珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

StereoHallさん宅、訪問

2017-06-18 11:32:28 | オフ会
多方面で忙しかったので更新に間が空いてしまいました。横浜方面は梅雨入りしたものの、あまり雨が降っていません。鬱陶しい雨は避けたいですが、季節らしくない天候も逆に心配です。さて、その梅雨入り直前の6月4日、町田にお住いのStereoHallさんのお宅にお邪魔してきました。ご一緒はBOさん、K&Kさんです。今回の取りまとめ役はBOさんでした。ホールの空気感や臨場感の再現を目指すスーパーステレオに関心を持ったBOさんが、StereoHallさんを訪ねたのは今から13~14年ほど前だそうです。StereoHallさんは、K&Kさんのお宅も訪問していますので、私のみが初対面という状況での訪問となりました。

スーパーステレオに取り組んでいる方が少ないので、音を聴く機会が限られるのが実情かと思います。ほぼご近所と言ってもいい町田の恩恵で、また人と人のつながりを通じて、訪問が実現しました。オリジナルのスーパーステレオは6ch再生ですが、前方に2ch追加して8chとしたのがHSSと呼ばれる、StereoHallさんの方式です。詳しくは分かりませんが、残響成分を適度に付加することでホールが持つ空気感、臨場感を得ようとするアプローチです。空気感の再現というと、GRFさんやK&Kさんの取り組みが思い浮かびますが、皆さんそれぞれアプローチが異なります。そこがオーディオの面白い点です。

こちらがHSSの中枢部となります。嘗てスーパーステレオ再生のプロセッサーがダイナベクター社から出されていましたが、現在は生産されていません。StreoHallさんのお知合いの方を通じて、特別にプロセッサーを作ったようです(左上の小型の筐体)。会議等の音声情報から主たる音声と背景ノイズを分離する技術と関連あるとのことでした。


最上流はファイル再生です。これまでCDプレイヤーでの再生だったのですが、現在はファイル再生に切り替えられました。マランツのネットワークプレイヤーNA-11S1は、専らトランスポートとして使われています。StereoHallさん自身、電源環境、光ケーブル/同軸ケーブル、NASそれにDACの違いで音が変わることに驚き、都度望ましい方を選択されてきました。この辺りはPCオーディオにおける音の追求に通じます。現在はPS AUDIO のDACに、バッファローのDELA HA-N1AH20という構成です。デジタル再生の向上が、空気感の再現にどう効いたのか、は個人的には関心が向くところです。


アンプ群です。いわゆるマルチアンプ方式で、金田式アンプを使われています。


メインスピーカーです。ウーファー(TL-1601A)とスコーカー(TAD TD4001)はTAD製です。ホーンにはMaxonic HS-401、トゥイータにはFostex T925を使われています。


サブスピーカーは、富士通テンEclipse TD508Ⅱです。サブスピーカーの指向性によてはリスニングポイントが狭まるようですが、このSP導入より広がったとのことです。


お部屋への滞在は3時間半ほどだったでしょうか。ほぼクラシックで、中でもオーケストラ系を中心に聴かせていただきました。途中、StereoHallさんがデモ的に通常の2ch再生に切り替えたり、サブスピーカーの音だけにしたりしました。意外にもサブスピーカーの音量は小さかったです。私自身は2chの再生に慣れていることもあり、2chでも十分楽しめる印象を持ちました。2chにするとステージが後方に下がる感じがしました。これはK&Kさん宅でも類似の経験をしているので何か絡繰りがありそうです。臨場感という意味ではイタリア合奏団のヴィヴァルディの協奏曲が素晴らしかったです。

ホールの音の再現については、皆さん、それぞれのアプローチで取り組まれています。部屋の環境、SPの指向性、SP(ユニット)の数、更にはホールで音楽を聴いた経験値、多様な要素が絡みます。今更ながらですが、オーディオという趣味の本質が見え隠れするようです。StereoHallさんが仮にホーンSPを使っていなかったら、という仮定の話はあまり意味がありません。そこにはStereoHallさんが長い年月をかけて磨いたサウンドがあったということです。最近のファイル再生への取り組み、若いオーディオファンと交流のお話を伺い、ブレのなさと柔軟さの両立の姿勢も学んだ次第です。

