新・フィエスタの谷 山行記録

【福島県勤労者山岳連盟所属】フィエスタの谷は山に登る事が好きな仲間の集まりです

東北ブロック沢救助搬出訓練(2017/6/24~25)

2017-06-29 | 山行記録

6月24、25の両日、宮城県で行われた東北ブロック沢救助搬出研修会へ参加しました。
参加者は、宮城、山形、福島(郡山・いわき)で26名の参加者です。
皆さん、セルフレスキューに対するモチベーションが大変高い方ばかりでした。

今回の内容は、前年度に行われたチロリアン救出・振り子救出の復習と検証を兼ねた内容でした。
事前に、前年度行われた訓練内容がweb上に資料としてあるので、各自、自己学習してきてくださいとアナウンスがあり、まじめな私は、もちろん事前にチェックしました。
画像だけではどうしても疑問な設定箇所が数か所あったため、前年度の参加者に質問してみましたが・・・結局、単に設定が間違っていただけのようです。
設定した理由を尋ねても、「疑問に思ったけど、このように教えられた」との回答でした。
数か所 ?? な部分がありましたが、今回はすべて別な方法で実施しました。
  

救出方法は、救出ポイントのロケーションや現有資機材によって変わりますので、1つではありませんが、救出方法のなかで、なぜこの様な設定にするのか、明確に回答できない指導は行うべきではないと思います。危険ですので・・・
物理の法則には誰も逆らえませんので、すべての設定において説明ができるはずです。
  

普段...一般の方に救助法の設定やロープに掛かるベクトルの話をしても~大抵 ?? な表情をされて来ましたが、Rescueを本職としていない一般の方で、これほどスムーズに活動できるとは、基本スペックの高さに驚きでした。
【報告者:草野 高行】

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大朝日岳(2017/6/19~20)古寺鉱泉からピストン

2017-06-28 | 山行記録

メンバー:勝見・遠藤・生田目(記)

梅雨入り直前の好天を見込んで勝見さん、かおりさんと朝日連峰に行って来た。
前日夜8:00に私の自宅を出て磐越道~東北道~国道13号で米沢~長井~白鷹に11時半頃着、白鷹ヤナ場(道の駅)で入山祝いを軽く済ませ仮眠を取った。
*ここの道の駅は駐車場も広くWC・水道・草地もありテントで仮眠するのには良い所。

【6/19】
19日、朝4時半起床 軽く朝食を済ませ古寺鉱泉に向かう。途中ダムサイトの細い道を通るが大井沢方面の道に出ると立派な道になった。
6:40頃登山口Pに着いた。駐車している車は平日なのに5~6台止まっていた。前日に山開きがあった様子。

7:10、昭和?明治?の風情100%の朝陽館の前を通り北側の急な斜面を登って行く。30分程でヒメコマツの巨木が生い茂る尾根に出た。
ブナ等の新緑が美しい尾根道を登り合体の樹を過ぎて、いい加減疲れてきたあたりで一服清水に着いた。冷たい清水が美味しい。
清水から10分程登ると日暮小屋からの分岐となり、ここから古寺山の肩まで苦しい登りが続く。
夏道に多くの残雪があり踏抜き・泥によるスリップに注意し、9:20に三沢清水着。水は出ていないが小休止には良い場所だ。
10分程休み急な登りを終えると古寺山の肩に出た。雪渓が続いており道迷いの名所?実際75歳の単独者が遭難して翌朝ヘリでピックアップされていた。
*下山時勝見さん・かおりさんペアもルートミスした所、残雪期は要注意。
残雪の残る道にはカタクリ・白根葵・コイワカガミ・ハクサンチドリが咲きだしていた。

駐車場で準備中 古寺山肩の雪渓 古寺山山頂 

10:20、古寺山到着、展望が一気に開け、月山・鳥海山やこれから登る小朝日岳~大朝日岳に続く主稜線が見えた。
雪が多く気分高揚、かおりさんがアルプス見たいと喜んでいた。小朝日岳の頂上を目指して急登を頑張る。

11:10、小朝日岳山頂着。素晴らしい景色、雪の多い飯豊連峰もよく見えてきた。
勝見さんは「もうここでいいよ」と疲れた様子。小休憩し勝見さんも大朝日の小屋をみつけると元気になってきた。
展望を十分楽しんでから小朝日の急な下りを終え熊越からは展望の良い稜線歩きとなる。
月山 朝日連峰主稜線 シラネアオイ

12:50、雪渓をくり抜いた状態の銀玉水着。最高の水場で小休止、各自最後の水場なので水を補給、3人で12Lぐらい担いだ。
勝見さんアイゼンなし、かおりさん簡易アイゼン、私はゴムスパイクで水場の上の雪壁を登った。
登りは踏み跡のステップがあり楽に登れたが明日の朝の下りは要注意と感じた。
雪渓が終わり夏道を登ると高山帯の様子に変わり、チングルマ・ウスユキソウが咲いていた。
小屋が近くなり勝見さんが早足で登って行く、さっきのグッタリはなんだったんだ。
銀玉水の雪渓 雪渓上部 コイワカガミとウスユキソウ

14:00、小屋着、荷物を2Fに運び、空身で大朝日岳山頂をピストンし14:25山頂着。山頂からの360度の眺めは絶景だった。
小屋に戻り近くの雪渓の雪で冷やしたビールで祝杯をあげた。
そのあとはいつものウダウダタイム、勝見さんはお酒をたんまり飲んで、6時には寝てしまった。
19時前に素晴らしい夕日を見て小屋泊の人達と団欒の時間となる。
月山と朝日避難小屋 色親父 宴会

