軽音楽談話室(廃屋)

「琥珀色に魅入られてしまった人生・・」

GAME / Perfume

2011-02-25 02:00:00 | 音楽
Perfume
 大本彩乃
 樫野有香
 西脇綾香

1.ポリリズム
2.Plastic Smile
3.GAME
4.Baby Cruising Love
5.チョコレイト・ディスコ
6.マカロニ
7.セラミックガール
8.Take me Take me
9.シークレットシークレット
10.Butterfly
11.Twinkle Snow Powdery Snow
12.Puppy love
2008

久々にパフュームです。

3枚シングルを発売したあと登場したフルアルバム、1枚目のアルバムがベストでしたのでこれがオリジナル・アルバムとしては最初の作品です。今も当時と同じ状況(3枚シングル発売済み)ですがニューアルバムは、はたして出るのか??それはさておき昔は「トライアングル」が好きだったのですが、最近は「GAME」の方がお気に入りになっています(馬鹿みたいに繰り返し「トライアングル」を聞き過ぎたのも原因の一つ??)。それも後半、味のある曲が詰まっていますね。

1曲目 超問題作、針飛び効果で「放送事故サウンド」、冒険的もここまで行けば芸術的。結構強めのボコーダー処理ボイスが意外と素敵。後半チャルメラのようにうねりまくっているシンセが麻薬のように。久しぶりに聴くといいですねぇ、追悼でジョージ・シアリング漬けだったので、針飛び変拍子(ある意味)も大変美味です。良い曲だぁ。
2曲目 これはシングル未収録の曲ですね。「FMとやま」の番組のテーマのようですが。打ち込み系のリズムにハスキーに処理されたボイスが淡々と流れるような感じで、サビの展開が中々面白い「ああっ・いぇい」との掛け合いが。歌詞はかなり「空耳」状態です。ピコピコ打ち込みリズムが大変心地良し。
3曲目 そっか、これも書き下ろしだったのか。サビが頭に来たようなボーカルの展開が凄く斬新。ユーロ・ビートっぽいのか?歌詞は何歌ってるのか判別がつかない・・・所が魅力。シンセ・ビートを味わう曲かな?気にならなかったけれど意外と長い。
4曲目 切ない名曲「ベイビー・クレイジング・ラブ」。歌詞の内容があの時を思い出す・・・ほろほろっと来ますねぇ。実は生ピアノが効果的に使われていたという事実はオケを聞いて気がつきましたが。
5曲目 今年のバレンタインデーはAKB48の「国生さゆりリメイク」が街を賑わせたため出番はなかったようです。昨年までは嫌と言うほど流れていましたが。この曲をあらためて聴いていると「斬新だ・・・今まで無かったパターンの歌詞と曲だなぁ」と感心してしまいます。イントロの「シュワシュワ」喋っているのは何を言っているんだ??乙女チックな名曲。
6曲目 マカロニ、ゆったりとした曲ですよね、少しブルーだし。カップリングだった「ベイビー・クレイジング・ラブ」と併せて「切ないラブソング」と言ったテーマのシングルだったのか。演奏が至極まともなので、もう少しボーカルか歌詞に特徴があれば・・・と。
7曲目 そっか5曲だけがシングル収録曲だったのか(当たり前だシングル3枚でアルバム1枚のペース・・だった)、この作品を先に聞き込んでいたので気がつかなかった。デスで言えばブルータル・デス、例えが全然分からないぞ。つまり突進型の曲、リズムも歌い方も。暴虐性をも兼ね備えた名曲。ボーカルをそのままサンプリングしてシンセ音にしてしまった下りは中々面白い。(エレクトリック系プログレでは当たり前の技術ですが)
8曲目 この曲好きです。(パフュームに嫌いな曲は無いんですけれど)ここから後ろはモダンなセンス(私のモダンなセンスと言えば80年か90年代・・・)が感じ取れるので最近お気に入りになっていました。少し哀愁を漂わせた、哀愁のヨーロッパ、ヨーロッパの凛とした雰囲気を感じ取れるような曲。サビのアコギも効果的だし、基本ユーロ・ビートっぽいし。この作品の中で一番かな。プログレッぽいし(無理矢理だ)。
9曲目 森永の「Pino」のCMソングだったの?全然気がつかなかったというか、ピノは「ナイト・フライト」のイメージが強すぎて。間奏の演奏が最高に素晴らしい曲、そしてサビのマイナー調で悲しげな展開も。静寂さを併せ持つイントロから、哀愁タップリの演奏がユーロ・ビート共にやってくる。全体に漂う悲哀感が素晴らしい名曲。「斜めから恋してる・・・」良い歌詞だ。
10曲目 テレビゲームのプロモーションタイアップソング。ジャングルの鳥の鳴き声から煌びやかな演奏が上り下り。強烈なビートが迫り上がるように聞き手に迫り来る。ボーカルはシットリとハスキー、強烈なビートとピコパコ・シンセが纏わりつくように。複雑怪奇なシンセサウンドとゆったりとしたボーカルの対比が魅力的。ビートは別としてプログレです。8曲目、9曲目、10曲目名曲3連チャン。
11曲目 チョコレート・ディスコと組んでいた曲。ハードで軽快な曲です。珍しい生ドラムのドカドカドカッが心地良い。4曲続けて流れ的には外れていない。
12曲目 ラスは少し軽めな印象の曲。リズムは相変わらずタイトなんですが、生ドラムだしシンセベースも遠慮しているし、打ち込み系の香りはしない。サビの展開が歌謡曲っぽくて意外と面白い。安心して聴く事が出来る普通の曲。さてさてさてさて8曲目にリフレイン。

素晴らしい作品だ。久々にガッチリ聴きまくって感動しています。パフュームのファンで良かった。

追悼シアリングや懐古スコーピオンズを聴きまくっていたのに、急に大音量で「Perfume」聴いていると・・・嫁が変な顔で睨んでる。

この作品のジャケットとインナー、彼女たちの作品の中で一番気に入っています。ノッチ素敵ですね。












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