最後は4人で町田に繰り出し、感想戦となりました。StereoHallさんに予約していただいた居酒屋でオーディオや趣味、さらにはこれまでのお仕事の話を肴に盛り上がりました。BOさんも終始、久しぶりの再会を楽しまれているご様子です。StereoHallさんは私が交流した範囲ではおそらく最高齢になられます。年齢を感じさせないお元気さに驚きました。オーディオが長く続けられる趣味であることを、間近で見させていただきました。私なんかはまだまだ折り返し地点です(苦笑)。BOさん、K&Kさん、梅雨入り前の楽しい時間をありがとうございました。
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岡山県最高峰、後山

2017-06-04 06:41:23 | その他
岡山での音会の翌日、岡山県と兵庫県の県境にある後山に登ってきました。標高は1344mと、決して高くはありませんが、氷ノ山後山那岐山国定公園の一角を成す、この山域の名山です。岡山県では最高峰、兵庫県では標高第3位の位置づけです。氷ノ山には3年前の秋、那岐山には2年前の初夏、にそれぞれ登りました。音会 in 岡山が決まって以降、登山を考えていましたが、宿題のように残っていた後山の一択となりました。後山へのアクセスは兵庫、岡山それぞれ可能ですが、ピストンで済む、岡山ルートを選びました。仕事絡みの重たい荷物は相生のホテルに預けて、いざ出発です。

まず上郡から「スーパーいなば」で佐用を経て大原に向かいました。大原からは一両編成の智頭行、普通列車に乗り換え、西粟倉にて下車しました。智頭急行に乗るのは、氷ノ山登山、UENOさん訪問以来、3度目になります。西粟倉は想像通り、のどかな田園風景でした。


想像を超えていたのが登山口までの林道歩きです。水平距離で軽く見ていましたが、後で調べたら700mアップでした(大汗)。一山登った気分です。普段はメンバーのマイカーの恩恵に与れますが、遠征先かつバスが無い場合は自力で歩かねばなりません。


長い林道に閉口しつつ足を進めていると、登山口へ到着する直前、那岐山を望むことができました。那岐山の向こうは鳥取県です。那岐山に登った日は天候が今一つで、消化不良感がありましたが、こうして眺めると実に立派な山容です。


最初のピーク、駒ノ尾山へ着くと、展望が開けました。この日の縦走路が船木山、後山と続いています。ここからは兵庫北部の山々を眺めながらの縦走です。


氷ノ山とセットで3年前に登った扇ノ山です。兵庫県と鳥取県の県境に位置します。


兵庫県で標高2位の三室山です。アクセスしづらい山ですが、いつかは登りたい山です。


そして兵庫最高峰の氷ノ山です。扇ノ山を左右反転したような形です。氷ノ山を目の当たりのするの、実は前回登山以来です。兵庫の奥の奥です。天候も考えると、横浜の人間にそうそう眺める機会はやってきません。左側の裾野の上にちょこんと見えるのは鉢伏山でしょうか。


ヤマアジサイが自生していました。普段身近で見ているアジサイの背の高さとのギャップに驚きます。


新緑のトンネルを潜り、後山を目指します。


舟木山を通過して、後山に到着です。標識はこの他にもう1本、兵庫側のものがありました。ここは美作市と宍粟市の境界でもあります。山頂でしばし休止とし、昼食を兼た行動食でエネルギーを補給しました。山頂にはパラパラと人がいましたが、両手には至らず静かな山旅でした。


下山は後山キャンプ場方面へ。稜線から外れる前に、この日歩いたルートを振り返ります。舟木山、駒の尾山、そして左遠方に那岐山が見えます。初夏らしいワンショットです。


下山道は急な下りでしたが、しっかり整備されていました。途中、気を抜いていたらルートを外してしまいました。迷ったついでに、ブナの新緑を撮りました。癒されます。


下山口から西粟倉駅を目指します。炎天下ではありませんでしたが、結構長く感じられました。しばらく山間の車道を歩いた後、集落が見えたときはホッとしました。落ち武者が集落を見つけた時の気持ちが分かったような・・・。そう言えば八つ墓村も岡山県でした。