21時過ぎに寝る準備をしていると小屋の管理人(大江山岳会の会長さん)が来て、先程山形県警に遭難救助の要請があり、皆さんも昼過ぎに話をした大阪からの単独者が道迷いをしてビバークしているとの説明があった。明朝6時にヘリで捜索開始予定との事。
場所は古寺山の肩の雪渓付近なので明日の下山時注意してほしいとの事。銀玉水の上の雪渓で話をした男性らしい。
21:30遭難者の心配をしながら寝床に入る。
日本海に沈む夕日 御来光 小屋前

【6/20】
20日、4:00起床今日も好天だ。昨夜は思いのほか気温が下がらなかった。
遭難者は大丈夫だろうと思いながら軽く朝食を取り下山準備を済ませ5:30に小屋を出た。
気持ちの良い稜線を下り、今日の核心になる雪渓下りとなった。
勝見さんは4本爪・かおりさんは6本爪・私のは長靴用ゴムスパイク、皆んな一言もしゃべらず真剣に下った。
左右どちらに落ちてもただでは済まない高さだった。

全員無事水場広場まで降りた時古寺山上部に県警のヘリが飛来し救助活動が始まった。
30分程でピックアップが終わり遭難者は無事に救出された様子、ほっとした。
まだ蕾状態のヒメサユリを見ながら下山を急いだ。

7:30、小朝日山頂、トラバースルートは雪渓の状態が最悪との管理人さんからの情報から尾根沿いの急登を登った。
小休止し8:00下山開始、小朝日の下りで若い女性の単独者とスライドし話をする。
かおりさんと写真に収めた、山形美人、勝見さんと私はテンションが上がる。
その後も古寺山の下りでまたも若い単独の女性に会う。山形の女性はすごい。

長い下山をいつものバカ話をしながら順調に高度を下げて行く。
一服清水で小休止をし元気を取り戻し、沢音が聞こえてきて合体の樹で最後の休みを取っていると昨夜小屋で一緒だった佐々木さん夫婦が下ってきた。少し会話をし最後の下山にかかる。
急な下りになり古寺鉱泉の赤い屋根が見えてきてやっと長い下山が終わった。
山形美人、いわき美人? ヒメサユリ 米沢ラーメンラーメン

11:00、駐車場着、佐々木さん夫婦(東京都板橋で、お好み焼き みりおんばんぶーを経営 03-6231-0333)とお別れし大井沢にある温泉で汗を流し大江町経由で帰路につき、米沢でラーメン店を探し3件目でやっと米沢ラーメンを食べた。
店主がTVで昨夜の遭難ニュースが報道された事を話ていた。福島大笹生ICから高速に乗り18:00にいわきに着いた。

雑感:久しぶりの朝日連峰だったが充実した山行でした。梅雨前の朝日は人も少なく最高でした。
勝見さん最新の車借りて戴きありがとうございました。かおりさんも朝日連峰満喫出来てよかったですね。
次は飯豊が待ってますよ。お疲れ様でした。


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吾妻 前川 大滝沢(2017/6/11)

2017-06-14 | 山行記録

メンバー:N会長CL、SさんSL、Mさん、Oさん、Ai(記)
ゲスト:Kさん

N会長からのお声かけで今シーズンの初沢♪

以前から来てみたかった、噂に聞くデート沢

前夜は峠駅のスノーシェッドでプチ宴会
地元山岳会のKさんが大きなエスパースを用意してくださり、N会長ご自慢のちゃぶ台を囲み、雨風を気にすることない快適な空間となりました。
時折通り過ぎるローカル電車と新幹線をテントの入り口から眺めたり、モチモチで意外にお上品な力餅を頬張ったり、もちろん美味しいお酒をいただいてから就寝 


翌朝2名が合流。入渓地点まで10分弱、駐車スペースから沢に入れます。
5人で出発するも、すぐに嫌なへつりが出てきて、慣れない沢靴にマゴマゴ
その後はのんびりペースの私が先輩方を追いかける訳ですが、明るい日差しが差し込む沢には美しいナメが続き見入ってしまいます。
眩い新緑の中、自然が作ったとは思えない素晴らしいナメ、小さな滝をウキウキしながら歩けますよ~上部に雪渓がないため水温は低くないし。
   
※写真をクリックすると大きくなります。記事下の【アルバム】もぜひご覧ください

ほどなく大滝に到着~圧巻の大きさ
さすが日本の滝100選、天然ミストが気持ちいい~
直登の記録もあるようですが、もちろん高巻きです。途中切れ落ちた斜面のトラバースがあり、今日はココだけロープを出しました。
   

大滝上で沢に戻ってからも、綺麗なナメは続き、小さな滝を登ったり巻いたり、ドキドキしながら絶妙にヘツったり...
メンバーは各自で自由なラインを歩きます。すっごーく難しい箇所はなかったかな。
1か所だけトイ状の流れを跨ぐ時、水流に足をすくわれて必死の形相  なんとか持ち堪えられてホッとした~
水かさは減っても枯れることはなく、いくつか先の分岐で左股に入り、ほどなく登山道へ合流しました。

    
ランチ後に下山開始、登山道は滑川温泉に至ります。駐車スペースまで1分、無事に到着して解散です。
折角なので、私は姥湯温泉で豪快な景色を眺めながら露天風呂に入り、お土産の力餅を購入し、楽しい週末を満喫して帰路につきました


