淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

不可解なグラミー賞、「ラ・ラ・ランド」と「バンクコ・ナイツ」、そして金正男氏の哀しみ。

2017年02月17日 | Weblog
 異業種同士で同年代の男性たちによる定例的な飲み会があって、それに出席する。
 マスコミ、大手エネルギー業界、金融、大学、地元企業のpresidentなど、ここには書けないけれど、出席者は多彩な顔触れだった。

 でも当然にして現在無職で稼ぎの全くないわたくし、今は名刺も持っていないので、全員知っている仲間たちではあったけれど、肩書きと後ろ盾が何もないことにちょっと戸惑ってしまう自分がいた。

 みんな心から心配してくれて、「再就職」をその場ですぐさま斡旋してきた友人もいて、それはそれで凄く嬉しかったし有難かった。
 丁寧にご辞退申し上げましたけど・・・。
 
 それにしても、毎日毎晩、こうして家にひたすら引き籠もっていると、それもまた少し心地よく思える自分も少しいて、心の中で、「恍惚と不安」が激しく葛藤する。
 勿論、何にも一切所属していない自分自身が心底怖くなったり、生活してゆくためのお金の事を考えると、かなり鬱々とはしてくるのだけれど・・・。

 今年中に出版しようと目論んでいる「音楽エッセイ」も、書き溜めたものを読み直してみると全然納得出来なくて、もう一度初めから全部やり直す(書き直し)ことにしたし、英米のロックや日本の音楽や黒人音楽を流す店のオープンも、色々と諸事情が重なって数年先になってしまいそうだ。
 自分の心の唯一の拠り所が、直ぐに始めようとしていた「音楽をBGMにした店」だったので、たとえある一定期間に過ぎなくても精神的な主柱が外されるのは本当に辛い(必ず、やりますけどね)・・・。

 それはそうと、深夜、TVで「グラミー賞」の受賞式のダイジェストを観ていたら、グラミーはビヨンセじゃなくて、なんとアデル!
 これには驚いた。

 ほとんどの音楽メディアも、ビヨンセの「レモネード」が獲るものと思っていたらしく(こっちも当然ビヨンセだと思っていた)、獲れなかったのは人種差別的だと批判するコメントが多かったし、フランク・オーシャンやカニエ・ウェスト、それからドレイクらは、グラミーにおけるこういうコンサヴァティヴな体質や傾向に抗議して、初めから出席すらしなかった。

 特に印象的だったのは、ビヨンセを破って最優秀アルバム賞を受賞したアデルがステージの上で泣きながら、「今年の最優秀アルバム賞はビヨンセの『レモネード』が獲るべき」というような趣旨を語っていたことだ。
 アデルも偉いっ。

 そしてなんといっても一番衝撃的だったニュースは、マレーシアで殺害されたとされる北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏。
 なんか、これまで数多のインタビューを受けていたそれだけの印象で言っちゃうと、優しいお坊ちゃんという感じで愛嬌があった。
 金正男氏はずっと中国の庇護を受けていたらしいけれど、金正男政権だったとしたらもう少し今の国内体制は雪解け状況に緩やかにスライドしたかもしれないと、淡い期待さえ抱いてしまう。
 金正男氏の次男も、エリック・クラプトンのコンサートにお忍びで行くところをマスコミに囲まれたりして、ロック好きを公言していたけれど、今、一体どこでどうしているんだろう?

 次に映画である。
 期待が最も大きいのが、やっぱり「ラ・ラ・ランド」だろう。
 ラストの15分がとにかく凄いのだとか。楽しみだ。
 絶対、観ないと。

 それともう一本が、「バンクコ・ナイツ」。
 「サウダーヂ」の富田克也が監督と脚本を手がけた、バンコクの歓楽街で働くタイ人娼婦と日本人の男たちの物語である。
 傑作との呼び声が、こちらも高い。

 まあ・・・それはそれとして。
 どうしようか・・・これから先。

 ずっとこうして、引き籠もりだけしていてもなあ・・・。







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