山間部の集落と言えば棚田ですね。棚田を見るなら田植えの後か、収穫の時期に限ります。ベストタイミングで、まさしく日本の初夏といった風景です。ここからは少しはなられていますが、但馬の棚田を訪れたことが懐かく思い出されます。


再び、西粟倉駅です。電車まで間がありましたので水分補給、足休めで時間を過ごしました。西粟倉と山には、都合8時間、滞在したことになります。その分、日差しにオレンジ色が加わっています。帰りはのんびりと各駅停車で上郡まで出ました。ちなみに大原の一つ先が、宮本武蔵駅でした。何となく生誕の地は知っていましたが、ずばり駅名になっているとは知りませんでした。オーディオ交流の後の山登り、また一ついい思い出ができました。林道歩きはさておき、後山自体はすばらしい山でした。次は、奥播磨の三室山あるいは、東播磨の千ヶ峰あたりで・・・。先の楽しみに残しておきます。
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京都人の密(ひそ)かな愉(たの)しみ

2017-06-02 07:24:06 | その他
BSプレミアムのドラマ、「京都人の密(ひそ)かな愉(たの)しみ」が終わりました。初回は2015年の1月ですから約2年半前で、以後、不定期に放送されていました。常盤貴子さん扮する和菓子屋の女将を中心とした大人の恋物語ですが、別仕立ての単発ドラマが挿し込まれ、さらには京都の風習の紹介、大原千鶴さんによる京料理づくりの実演、と見ていて全く飽きませんでした。和菓子屋の隣で下宿する英国人教師役は、団時朗さん(帰ってきたウルトラマンの郷隊員)、そのいいなづけにシャーロット・ケイト・フォックスさん(マッサンのヒロイン)と、ユニークな組み合わせです。単発ドラマもなかなかのキャストでした。

合計5回のうち、2回目以降はサブタイトルがつき、夏→冬→月夜の告白→桜散る、と、季節を変えながら進行しました。最後の回はサブタイトルから想像すると別れとなるのですが、どんでん返しのハッピーエンド。桜散ったのは、英国人教師の方でした。


仕事絡みでたまに京都に行く機会がありますが、長らく横浜に住んだ身からすると、やはり京都は別格の観光地です。この番組でも嵐山の中腹にある小さいお寺、鞍馬よりずっと奥地にある窯元など、気になるスポットが紹介されていました。ところで、三代(十代?)住んで、本当の京都人といった話を聞きます。ちなみに「ぶぶ漬けでもどうどす?」とは、早く家に帰りなさいという、窘めの言葉だそうです。役でシャーロット・ケイト・フォックスさんが、この手の言葉を小気味好く放っていたのが面白かったです。気楽な門外漢としては、こういった込み入った風習は気にせず、京都を楽しむ他ありません。

ついでにBSプレミアムの話題を。先日のGRFさん宅でも太田裕美の名盤秘話を見させていただきましたが、私自身もBSプレミアムは良く見ています。プレミアムシネマもそうですし、「日本百名山」、「日本縦断 こころ旅」もそうです。残念ながら「クラシック倶楽部」は平日早朝でなかなか見れません。「あてなよる」は大原千鶴さんが手料理でゲストをもてなす番組で、ワインの組み合わせも見どころの一つです。先日のゲストは、ちょうど常盤貴子さん、団時朗さんで、ドラマの同窓会の趣でした。ある意味、六角精児さんの呑み哲路線とは対極ですが、そういった幅の広さも、BSプレミアムを見る理由かも知れません。
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初夏の岡山にて~音会

2017-05-28 13:24:42 | オフ会
20日の土曜日、岡山の音会に参加させていただきました。私にとっての音会 in 岡山の始まりは、もう3年前のことになります。姫路からローカル線をつないでのんびり岡山入りしたことが、昨日のことのように思い出されます。その後、何度か音会に参加させていただいてますが、EDさん、helicatsさんとお仲間が増えました。岡山の方が箱根を超える際はオフ会、飲み会がセットされ、さらには昨秋の音会にはベルウッドさんが参戦されました。遠距離オーディオコミュニケーションが普通に成立する時代、ということですね。というわけで、3軒を訪問する慌ただしい1日の始まりです。