鬱蒼とした苔むした沢も雰囲気があって良いけど、明るく陽の射すナメの美しい沢は本当に気持ちいい
お泊まりスペースも入渓アプローチも◎で再訪決定でしょ。紅葉の季節も素晴らしいに違いない
誘ってくれたN会長、いつも面倒を見てくれるSさん、Mさん、華麗な沢デビューのOさん、ありがとうございました。
そして見送っていただいたKさん、次回はご一緒しましょう

◆アルバム:吾妻前川大滝沢2017/6/11

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白馬主稜(2017/5/16~18)

2017-05-26 | 山行記録

メンバー:草野CL・慎也SL・生田目(記)

5月のG/Wは休暇を取れないメンバーが大多数のいわき組ですが、16日~の3連休を取れた3人で北アルプス計画を立てた。
直前に慎也君の風邪の具合が悪化し体調を考慮して西穂方面も検討したが、慎也君がB.Cでテントキーパーでも参加するとの事で白馬岳に決定した。
白馬岳主稜は国内では有名な人気のある雪稜ルート、トップアウトすれば白馬岳の頂上となる。
G/Wぐらいまで雪稜・雪壁も安定していて登りやすいと言われている。
当会でも過去2回登っているが2回ともG/W中だった為、私自身は参加出来ずにいた。

【5/16】
16日AM9:30 いわき生田目宅集合出発、常磐道→北関東道→長野道経由で白馬村に午後3時頃着、コンビニで買出しし猿倉に向かう。車窓の新緑と山の残雪が美しかった。
猿倉Pにて荷物のリパックをし午後4時頃出発、残雪の多い林道を登り重荷に嫌気がさし始めた5時半頃白馬尻着、雪崩のリスクの少ない小高い中洲雪面上にBCを設置した。
入山祝いは外で雪の消えたスペースで宴会となる、慎也君一押しの焼きビーフン料理を堪能した。風がなく冷え込みも弱くまずまずの天気の中、明日に備え早めの就寝となった。
  
※写真をクリックすると大きくなります。記事の下に【アルバム】があります。

【5/17】
17日AM3:30起床 天気は無風晴れで暖かい。朝食は途中で食べる事にして準備をし4時半に草野CL・生田目出発。慎也君は体調が悪いのでテントで休むとの事。
8峰までの登りはBCから見ると1時間程度に見えるが実際登ってみると雪面にシュルンドがあったり、ブッシュを越えたりで案外時間がかかった。
雪の状態が良かったのはこの時間までで気温の上昇共に雪が腐ってきた。ナイフリッジになり谷底までの高度感が凄い。
6峰までは所々にもろい岩場、藪、不安定なスノーブロックの乗越等で神経的に疲れた。
 

その頃、慎也君から電話があり体調が良くなってきたので大雪渓から登って行くとの事。
4峰あたりから高度感のあるナイフリッジと急な雪面が連続した。
午後2時頃から点発生湿雪雪崩が頻発し始めてナイフリッジの足下2mぐらいから雪崩が発生していた。気持ち悪い。
3峰ぐらいからガスの切れ間から頂上直下の雪面が見えてきた。急な雪面にステップの跡がどこまでも続いており、「天国へなのか地獄への階段なのかわからない」と草野さんの一言。
    

頂上を確認できたので精神的に楽になったがまだまだ登りが続く、小雪が舞ってきた。
2峰の急な雪面を登り始めると頂上稜線に慎也君を確認出来た。心強い。頑張って登る。
やっとの思いで頂上と2峰のコルまで辿り着いた。天気は回復していたが日陰になり寒かった。
少し休憩し草野さんリードで最後の雪壁に入って行く。途中左側の露岩にハーケン2本を見つけ1ピッチを切った。足場が湿雪で安定しない。
2ピッチ目、草野さんが深いステップでも崩れる足場を慎重に拾いながら最後の雪庇を乗越し視界から消えた。続いて登ったがセカンドなので不安はない。
途中のけぞるように登ってきた主稜を振り返って見ると、素晴らしい景色だった。ピッケルのシャフトを深く差し込み陽光のまだ眩しい頂上に立った。
草野さんと握手をし苦労の多かった主稜が終わった。
    

慎也君の段取りで小屋の食事時間を調整してもらっていたので6時すぎに小屋着。6時半から夕食に有り付けた。
朝からまともに食べていなかったので2人共シャリバテだ。あの日本一の集客出来る小屋に今夜の泊はフイエスタの3人と他1人の4名だけ。
慎也君の話によると天候の具合で大雪渓を途中で下山したパーティーもいたとの事。小屋のスタッフも小人数だったが対応が良かった。
具だくさんの味噌汁がありがたかった。ビールがこれほど美味しいものかとも思った。消灯まで慎也君と話が弾んだが10時就寝。
    

【5/18】
18日5時に起きた。外は一面の銀世界、黒部越しに見えるの立山・劔が綺麗だった。小屋ではヘリによる荷揚げが始まっていた。
下山準備をし7時半に大雪渓に入り下降開始。昨夜の新雪で私のアイゼンは雪団子が出来て不安定。アンチプレートの威力は大きい。
急斜面が終わるころからはザラメ雪となり楽になった。
昨日主稜から大雪渓で雪崩遭難した方を救助作業が見えたあたりを下り合掌し各人尻セードしながら短時間でBCに戻る。*私達が下山した翌日発見された。
遭難した長谷川さん(37歳男性)は山岳ガイド武田君の友人で将来のあるクライマーとの事、残念。

