淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

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NHKスペシャル「ドラマ東京裁判~人は戦争を裁けるか~」全4話はよかった。特に4話は圧巻!

2017年01月04日 | Weblog
 さすが、こういうジャンルはNHKが圧倒している。他の民放テレビ局だとここまで高水準のドラマは不可能だろう(予算面も含めて)。

 全4話、4時間の大作である。
 NHKスペシャル「ドラマ東京裁判~人は戦争を裁けるか~」。

 東京裁判自体には昔から興味があって、映画になった小林正樹監督による「東京裁判」は映画館で観ている。
 ただ、この映画も約5時間にも及ぶ大作映画で、観たのは随分前のことだったので、今ではほとんど記憶に無い。

 太平洋戦争が終結し、連合軍の最高司令官マッカーサー元帥が日本に駐屯して、極東国際軍事裁判所条例を発布し、戦争責任として日本の戦犯を裁くことになったのが、いわゆる「東京裁判」である。

 この4時間にわたる壮大な歴史TVドラマは、太平洋戦争における戦争指導者百名以上の戦犯容疑者の中から、28名のみが被告人とされたその「東京裁判」を、裁判官及び検事として選任された11ヵ国代表者たちに焦点をあて、裁判長に任命されるオーストラリア連邦代表のウイリアム・F・ウェッブや、インド代表のパル判事たちら、それぞれが抱える裁判への葛藤や判断や苦悩を克明に描いてゆく。

 だいたいにおいて、戦争とは国家における許されざる凶悪な犯罪行為ではあっても、個人の責任を問えるのかという大きな問題。それから天皇の戦争責任は問えるのかという難題。そして、そもそも当時の国際法上、なんの規定がなかったものを、今更遡及して裁くことが実際に可能なのかという問題・・・。

 それらの諸問題を考慮しながら(そして一番厄介な、それぞれの異なる国家事情)最終的な判断を下さなければならないわけで、ご多分に漏れず、ここでも意見を同じにするもの同士の派閥ができあがり、根回しが行われ、各国の思惑だけが錯綜してゆく・・・。

 確かに、ドラマだとは知っていても(膨大な資料に基づく、かなり正確なシナリオ描写になっているとは聞いていたけれど)、「結局は、勝戦国が敗戦国を裁いてるんだろうが! はじめから結論有りきだろう!」と、個人的に怒りが込み上げてくるのもまた、厳然たる事実ではある。

 でも、最後の第4話は圧巻である。
 最終的に、「東京裁判」28名の被告のうち、大川周明は発狂入院して免訴。元外相の松岡洋右と、元帥海軍大将永野修身は公判中に死亡。
 残った25名のうち、土肥原賢二大将、坂垣征四郎大将、木村兵太郎大将、松井石根大将、東条英樹大将、武藤章中将、広田弘毅元首相の7人は絞首刑。そして残る被告は終身刑または有期刑となるのだけれど、その判決に至る経過をドラマの第4話は追ってゆく。

 観るべきでしょう、日本人なら。
 NHKスペシャル「ドラマ東京裁判~人は戦争を裁けるか~」全4話は。











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