岡山駅でスイートサウンドさんと待ち合わせ、まず最初はHericatsさんのお宅へ。ご自宅とは別の敷地にオーディオ用離れ屋を構えられていました。14畳の1ルームがオーディオ部屋で、実に羨ましい環境です。システムはマルチアンプ+科チャンネルデバイダの構成で4SPです。


4SPの構成は、ウーハー:TANNOY HPD、ミッド:Fostex F-120、ツィーター:EXCLUSIVE ET-703、サブウーハー:ONKYO SL-10です。多くのお宅を訪問してきましたが、マルチアンプで組まれている方は希少ですね。helicatsさんのオーディオでは、勿論マルチアンプが標準です。


アンプ、チャンデバ、DAC、プレイヤーなどシステムの中核機器が縦型のラックに収められています。チャンネルデバイダはサンスイのCD-10です。この日のお三方は皆さん自作派でもあります。HericatsさんもアンプやDACを自作されています。


デノンの DP-S1です。デノンが嘗てこのような弩級のCDプレイヤーを出していたとは知りませんでした。ただし、DP-S1も現在は主役ではなくなりました。Hericatsさんと言えばファイル再生、取り分けハイレゾですね。私の持ち込んだCD以外は、基本PCからの再生となりました。


Hericatsさんのシステムは音場ではなく音色を楽しむ方向でしょうか。ハイレゾならではの音の表現があるとのことでした。聴かせていただいた中では、2L配信のモーツァルトのヴァイオリン協奏曲が印象に残りました。384kHzのなせる業ななのかわかりませんが、艶やかな弦楽器で楽曲を楽しめました。

もっと聴きたい状況でしたが、次の予定があります。helicatsさんのオーディオ離れ屋を後にして、ED邸へ向かいました。途中、焼き肉の「はちや」にてランチにしました。ここは三人とも、がっつり岡山和牛のカルビ定食です(笑)。朝が早かったこともあり、食後は急に睡魔が・・・。


続いてEDさんのお宅です。お邪魔するのはこれで3度目になります。システムの下流に大きな変化はないようですが、デノンのSACD/CDプレイヤーDCD1500RE(改)が使えなくなったそうです。Raspberry Piでのファイル再生に取り組むなど新たな方向性も出ていました。


そのRaspberry Piです。USBメモリに入った音源をX-DDCへつなぎます。X-DCCは拙宅でも愛用しているDDコンバータです。ただし、同軸や光ではなく、こちらではI2S接続です。I2S接続の先は、AK4495を使ったHelicatsさん作のDACです。地域コミュニティの恩恵ですね。


CDそのものは、代打のCDプレイヤー(やはりDENON?)+ES9018DACで聴かせていただきました。これが、個人的には大当たりの音で、ダイアナ・クラールのライブは一聴で、反応してしまいました。とても鮮度ある音です。できればRaspberry Piでも聴きたかったところです。


こちらも前回からの変化点です。オルトフォンのSPU#1が導入されていました。システムの下流が盤石なだけに、デジタル/アナログ共にソースを弄る楽しみがあります。例によって45回転のデモンストレーションアルバムで「The Hustle」をかけていただきました。


電源環境の整備も大事なトピックスでした。アイソレーショントランスの導入です。EDさんによると、近くのソーラー発電所の稼働と、電源の質の低下に関連がありそう、とのことです。今後ファイル再生に取り組むのであれば、必須アイテムになると思われます。


昨年9月の訪問時に牽牛なラックの効果を実感しましたが、さらに上積みを感じました。KT-150を使ったパワーアンプも1年以上を経過しすっかり馴染んだ様子です。ATCならでのはタイトで重厚感溢れるサウンドは健在でしたが、一方で持ちこんだクラシック音源の繊細な表現にも感心しました。

ED邸を後にして、スイートサウンド邸に向かう道すがら、吉備路の名所、国分寺が見えてきました。この日は「晴れの国」を実感させる見事な青空でした。その分、汗ばむ陽気でしたが、それでも、真夏の国分寺を体感している身からすると、まだまだ5月は爽やかと言えます。


3軒目はスイートサウンドさん宅です。もう何度目の訪問になるでしょうか(笑)?奥様お手製のお菓子と、冷たい玄米茶をいただきながらの鑑賞となりました。ちなみにこの日3軒でそれぞれスイーツが出ましたが、勿論、しっかりいただきました。