猿倉に12時頃着 白馬村のアルプスの見える温泉に入り美味しい蕎麦を食べ2時頃に帰路に着いた。いわきには19時頃到着。
賞味期限切れの恐怖の主稜を怪我もなく登れて草野さん、慎也君に感謝しております。また、かおりさんの連休に合わなくて無駄になりすいませんでした。
今回二ッ箭山のトレーニング中、冬靴が壊れファイブテンのアプローチシューズ+アイゼン+いつもの青葉の服装で登りましたが、慎也君からアルプスをナメすぎている男と笑われました。
風も無風で悪天候にならずよかった。次回は賞味期限内に短時間で登ります。

◆アルバム:白馬主稜2017/5/16

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大風川渓谷(2017/4/11) 

2017-04-14 | 山行記録

メンバー:草野リーダー、鈴木(慎)、勝見、生田目(記録)

今日は昼頃から天気が悪化し雨も強く降るとの事で、残雪の山は諦めて古殿町にある大風川渓谷上半部の沢登りとなった。
ここは一週間前に単独で来ていたので多少天気が悪くても問題なく遡行出来る。
慎也君がカタクリを見たいとの希望もあり再訪となった。

8:30駐車場から入渓、荒れた昔の遊歩道(今は殆ど廃道)に谷を下って行く。
入渓後10分程度でカタクリの花に出会う。日差しがあれば一面紫だったろう。
それにしても株数は多い。1万株に1個あるかという白花を見つけ慎也君が写真に収めた。
他にも、ニリンソウ・アズマイチゲ・キクザキイチゲ・ハナネコノメ等が咲いていた。
やはり大風川渓谷は手つかずの忘れられた花の谷だ。

  

途中巨大なブナの倒木のある厭らしい急斜面のトラバースも草野さんが勝見さんをザイル確保しながら安全にやりすごす。
勝見さんは終始「こんな酷い所連れて来て、とか黒部下の廊下より怖い」と叫びながら通過した。
落ち葉のラッセルをしながら沢に降り、何度か渡渉をして中間地点である犬戻しの滝の上部にでた。
ここで早いランチタイムとなり暖をとる。

  

10:30沢登り開始、この頃から雨がポツリポツリ落ちてきた。
ここの岩は鮫川石(いわき市南部鮫川沿いで採れる緑色片岩でよく庭石として使われる)で良く滑るが沢靴に履き替えたので大分フリクションが利くようになった。
水線に沿って進み、トロ状の連続した滝を越え、ゴルジュの側壁を微妙なトラバースでやり過ごし進んだ。
途中左岸の傾斜地にカタクリの大群生地があって慎也君が写真に収めた。
日差しがあれば一面、紫色に染まっていたはずだ、残念。
皆、水に落ちたり滑ったりしながら約1時間半の沢を楽しんだ。

 

12時少し前に駐車場着、この頃から強い雨になり濡れた服を着替えながら帰路に着く。
身体も冷えたので途中にある蕎麦屋であったかい蕎麦を食べ、春の沢遊びが終わった。

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2017総会 in いわき

2017-04-09 | 山行記録

今年度のフィエスタ総会は、11名の参加と欠席会員の委任にて2017年3月25日に開催しました。
会務および会計報告に続いて、役員改選があり新しく会長に沼田さんが選任されました。
その他、役割分担、入山・下山連絡方法の確認、講習会を取り入れて行くこと等、会運営について会員間の意見交換を行い、4月から新体制においても、引き続き事故のない楽しい山行に努めます。

以下、新旧会長の挨拶です。

◆会長退任にあたって◆
2010年~足掛け8年弱に渡って会の代表をさせて戴き会員各位の暖かいご支援もあり、大きな事故もなく山を楽しめた事を感謝いたします。
思い起こせば創立間もないフィエスタの谷に入会し無茶な山行も多々ありましたが、今になればひとつひとつの山が昨日のように思い出されます。
当時を知る会員も少なくなりましたが若いメンバーも揃ってきているので何も心配しておりません。
また栃木組会員の加入も大きな力になりました。

いろいろな山を楽しめる会になって来ていますが、発足直後に通った御神楽のスラブ群や3年通った穂高・屏風岩等、何か目標を持って登るのも今後必要なのかな?と個人的には思っています。私も還暦直前となり心の片隅にやり残した欠片の様な山を拾いながら登って行きたいと思います。なるべく一人で山と対峙出来る時間を増やせたら幸せです。

沼田新会長の基で会員各自の山を追及して下さい。そして楽しんで下さい。
長期に渡り会員にはお世話になり本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

◆新会長あいさつ◆
若輩者で大変恐縮ですが、今年度より会長職を拝命いたしました沼田です。
前会長の生田目さんが現在のフィエスタの良い会風やバラエティーに富んだ山行スタイルへ導いてくれたと感じており、とても感謝しております。
私自身も、生田目さんとは多くの山行を共にし、色々な事を教えていただきました。

現在は、フィエスタの山行を気に入ってくださり、若いメンバーや強く志が高い仲間が多数増えました。とても、うれしいかぎりです。
最近も、事故もそうですが悲しい山岳事故が後を絶ちません 。私たちの会では事故を無くし、真摯に自然と向き合い楽しく山とお付き合いができるグループにしたいと考えています。
会員の皆様の力を借りてより良い山岳会にして行きたいと思っております。どうぞ宜しくお願いいたします。

写真をクリックすると拡大します
親睦会 新旧会長 極寒の青葉

【編集後記】さて、もちろん総会の後は親睦を深める宴会、青葉でのクライミングでした。なかなか会員の予定を合わせるのも難しく、各自が目指す目標も様々ですが、皆で誘い合っての山行や安全登山のため経験や知識や技術の共有ができればと思います。今年度もフィエスタをよろしくお願いします。

(編:Ai)

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東北雪崩講習会 ビーコン捜索コース受講(2017/2/26)

