リサイクル屋で目が合ってしまった。
灯油ランプ。
ずっと昔は、キャンプの照明というのはこれが主流だったものです。
その後、燃料気化式、ガスカートリッジ式のランタン、LEDランプと主流は変遷して行きます。
灯油ランプの印象というのは、大して明るくもなく、輸送時に灯油が漏れてエラいことになった印象しかありません。
自転車旅では大きくて壊れやすくてとても使えたものではありませんでした。
そんなわけで、この種の灯油ランプの記憶は小学生の頃の家族キャンプくらいでした。
まあ、リサイクル屋で目が合ってしまったし、1,078円だったしで購入したのでした。
……。
良い……、良いよ。すごく良い!
オレンジ色の火、それが火屋に映って何とも美しく優しい。
露出を火に合わせるとこう。
部屋の灯りを落としてランプの火を見つめていると何かすごく心が和む。
この種のランプはハリケーン・ランプとかストーム・ランプとか呼ばれるものがルーツで、風に強いという意味。
現在はほとんど中国製ですが、外観デザインは似通っています。
今回、燃焼部を外してチェックして再組み立てをしたのですが、その燃焼部周辺が妙な二重構造になっていたのにふと疑問を感じたのでネットで検索してみたのでした。
驚愕!
衝撃のアルベルト!( 特に意味はナシ)
参考画像:衝撃のアルベルト(出典 ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日)
知らなかった。知らなかったよ!
風に強いのは吸気部に工夫があったのだ。
こんな凝った構造になっていたとは知らなかった。
似た外観で、排気の上昇気流を利用して吸気効率を上げる工夫もあったらしい。
火屋の上下を繋ぐ二本のアームは吸気管だったのだ。
吊り金具だったら針金で十分だし、そういうランプも多い。
なんであんなにゴツいのか少しは疑問を持ったことも過去にあったのだ。
でも当時はネット以前で、調べる手間が大変だったので調べるに至らなかったのだ。
ネットの便利さには感謝だな。
クソ情報も多いけど、誰でも容易にアクセスできる「正しい」情報ばかりのデータベースなんて無いだろうしね。
そしてこのしばらく後、ワタシはまた「火」の衝撃を受けるのであった。