最下流は特に変わっていないようですが、クロス周波数を見直したようです。3年前の訪問時は平行配置にされていましたが、その後内振りにされています。サービスエリアを広くする、しないはオーナー次第。理想の「スイートな」サウンドを追求された結果です。


スイートサウンドさん宅で、いつも印刷いただいている音会のメニューです。すべての音源を聴く時間はありませんでしたが、ゲスト側の選曲の目安になるのが嬉しいですね。後々の購入の参考にもなります。結局、パティ・ペイジ、ジェリー・マリガン、バディ・デフランコを購入です。


話題のAK4495、AK4497を使ったご自作DACとAITのES9018を使ったDACを入れ替えながら聴きました。旭化成内では表現力でAK4497が好印象でした。宇多田ヒカル「人魚」ではAK4497とES9018を使ったDACの違いが出ました。前者はヴォーカルを、後者は他の楽器含めた全体を聴かせる感じです。


今回は1階のみでの鑑賞となりました。リスポジをセンターに置くと、ポッと浮かぶヴォーカルは、相変わらずの気持ちよさ。昨秋からの、チャンデバ設定見直し、DACの更新が効いたように思います。DACはご自作ですから、微調整もできます。いくつか、そのヒントを得られたようでした。

最後は岡山駅方面へ繰り出し、感想戦です。1年前にも行った、駅前のうどん屋さん兼居酒屋でした。三者三様のサウンドと瀬戸内の幸を肴に、談義を楽しみました。地元の竹林を冷酒でいただきましたが、初夏の夜にぴったりでした。翌日は岡山県最高峰の後山に登る関係で深酒は避けましたが、いい感じで酔ったところで散会となりました。スイートサウンドさん、EDさん、Helicatsさん、晴れの国での楽しいひと時をありがとうございました。そちらは旭化成優勢の状況ですが、当方しばらくES9018で頑張ります。箱根越えの際は、是非、お声かけください。
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中央線あたり~チューバホーンさん宅、Oさん宅ハシゴ

2017-05-23 05:10:39 | オフ会
連休明けの最初の週が5日間フル出社だったこともあり、いいカンフル剤になりました。休み明け一週間後の14日、チューバホーンさん、Oさんのお宅をハシゴしてきました。オーディオ訪問を重ねているうちに、個人個人というより、その地域の集まりに顔を出すといった感覚が出てきました。赤羽、中央線東部、厚木、静岡、岡山、四国、九州、そして地元の横浜もそうです。地域性や個人個人のキャラクター、オーディオの志向、によって雰囲気が変わるのが面白いです。中野、杉並は先のGRFさんを始め、とりわけディープな方々がいるので、いつも勉強させていただいてます。

チューバホーンさんのお宅は2月以来になります。例によって山手線、西武新宿線とつないでお宅へ向かいました。今回は施術なしで、オフ会からスタートです。やがてOさんも合流されました。SPはコーナー型ですから配置に変更ありません。上流部でいくつか変化点がありました。


変化の一つは、DAC電源部のノイズ対策です。ちなみに、こちらのDACは、Oさんの製作です。OさんはGRFさんの和室の部屋のDACも納めています。DACの音を磨き上げた知見の共有ですね。これもオーディオ交流の恩恵かと思います。


変化の二つめ、クォードのパワーアンプです。当初、マランツ#7との整合性がつかず改造に出していました。2月のオフ会では間に合わず、SD05を代打で使いました。その後、クォードが戻ってから、より望ましい音になったと、メールをいただいていました。


すっかりポジションが定着したマランツ#7です。横浜のMさん、Harubaruさんもマランツ#7を使われていますが、チューニングは皆さんいずれも同じ方に依頼されているようです。拘りが深く狭くなるほど、限られた人に依頼が集まるのは、仕方ないことかもしれません。