2017-03-10 | 山行記録

1.実施日時  平成29年2月26日(日)8時30分から16時00分
2.実施場所  宮城県刈田郡蔵王町 すみかわスノーパーク
3.実施人数  ビーコンコース 5名
4.講師    鈴木孝氏

【報告者:草野 高行】
1月22日の日曜日、しばらくぶりにPCのメールをチェックすると、宮城県連からの東北雪崩実技講習会のお知らせメールが転送されていた。
勤務スケジュールをチェックすると、ちょうど休みである。
私が山岳会に入った目的は、山が好きというよりは・・・自分の知らない事(技術)に対する興味、行ったことのない場所、行くのが困難な場所、困難に遭遇したときの対処法などに興味があったからである。(だから、山の名前はあまり知りません。)
その点、山屋さんの領域は、私には未知の領域であり、学びたいことが沢山ある分野である。いままで、沢からの搬出訓練など、いろいろ行きたい講習会があったが、どの講習会も移動日を含めると、仕事のスケジュール調整が困難で、いつも参加できずにいた。
今回はちょうどタイミングが良かった、おまけに会の皆さんの計らいで、受講料を負担していただいた。ラッキーである。

雪のほとんど降らない場所に住む、私にとって雪に対する知識はほとんど無く、冬山は、憧れと共に恐怖の対象でもある。臆病な私は、たいてい行動を起こす前に、安全対策から入るのが基本であるが、本を読んでも、道具をそろえても、実際に使いこなせなければ話にはならないし、格好が悪い。
雪山への憧れから、ビーコンを購入してみたものの・・・一人では練習できないので、大変に行きたかった講習会である。

【2/25】
前日の25日(土)にいわき市を出発し、講習会には、勝見さん、慎也君と私の3名で参加、都合により講習会には参加できないが、生田目会長は勝見さんの監視役で同伴することとなった。ビーコンコース(勝見・草野)・弱層テスト・雪質観察コース(鈴木)の参加予定。
18時ころに、宿泊場所の宮城県蔵王自然の家に到着、入り口近くで、施設職員と会長が立ち話「私は宴会のみの参加です。」と言った途端に、「こここは宴会はできません。」と注意される。
出発前に、自然の家のホームページで確認したが、アルコールに関する記載は無かったものの、「県自然の家」という性質状、やはりアルコール&たばこは禁止でした。
経験上、周りに迷惑にならない範囲で、酒はこっそりと嗜み、空瓶、空缶等の痕跡を一切残さず撤収すれば、大人の対応で黙認されていた部分であるが・・・勝見のとーちゃんの行動が心配である。

部屋で他の岳連の方との小宴も中盤になったころ、心配していた通り、勝見のとーちゃん、非常口での喫煙ホタル族が警備員に見つかり、施設スタッフが飛んでくる。久しぶりに小学生のように怒られる大人をみた。

屋外階段に通じる非常口は、たばこが吸いたいときは、「ここなら大丈夫じゃない。」と私が、こっそり教えていた場所であるが・・・
非常口の扉を閉めずに、たばこを吸っていたらしい~廊下から丸見えじゃ、警備員に見つかるはずです。
いつもの灰皿持ってきているし、ちょっと甘やかしたのがイケなかった。酒盛りの最中にスタッフが苦情に飛んで来たので、あわててタオルで酒瓶を隠すことになった。

施設は、宿泊費が安いので文句は言えないが、風呂にシャンプーや石鹸なし、スリッパなしの部分は、事前のアナウンスがほしかった部分である。鉄筋コンクリートの冷え切った廊下を素足で移動することになった。

【2/26】
講習会当日は、6時に自然の家を退館し、近くのコンビニで朝食を受け取り、すみかわスノーパークに移動と講習会のスタップより説明をうける。

朝5時に起床すれば、十分間に合う計算だが、パッキングや準備が遅い私は4時30分に起床し、ヘッデンで1人コッソリ布団をたたんでいると、物音に敏感に反応したとーちゃんも起きてしまった。まだ、みんなが寝ているのに、しゃべりだしたので、同室の方を早く起こす結果となった。

時間があるので、余裕で受付できると考えていたが、朝食を受け取ったコンビニでのんびりし過ぎ、すみかわスノーパークへのアプローチを間違えたりしたため、受付に遅れてしまい、皆さんに迷惑をかけてしまった。1時間30分も、早起きしたのに反省である。

【講習会】
実技講習会は、事前に仙台市内で11月に行われてた机上講習会の受講が前提で話す内容なので、容赦なく専門用語が飛び交う。

私が、この講習会の案内を知ったのが、メールを転送された1月の後半であるが、申込書には、下記のように記載されていた。
---記---
机上講習会 2016年11月27日(日)12:00~17:00に仙台市戦災復興記念館研修室にて雪崩についての机上講習会を行ないますので、机上講習会にも必ず参加して実技講習会(2月26日)に臨んで下さい。
---------

前年度の文書データを利用し、日付を間違えているのか??。と思っていましたが、この講習会参加の案内文は多分もっと早くに回覧されていたのでしょう。
ビーコンの使用経験もほとんどありませんし、机上講習会に参加していない~私ととーちゃんは、まったく、周りの人についてゆけません。

また、案内文に事前には、「当日テキストをお渡ししますが、山と渓谷社発行の「山岳雪崩大全」を購入し事前に学習を行ってください。」とも記載されていたので、この本は購入し、事前にチョットは勉強していたので~なんとかなりました。

しばらく講師の鈴木先生と「分かりますか」、私「分かりません」と元気よい、やり取りが続き~進行が更に遅れ気味となりました。
勝見のとーちゃんは、先生の説明 ⇒ 私の解説との通訳で、多分理解できたと思います。

