Mac OS X 10.6、Snow Leopard になったので、AppleScript をおさらいしてみます。
AppleScript エディタの操作性が良くなっていて、少し楽になりましたね。
ダイアローグ表示
シンプルにメッセージを表示します。
『buttons』オプションを使うと、メッセージに対し、ユーザーが選択できるボタンを表示します。
『default button』オプションを使うと、『buttons』オプションで設定したボタンにデフォルトの選択を設定します。
上の画像では分かりませんが、『101』が青色に反転してデフォルト表示されます。
リターンキーを押すと、『101』をクリックするのと同じ結果になります。
『with icon』オプションで、ダイアローグ内の左にアイコンを表示します。
『giving up after』オプションで、ダイアローグを表示し、指定した秒数内に反応がないとダイアローグを閉じます。
ユーザー反応（返り値）の取得
直前の結果が反映される『result』変数を使うことで、返り値を取得します。
上の例では直前の操作結果（『101』をクリックした）が『{button returned:"101", gave up:false}』というリスト形式で、tmp という変数に格納されます。
どのボタンがクリックされたかという結果を取得するには、戻り値のリストから『button returned』というリスト項目を取り出します。（リストからリスト項目の値を取り出すのは、リスト項目名 of リスト）
上の例では tmp に格納されている『{button returned:"102", gave up:false}』から 『102』という値を取り出しています。
その結果は変数 btn に格納。
『giving up after』オプションが機能したかどうか（つまり、ユーザーがボタンをクリックしなかったかどうか）は、 tmp に格納されている結果リストから『gave up』というリスト項目の値（下の例では『false』）を取り出します。
その結果は変数 gu に格納。
ユーザーへの確認のため、取り出した結果を表示させます。（テキスト同士をつなぐには『&』を使います。ここでは、『ボタン ：』というテキストと、tmp に格納されている『102』というテキストを『&』でつなぎました）
位置合わせの整形には、tab を使います。
ユーザーがボタンを押しただどうかの反応を、同様に表示します。
２つの結果をまとめて表示しましょう。
『return』を使えば、改行できます。（& return &）
ところで、display dialog で表示するメッセージテキストを変数で持っておくことができます。
ボタンもリスト形式で変数で持っておけます。
最終のソース：
MacScripter の投稿（MacScripter / Icons in "display dialog"....） を参考にして、『with icon』オプションで表示するアイコンを好みのものに設定できます。
汎用的にスクリプトが動くようにするには、標準の場所にあるものがいいですね。
ここでは、AppleScript エディタのパッケージ内（つまり、AppleScript エディタに含まれている）アイコンを使ってみます。
AppleScript エディタを右クリックして『パッケージの内容を表示』します。
『SEPlugin.icns』というのを使ってみます。
表示されました。
ソース：
AppleScript 2.1 Help: display dialog
AppleScript 0005 - Display dialog ボタンの結果の取得 - GameSprit
AppleScript エディタの操作性が良くなっていて、少し楽になりましたね。
ダイアローグ表示
シンプルにメッセージを表示します。
『buttons』オプションを使うと、メッセージに対し、ユーザーが選択できるボタンを表示します。
『default button』オプションを使うと、『buttons』オプションで設定したボタンにデフォルトの選択を設定します。
上の画像では分かりませんが、『101』が青色に反転してデフォルト表示されます。
リターンキーを押すと、『101』をクリックするのと同じ結果になります。
『with icon』オプションで、ダイアローグ内の左にアイコンを表示します。
『giving up after』オプションで、ダイアローグを表示し、指定した秒数内に反応がないとダイアローグを閉じます。
ユーザー反応（返り値）の取得
直前の結果が反映される『result』変数を使うことで、返り値を取得します。
上の例では直前の操作結果（『101』をクリックした）が『{button returned:"101", gave up:false}』というリスト形式で、tmp という変数に格納されます。
どのボタンがクリックされたかという結果を取得するには、戻り値のリストから『button returned』というリスト項目を取り出します。（リストからリスト項目の値を取り出すのは、リスト項目名 of リスト）
上の例では tmp に格納されている『{button returned:"102", gave up:false}』から 『102』という値を取り出しています。
その結果は変数 btn に格納。
『giving up after』オプションが機能したかどうか（つまり、ユーザーがボタンをクリックしなかったかどうか）は、 tmp に格納されている結果リストから『gave up』というリスト項目の値（下の例では『false』）を取り出します。
その結果は変数 gu に格納。
ユーザーへの確認のため、取り出した結果を表示させます。（テキスト同士をつなぐには『&』を使います。ここでは、『ボタン ：』というテキストと、tmp に格納されている『102』というテキストを『&』でつなぎました）
位置合わせの整形には、tab を使います。
ユーザーがボタンを押しただどうかの反応を、同様に表示します。
２つの結果をまとめて表示しましょう。
『return』を使えば、改行できます。（& return &）
ところで、display dialog で表示するメッセージテキストを変数で持っておくことができます。
ボタンもリスト形式で変数で持っておけます。
最終のソース：
set ddmsg to "表示するテキスト"
set btnList to {"101", "102", "103"}
display dialog ddmsg buttons btnList default button 1 with icon 2 giving up after 2
set tmp to result
set btn to button returned of tmp
set gu to gave up of tmp
display dialog "ボタン ：" & tab & btn & return & "入力反応：" & tab & gu
MacScripter の投稿（MacScripter / Icons in "display dialog"....） を参考にして、『with icon』オプションで表示するアイコンを好みのものに設定できます。
汎用的にスクリプトが動くようにするには、標準の場所にあるものがいいですね。
ここでは、AppleScript エディタのパッケージ内（つまり、AppleScript エディタに含まれている）アイコンを使ってみます。
AppleScript エディタを右クリックして『パッケージの内容を表示』します。
『SEPlugin.icns』というのを使ってみます。
表示されました。
ソース：
display dialog "OK ?" with icon alias ((path to me) & "Contents:Resources:SEPlugin.icns" as string) buttons {"Cancel", "OK"} default button 2
AppleScript 2.1 Help: display dialog
AppleScript 0005 - Display dialog ボタンの結果の取得 - GameSprit