2時間ほどライブものを中心に聴かせていただきました。2月に訪問した際も、SN感の良さ、細かい音の表現力に感心しましたが、更に磨かれたように思いました。マーラーの何番だったか忘れてしまいましたが、とある場面の鈴の鳴り方が、ようやくチューバホーンさんの理想の音になったそうです。EMIのクレンペラーのBOXセットは音も良いとのことでしたので、私も購入することとしました。邦楽も浜田真理子、さだまさしのライブでした。上流部でノイズ対策がなされると、ライブものが活き活きとするのは当たっていそうです。お二人の成果を実感したところで、第1部を終了として、Oさんのお宅へ移動です。


Oさん宅は、昨夏の炎天下の訪問以来、となります。Oさんと言えばDACの自作のイメージが強いですが、昨年はそれに是枝さんのアンプ、ユニコーンを加えたシステムの音を聴かせていただきました。部屋の大きさ、SPの配置含めて、GRFさんの和室を彷彿させる構成です。昨年も極めてクリアーなサウンドを楽しませていただきましたが、その後、DACやPCオーディオでの進展があったようです。Oさんのお持ちの音源を聴かせていただた後は、PCオーディオの歴史の変遷のデモ、鮮烈なテープサウンドの鑑賞と、盛りだくさんのメニューとなりました。


話題のDACチップES9038PROを使った最新DACです。旭化成のAK4497といい、このところのDACはチップ戦争となった感があります。ただし、単にDACチップを新しくすればいい、という単純な話ではありません。ぎっしり詰まった筐体の中身に、音を良くするためのOさんの苦心が見えてきます。


個人的に関心があったのが、PCオーディオ変遷デモでした。実際、私がこの路線にいるからです。デモは判りやすいショスタコーヴィチの15番です。Windows上のfoobar2000の再生から始まり、LinuxのMPDのいくつかの構成を聴かせていただきました。システムが変わるに連れて、楽曲の楽しさが出てくるようになりました。最終形はこちらのlightMPD/upnpgwです。PC2台使いで、再生PCはNASや無線LANなどのネットワーク環境から切り離されます。JPLAYもそうだと思うのですが、PCは再生に専念させた方がいいようです。拙宅の次のステップは、lightMPD/upnpgwです。


Oさんの音源から。イ・ムジチ、シノーポリくらいまでなら何とか知っていますが・・・。アファナシエフにシュロモ・ミンツと渋いところを紹介いただきました。アファナシエフのブラームス作品集は名盤のようですね。ミンツも若いころとその後では活動のスタイルを大きく変えました。


締めはNagraのテープデッキでの再生でした。いわゆるサンパチツートラです。豪快とも言えるテープの巻き戻し方は、いかにも業務用といった様相でしたが、何より音の鮮度感が異次元でした。私もオーディオにおける反則技?を何度か見てきましたが、ある意味、究極の反則技ではないでしょうか?テレサテンの「空港」、ロストロポーヴィチ/ブリテンの「アルペジオーネ・ソナタ」などを聴かせていただきました。デジタルでチマチマと音を弄るのが馬鹿馬鹿しくなるほど、音が違います。こういったサウンドを知ってDACを作るわけですから、OさんのDACの音はいい、はずですね。


この日のお二人のシステムは、全く異なります。SPは片やタンノイのヴィンテージ、方やユニコーンです。当然、SPの素材(紙、チタン)の音は聴こえていたのですが、ピアノの起ち消えの様子に共通性を感じました。Oさんは勿論、チューバホーンさんもOさん製のDACを使っています。使われているDACチップがESS製であることも去ることながら、Oさん手製のしっかりとした電源対策が効いていると思われます。この日のテープサウンドの鮮烈さ含めて、改めて上流の大事さを実感した次第です。と同時に、これは中央線沿線東部の交流で磨かれた音、でもありました。

感想戦は中野方面の焼き鳥という話もあったのですが、日曜日はお休みだったようです。急遽、高円寺の台湾料理屋さんに変更となりました。ここからはGRFさんも合流しました。一品一品がリーズナブルで旨い!ですね。常連さんらしき方々で賑わっていました。さすが、高円寺です。ビールに続いて、紹興酒のボトルを皆さんで空にして、散会となりました。翌日は仕事です。横浜へ戻らねばならない、というハンデもあります。移動を酔い覚ましに使いながら、自宅へ戻りました。チューバホーンさん、Oさん、楽しい午後の時間をありがとうございました。拙宅でのlightMPD/upnpgw導入後、横浜にもまたお越しください。




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