この講習会で学んだことは、ビーコンの基本である。特性、操作方法、ビーコンアンテナの相違、効率の良い捜索方法、プロービング、救出方法、搬送方法などです。

ビーコンは、457khzkの周波数に統一されているが、メーカーにより、457.○○の小数点以下の部分でバラつきがあり、埋没対象者との距離表示に誤差があるため自分の使用する機種の特性を理解すること。
磁力曲線をイメージし、いろいろな格好で埋没している対象者の発する電波を拾い、素早く救出すること。
複数埋没者には、リーダーが救出相手のトリアージを行い、隊を一か所に集中させずに、効率のよい救出活動の指示をすること。
掘り起こすときは、プロービングした目印にスコップを集中させてしまいがちだが、1メートルほど、斜面下側の離れた部分から堀りはじめた方が効率が良いことなど、初心者が陥りやすいミスをすべて経験し、指導されてきたので、たぶん実際の現場では、基本的動きは少しは可能ではないかと思います。

文章ですべてを説明することは、困難であり、トレーニングも続けて行かないと、一定のレベルの維持はできませんが、冬山で遭遇するトラブルに対処できるよう、様々な講習会の参加やトレーニングはしてゆきたいと思っております。
今回、受講した講習会の内容は、機会がありましたら、参加を後押ししてくださいました皆さんに還元してゆきたいと思います。

【写真集】

雪面を2mほど切り崩し、所定の位置にビーコンを埋める


1m・2m位置に発信状態のビーコンをセットし、自分のビーコンがどのように反応するかを確認する


とーちゃんは、雪面堀の総指揮です


埋まっているビーコンの状態で自分が受信する磁力線の形が違うので、反応の違いを体験します
当然、相互のビーコンが縦軸方向で向き合っていれば、遠くまで強い電波を受信できます


10メートルごとに旗を立てて、自分のビーコンの捜索可能な距離を体感する

捜索対象者に接近したら、十字検索法によりさらにピンポイントに検索
もっとゆっくりビーコンを動かすように注意される


埋める深さも変えてやってみる。ビーコンの反応が違う


カメラを向けると~とーちゃんは、あいかわらず的確な指示を出している感じのホーズをします


プロービングからの掘り起し作業
掘り起こした雪を移動させるコンベア体系で作業します


プロービングで埋没位置を特定。早期に気道確保をします


人形を掘り起し、担架に収容
外傷を追っている可能性があるので、あくまで頸椎から脊椎保護を考慮したJPTEKのプロトコルに沿った行動でおこなう


ザック3個を連結し簡易担架を作成。側面にストックやスキー板を付ければ完成である
山中でできる応急手当に限りはあるが、ある資機材で精一杯の事はしたいと思う

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2017新年会 in いわき

2017-01-30 | 山行記録

2017年1月21日に恒例フィエスタの谷新年会をしました。
今回は新メンバーに加え、相馬と仙台からゲストをお呼びして20数名と盛大
差し入れのプリプリ牡蠣や美味しい日本酒、絶品ブーちゃん世界の料理シリーズなど大満足な宴会でしたよ
暖かい暖炉を囲み、もちろん深夜まで山の情報交換や近況報告が続いたのでした。
 

そして毎年フィエスタの忘新年会ではオメデタイ事が発表されるのです。米国出身のBクンが日本女性とゴールイン
3年ほど前に会長らから「だいじょうぶー」を教えられ、たどたどしかった日本語も随分上達してビジネスを起こした立派な青年です~末永くお幸せに。来年は誰?
 

翌日は青葉でのクライミング
アプローチではすでに白梅が開花していて季節の移ろいを感じました。
岩場に着くと既に沢山のクライマーが登っていて半袖さんも~やっぱり暖かい。
前夜の暴飲食を言い訳に...体が重い
 
揚々と初課題にトライして跳ね返されたり、お手頃課題で不意落ちしたり、大きな成果はなくともメンバーが集まってワイワイ登るのは楽しいんです
悔しい思いはモチベーションに変え、持ち帰った宿題は時々トレーニングして戻ってこよう。

参加の皆さんお疲れさまでした。
都合の合わなかった皆さん次回お会いしましょう

【編集後記】 少しHPの更新が空いてしまいましたが、元旦の青葉登り始め、あだたら雪訓、八ヶ岳アイスなど、今冬も各メンバー誘い合わせて楽しく安全山行を続けています。
これまで事故がないこともフィエスタの自慢です

(記:Ai)

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2016秋合宿・裏剣山行(2016/9/22~25)

2016-09-29 | 山行記録

メンバー: Tリーダー(記)・Sさん・Mさん・Iさん

9月22日~25日の日程で裏剣に行って来ました。
同行してくれた栃木組の三名(Sさん、Mさん、Iちゃん)に感謝します。
長い行程と悪天候を乗り越えての思い出深い山行となりました。ありがとうございました。

余りにも美しく有名な仙人池からの裏剣の絶景と、それに北方稜線からの剣岳登頂を加えて一粒で二度おいしいグリコのような山行計画ではありましたが、如何に...

