛み砕いたり、例えたりして何とか伝えようとする努力、それを子どもの様子を伺いながら短時間で行わなければならない緊張感!
た・ま・り・ま・せ・ん
毎回のように名ゼリフ、迷ゼリフが出ます。
そのひとつ。
世の中、なんでもわかると思ったら大間違いだ
それまでさんざん説明して来て子どもが納得したところで、でもそれが本当かどうかは誰もわからない、証拠を集めて色々想像して、一番みんなが納得出来ることが正しいとされるけれども、でもそれが本当かどうかは誰もわからない、と。
そこでの一言。
そう。科学ってそういうもんだ。真実を求めても到達はしないことを理解しながらも歩き続けるのが科学者、研究者だね。
軽々しく何かを断定出来るのは、科学者というよりは商売人であることが多い。
ここ数年聴いていなかったのだけれど、ついに我慢できなくなってネットラジオに手を出してしまった。
「らじる★らじる」という◯HKのネットラジオアプリの「聴き逃し」というところで。
任意の時間で聴けるのは良いのだけれど、やっぱり「ながら」では聴けない。
これに出てくるような子どもたちをのびのびと育むことが出来る社会のために何か出来ないかと思う。
そういう会話は、「気持ちが良いこと」ではあるけれど、子供に説明できるように、頭の中で「変換」としておかないといけないのですね。・・・そういうのってかなり難しいことではありますね。
子供ってアンバランスなくらい何かに集中したりするので、狭い範囲で非常に深い知識を持ってしまうことがありますね。
そんな時期の子供とは思いっきり深く狭くで接することも良いと思います。
大人目線であんまり子供を規制するよりも、やりたいようにやらせた方が却って良いバランスが取れるような気がします。