ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

2017年ファジアーノ岡山 第10節までの感想なんぞ

2017-04-30 21:56:11 | サッカー観戦系
昨日の湘南戦をもってJ2の2017年シーズンも第10節まで終了しました。これでだいたいシーズンの4分の1まで終わったことになります。

とりあえず感想なんぞを書いてみたいと思います。

と、その前に湘南戦の結果ですが、0-2でファジアーノの負けでした。残念。失点がどうこうよりも、やっぱり得点がとれないことの方が深刻だと思いました。

さて、10節まで終わったワケですが、だいたい今年のファジアーノの傾向がわかってきました。具体的に書く前に第1節から10節までの試合結果をおさらいしときましょう。

第1節 VS名古屋 0-2 敗
第2節 VS熊本  1-1 分
第3節 VS町田  1-1 分
第4節 VS京都  2-1 勝
第5節 VS群馬  2-1 勝
第6節 VS東京V  0-1 敗
第7節 VS金沢  0-1 敗
第8節 VS讃岐  1-1 分
第9節 VS山形  2-1 勝
第10節 VS湘南  0-2 敗

3勝4敗3分 暫定順位16位

まず、この結果からわかることは失点のない試合が一つもないことです。傾向としては終盤にかけての失点が多く、熊本、讃岐は勝ち試合を落とした展開になってしまいました。

ただし、昨年の守備のかなめ(チームの大黒柱でもありましたね)岩政が抜け、その上キーパーの中林も抜け、もともと本職ではなかった喜山、久木田がレギュラーでDFを務めているにしては健闘していると思います。

試合を観ていても守備で大崩している印象はなく、経験不足からくる対応の”甘さ”が出た瞬間や味方のミスに付け込まれて失点している印象です。

良いことではないのですが、昨年のチーム状況と比較して今年のチームでJ1からの降格組以外のチームには1失点で抑えられるということならばあまり守備について悲観しなくてもいいと思うのです。

ですのでワタクシはとりあえず今シーズンのファジアーノは”必ず1点はとられるものだ”と思ってみるようになりました。もちろん、チームもこの状況を好ましく思っていないでしょうから、早急な対策をお願いしたいところです。

そして守備よりも攻撃の方がだいぶ深刻です。

10節中、無得点は4試合。ほぼ半分の試合で得点できてません。さらに10節までの総得点9点中、2点がPK、2点がオウンゴールでした。

PKやオウンゴールも攻めていればこそ得られる得点ではありますが、勝負を実力ではなく運で勝ち取っている印象がすごく強いです(もちろん運も大切なんですがね)。

残り30節余り運だけでは勝てないでしょう。ましてや必ず1失点してしまうのであれ2点以上とらなければ勝つことができません。決定力不足は降格の危機を生むでしょう。

得点できないのは、攻撃の要の赤嶺などがケガにより出場できない状況にあるなど、原因は様々あるでしょうケド、やっぱり最大の要因はボールを回せていないことだと思います。今シーズンはボランチを経由して前線にボールが供給される場面があまりなく、サイドから切り込んでのクロス。または縦に長いパスをFWめがけて蹴る場面が多いように感じます(ターゲットのFWがうまくポストプレーをしてくれればいいのですが、それもできない)。

またボランチにボールがきても球離れが遅く敵に囲まれてボールを奪われてしまう場面も多いように思います。

選手個人の能力のこともあるのでしょうが、チームとしてのボール回しの戦術ってあるんでしょうか?ちゃんとそのヘンをもって攻撃できていればこういうことはなかったのでは?

と、ここまで書いてきて思ったんですが、赤嶺がワントップという状況だけを想定して練習しすぎてしまったんではないでしょうか?実際に、赤嶺が試合にでた場合はいきなり試合の流れが変わるほどでしたから。

赤嶺さえ戻ってきてくれれば状況は好転するかもしれませんが、残りの試合全部の出ることは不可能でしょう(ちなみに赤嶺の復帰は今現在で未定)。つまり赤嶺ぬきで得点できるようにもなっておかなければいけないのです。

ワタクシは以前このブログで書いたかもしれませんが、主な得点パターンは3つです。毎試合これが達成されれば3点とれるワケです。

(1)流れからの得点
(2)セットプレー(ロングスロー含む)
(3)個人技

今のチームではかろうじて(1)しかできていない状況ですね。といってもまだ十分ではありません。サイドからの攻撃以外の得点パターンを早く見つけてほしいですね。

(2)は岩政が抜けたことでセットプレーのターゲットがいなくなってしまってセットプレーにまったく可能性を感じなくなりました。片山のロングスローも同じ理由で得点できる期待は薄い状況です。セットプレーは根本的に改善が必要なようです。

また(3)ですが、一昨年、昨年は矢島がミドルでシュートを決めるなど個人技でも得点で貢献していました。豊川ももっと個人技でグイグイ攻撃してた印象でした。今年は個人技攻撃をあまり見られない印象ですね。個人技できる選手がいなくなったり、相手に研究されてしまって思うようにプレーできてないのかもしれません。

さらに(3)で言えば「自分が点をとってやる!」という気迫を感じるFWがいませんね。豊川もスタメン起用されるようになってから少しおとなしい印象ですし、藤本、塚川あたりもシュートを打つよりつなぐことの方に意識が強い気がします。

チャンスが少ない状況であるからこそ確実に、キレイにシュートを打ちたい、打たせたいという気持ちがプレーに出過ぎているんじゃないでしょうか?

そのためでしょうか?シュート数が極端に減っています。実際10試合もやっているのにシュート数が二けた届いている試合が一つもない状況です。

直近の湘南戦でもシュート数は5です。もちろん湘南の守備が巧いこともあるでしょうが、前半から失点し、果敢に攻めなければいけない状況であってもミドルシュートも打たず攻撃そのものが淡泊な印象でした(後半は選手交代もあり少し改善されましたが)。

個人技なくてもまずはシュートを打つという意識を高めてほしいですね。ゴールの方向にボールを蹴らなければ何も起こらないと思いますので。

2017明治安田生命J2リーグ第9節「ファジアーノ岡山vs.モンテディオ山形」DAZNハイライト


山形戦で思ったことですが、喜山のFW起用はダメなんでしょうか?昨日も積極的に前線に顔をだしFWよりも印象が強かったです。

なにより彼が一番シュートを打ちたそうです。喜山をFWにコンバートすると守備力はさらに低下するでしょうが、竹田、近藤あたりでなんとかできそうな気がします。守備の安定ということで思い切って4バックにするということもあるんじゃないでしょうか?

最後に上記のことを踏まえて思うことは「やっぱり主力の離脱からの戦力ダウンが否めないなぁ」ということです。ただ、残ってくれた選手、来てくれた選手の顔ぶれを見て「この程度ではない」とも思うのです。

何か歯車が上手く噛み合っていない印象が強いので、上手く噛み合ってくれれば勝てるようになると思うのですが・・・・。

ということで今シーズンはサポーターにとって我慢のシーズンになりそうですね。間違っても降格だけはやめて欲しいと思います。

次節5/3はアウェイで長崎戦、さらに来週5/7はホームで徳島戦とGWの連戦です。ここで勢いに乗っておきたいですね。ぜひとも連勝してほしい!

シーズン前半が終了したら、またおさらい記事を書こうと思っていますが、このままの状況なら若干気が重い。でもチームを信じるしかありませんね。

おもしろかったらポチっとなとお願い!
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする