淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

エイミー・ワインハウスの名盤「Back to Black」を聴き直す、そんな金曜日の夕暮れ時ー。

2016年09月02日 | Weblog
 朝、病院に直行する。
 胃の再検査は来週の金曜日と決定した。
 それにしても臆病の極致というか、惨めったらしいただの小心者というか・・・突然死でなんとかお願いします、闘病生活だけは勘弁してください、この願いを叶えてくれたらそのかわり何だってしますから!と、真面目に待合室で神様に祈った。

 アホである。

 今日も残暑。かなり暑い。
 病院から今度は、車で遠出する。
 郊外に出たら、鮮やかな色に揺れている田圃が一面に広がっていて、空には幾つかの夏雲が浮かんでいた。
 夏色がまだ残っている9月の風景。

 懐かしいひとと久しぶりに再会して、二人で鰻を食べた。
 美味しく食べながら互いの近況報告をしていたら、またいつもの仕事関連の電話が鳴り、仕方がないので外に出て、現実の世界に戻っての遣り取りに終始する。

 昼食を含めて1時間ほどでソウルメイトとは別れ、「ドリカム」の裏ベストを大音響で聴きながら、残暑厳しい昼下がりの街を出て、次なる「起業創業」の件でプランナーの方と久しぶりに再会して、今後の自分の戦略に関して様々な角度からの助言を頂く。
 目から鱗!

 やっと帰宅。
 結局、朝出て、夜帰るパターンということで、これまでとなーんも変わんないじゃん。

 エイミー・ワインハウスの生涯を追ったドキュメンタリー映画「エイミー」が良かったので、もう一度彼女を聴き直してみようと、名盤「Back to Black」をターン・テーブルに置いて、アルバムを丁寧に聴き込みながら、暮れゆく西の空を眺めた。

 薄墨色した幕のような雲が西の空を覆い出してきて、もうすぐ日が暮れることを主張始めている。
 窓を開けていると、涼しい夕暮れ時の微風が静かに部屋に入って、とても気持ちがいい。

 エイミー・ワインハウスの絶望と諦念と破滅をふと思う。
 それでも、彼女にだって、こんな9月の穏やかな夕暮れ時の静謐な大気に包まれることで、ほんの一瞬かもしれないけれど、そこにささやかな幸せを感じたことだって、多分あったはず。

 Back to Black・・・。

 さあ、昨日から書き始めた新しい小説のその続きを埋めていこう。








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