【9/21】
夜8時過ぎに栃木組三名がT宅に集合し、一路立山へ。深夜2時に立山に到着し、軽く乾杯して仮眠。

【9/22】
立山駅--(電車)--宇奈月温泉--(トロッコ電車)--欅平--水平歩道--阿曽原温泉小屋

T車を立山にデポして立山5:30発の始発列車に乗り込みました。
宇奈月温泉までの約2時間の富山のローカル線とそこから乗り換えての欅平までの1時間20分のトロッコ列車で旅気分が否が応でも盛り上がります。
しかしながら、天気が良くない。カッパを着込んで欅平駅を後に阿曾原温泉へ向かいます。

  

断崖絶壁の水平歩道に、はじめのうちは「すげーっ」とか「怖~い」とか言ってはいましたが、いい加減にそんな状況にも慣れてきたころ奥鐘山が姿を現し、さらに歩みを進めるとその西壁が大迫力で深く切れ落ちた渓谷のすぐ隣に見えるようになります。

 

「どこを登るんだろう?」などと各々が勝手にルートを想像しながら進んでいきますが、水平歩道が山肌に沿って大きく蛇行しているため奥鐘山がいつまでもすぐ隣にあって「なかなか進まないなあ」と思いつつ、奥鐘山が見えなくなる頃になるとと阿曾原温泉はもうそこです。
阿曾原温泉に到着し、小雨の中露天風呂へ。雨に冷えた身体に温泉は正に最高!でした。

  

さっぱりしたところで、夕食前に軽く飲み始めようかと食堂へ行くと小さなギターが置いてありました。
まさかないよなあ~と思っていたらそのまさかでした。そうです。Sさんが隠し持って来たものだったのです。
ザックも70リットルと小屋泊にしてはやたらにデカイと思ってはいましたが、彼をあなどっていました。やられました。

そしてこうも思うのです。「まあ担ぐの俺じゃねえし。好きにすれば。もう知らねえ」と。
そうこうしているうちに夕食となり、大好きなカレーをお代わりして満腹になってそんなあきれた気持ちをリカバリーして就寝しました。

【9/23】
阿曽原温泉小屋--仙人谷ダム--雲切新道--仙人池--池の平小屋

しっかり雨が降ってます。今日の累積標高差1600mの行程が思いやられます。
特にギターを背負っている人が心配ですが、自業自得です。
出発の踏ん切りがつかずにいましたが、「生田目さんなら絶対に行くにきまってるよな」と、意を決して阿曾原温泉小屋を後にしました。

  

ぬれねずみになって仙人ダムから雲切新道の急登へと入り、ギターを背負うその人は「もう二度と来ねえ」と悪態をつき始めますが、無視つつ、長い樹林帯を抜けて仙人温泉へ到着。
そこからは沢沿いの道の徒渉を何度か繰り返しながら登って行くと辺りがすっかり紅葉してきているではありませんか。
程なくして待望の仙人池に到着です。ヒュッテのお姉さんが暖かいお茶をふるまってくれました。
古くて趣のある素敵な小屋でした。紅葉は今が最高とのこと。

 

そして待ちに待った眺めを期待し池の畔へ。
雨のせいで期待していた裏剣は見ることはできませんでしたが、仙人池と周りの紅葉は実に見事でした。
今までのこの地への憧れとこの二日間の長い行程を振り返ると、天気の悪さを差し引いても大変美しく感慨深い景色でした。

ギターを背負って悪態をついていた人にさえも「一緒にここまで来てくれてありがとう」という気持ちになってしまうんですから不思議なものです。
そして今宵の宿池の平小屋へ。
池の平小屋は小さいながらも小屋の人たちはとても優しく親しみやすい人たちばかりでとてもリラックスできる大変よい小屋でした。
食事もおいしく今晩も満腹になって就寝しました。

【9/24】
池の平小屋--北方稜線--剱岳--剣山荘

雨は上がりました。朝焼けです。見事に八ツ峰、チンネ、ジャンダルム、小窓など裏剣が一望です。
できることなら仙人池からとは思いましたが、もうこれ以上の贅沢は言いません。
見事な絶景に感動しつつ、今回の山行のハイライト北方稜線へと歩みを進めます。

 

すっかり氷化してカッチカチになった氷河小窓雪渓を詰めて行きます。
そしてはっきりしない踏み跡に右往左往しながら小窓の王の肩からは急なザレた斜面を下り三の窓へ。
チンネや剣尾根をIちゃんはしっかり偵察し、来年の山行へ思いを巡らせていたようでした。



私は一昨年のチンネ左稜線を思い出しておりましたが、三の窓雪渓の雪が三の窓からはほとんど見ることができないのには、びっくりしました。
長次郎谷も雪渓がほとんどありません。熊の岩の周りなどにはまったくありません。
びっくりを通り越して愕然とし、悲しみすら覚えました。
 

話が前後しますが、小窓の王の手前ではギターを背負っている人のペースが上がらず、とうとうMさん、Iちゃんがその人の荷物を手分けして持ってやることになりました。
ヒーヒー言いながらやっとこさ池の谷乗越しに着いて、これからの岩稜歩きが今日の核心です。
ギターを背負い、荷物を持ってもらった人も、「手を使い始めるとペースが上がるんだ」と鼻息が荒くなってきました。

 
 

前を行くガイドパーティにぴったりついていくと、ガイドさんは先をゆずってくれました。
「Tさん、先ゆずってくれたから早くいくぞ」とついさっきまでのヘロヘロの自分の姿などおかまいなしです。
「まったく現金な人だな」と彼に言ってはみたものの、そんなことを気にするようなSさんではありません。
でなきゃ、ギターなんか初めから持ってきてませんもんね。
 

 



そんなこんな気持ちを乱されながらも岩稜歩きはとても楽しかったです。
そして剣岳頂上へ無事到着。
 
 
あとは下山するだけと思うのもちょっと寂しくセンチメンタルな気持ちになりましたが、カニの横ばいを経て混み合う剣山荘に到着し、担ぎ上げたお酒を飲み切って就寝しました。

【9/25】
剣沢、雷鳥沢を経て室堂へ~真っ盛りの紅葉を堪能しました。
立山にはお昼前には到着して帰路につきました。
 

 



Sさんをダシに面白おかしく書いてしまいました。
少しは反省していますが、半分以上は正直な気持ちですので、Sさんも少しは反省してくださいね。

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2016晩夏・穂高リベンジ(2016/8/22~24)

2016-08-31 | 山行記録

メンバー:生田目(記)・Kさん

Kさんから13連勤開け3連休取れると連絡が入り、それなら6月の穂高リベンジとなった。6月穂高メンバーの勝見父さんは用事があり不参加。2泊3日で穂高か?ルートは?

前穂北尾根も考えたが私もKさんもお盆の繁忙期の疲れがピークだったので移動の時間も考慮し、西穂→奥穂→白出沢下降と決めた。このルートは日本最難関縦走路と言われていて死亡事故等も多いが、クライミングの経験がある人にとっては最高に楽しいルートだ。

【8/22】
朝5時に生田目宅を出発、台風が3つも近海にあり逸れる事を期待し松本経由で岐阜・新穂高に向かう。途中、思ったより天気も良く浅間山も頂上までハッキリ見えた。

11:30 新穂高着、12:30発のロープウェイで西穂高口まで一気に上がる。雲の上に笠の稜線が見えた。台風の影響でロープウェイの運転中止を危惧していたが運転中で安心した。安心して気が抜けたのが悪かったのか入山祝のビールを飲んで登山開始となった。西穂山荘までは1時間程度なのだが、私はアルコールの影響か大汗をかいての苦しい登りになった。Kさんはダメおやじを待ちながら先導してくれた、情けない。鳥の声も聞こえず、嵐の前の静けさとはこの状態を言うんだと2人で話した。

14:00 西穂山荘着 台風の影響で宿泊者は20人程度か。夕食までグダ愚タイム。
17:00 4人用テーブルで女性3名に囲まれて夕食になったが私の体調はすこぶる悪く食事に手を付けられない状態だった。折角美女3人との食事なのに、さっきのアルコールと大汗で風邪ひいたようだ。それでもむりくり胃袋に納め込み早めに寝た。

【8/23】
3時起床、4時出発。星が見えている天気は大丈夫一安心、体調も2人共OK。小屋から西穂独標までは、Kさんの早いペースで引っ張ってもらい40分で着いた。西穂山頂あたりからガスってきたが雷鳥がいた。ここからが楽しい?Up・Downが続く。間ノ岳あたりで、Kさんは高度の影響なのか頭痛と生あくびの表情が出始めたが特効薬(鎮痛剤)で10分後には元気になった。

  

有名な逆層スラブの登りで先行パーティー(ガイドパーティー)に追いついた。ガイドパーティーは終始ザイルを結んで行動していた。私達2人はフリーで乗っ越すが核心部は濡れていた。Kさんビビりもなく快調だった。天狗の頭(天狗岳)で朝食を取る。最高の展望が開け、槍まで見えてテンションがあがる。天狗のコルからコブ尾根の頭までの登りが長く辛い。時間の記憶がないが疲れが出てきた。ジャンダルムに続く岩壁・岩稜が素晴らしい。キツイ登りが終わり少し下るとガスの中に岩に打たれた鉄棒が見えた。ジャンダルムの基部に着いたのだ。先行パーティーが降りてくるのを待ってジャンに登った。ガスで展望は無かったが有名な天使の頂標があった。

 

ロバ耳の鎖場下りも問題なくクリアーしてブタの背を登り馬の背を越え奥穂の登りになる。馬の背ではいつもの言い合い(ブチ切れ会話)をしながら登りきる。奥穂山頂は目の前。Kさんに先を譲り13:00頃、奥穂高山頂着。握手し長い登りが終わった。上高地や西穂から長かった岩稜を眼下に見て達成感に浸りながら、穂高リベンジ完了。30分程下り穂高山荘着。今日は台風の影響で今シーズン一番空いていると小屋のスタッフが話していた。今回強行したのは正解だった。Kさんも仕事で疲労した身体でよく参加したものだ。部屋の窓越しに前穂北尾根を見ていたが夕方にはガスに隠れた。夕飯まで暫し休憩、穂高山荘は草野さんと渓と泊って以来だ。ロビーでコーヒーを飲む。5:00夕食、外国人も数名いた。昨夜と違って食が進んだ、Kさんも満腹の様子。消灯前に床に就き長い一日が終わった。

 

【8/24】
6:10朝食を済ませてすぐ下山開始。展望がないので涸沢岳はパス、ガスの中地獄へ引き込まれる感覚で降りて行く。途中ガスが切れて谷が見えたが雪渓は皆無だった。約2時間弱で鉱山小屋跡、樹林帯から林道までは走るよう降りた。だるい林道をバカ話をしながら歩き11時頃新穂高着。まずはソフトクリームを食べる天国だ。近くの温泉に入り汗を流し往路を戻る。途中の安曇野サービスエリアで昼食?を食べて20:30いわき着。

  

【雑感】
台風等の天候不安・連勤の疲れをおしての山行だったが結果的には充実した山行となった。女房からもKさんに怪我させたらダメだよ、との強いお達しの中、無事帰れて良かった。Kさんは生まれて一番の筋肉痛だったようだ。(本人は若いからすぐ筋肉痛が出るとのことホントかな?)厳しい岩稜では、いつもの激しい?会話応酬もありましたが怪我一つなく下山出来たのもKさんの成長の結果だと思う。更なる飛躍を期待します。

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