山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘17年 東北・信越の春訪ね旅 レポート <第3回>

2017-04-18 02:37:04 | くるま旅くらしの話

【今日(4/18)の予定】 

  滝桜駐車場 →(県道他)→ 舟引三春IC →(磐越道)→ 磐梯熱海IC →(R49・K・R121)→ 道の駅:喜多の郷(泊) 

【昨日(4/17)のレポート】 天気:くもり

<行程>

滝桜観桜とさくら湖周辺の探訪散策で終日を過ごす → 滝桜駐車場[田村郡三春町](泊)

<レポート>

  昨日は旅の初日とあって少し緊張したのか、疲れもあったようで、20時前の就寝だったのに、たちまち爆睡に至り、朝の4時半まで完璧な眠りを獲得することが出来た。その後はブログ記事の作成に取り組み、終了したのは6時を少し過ぎた頃だった。6時前だと滝桜の観桜券は不要と聞いていたが、それに間に合わせることはできなかった。今日はここを基地として周辺を散策することにしているので、滝桜の方はいつでも見ることができる。タダ目当てのケチな桜見物を心がける必要は全くないのだが、貧乏育ちはつい無料の方に気をとられてしまうのは、これはもう生来の性となっているのかもしれない。ちょっぴり自笑を洩らす。

  相棒は未だ寝床の中。少し周辺を歩くことにして直ぐ傍のさくら湖の土手を上り、よく整備された公園の中をしばし散策する。滝桜でなくともこの辺りには至る所に何種類もの桜の木が植えられており、満開近くのものから、まだ蕾も膨らんでいないものまで、それぞれに風情があって飽きることはない。直ぐ近くでは鶯やその他名も知らぬ小鳥たちが、春を讃えての歌合戦を行っていた。坂道を少し降りると、農家の脇にはレンギョウの花やスイセンが眩しく花を咲かせていた。直ぐ傍にある白い花の木を見上げたら、それは何と梅の花だった。三春の地名は、春の季節を代表する梅と桃と桜の三種が一度に揃って花を咲かせる土地ということから名づけられたと聞くが、まさにその通りの世界が広がっていた。30分ほど一回りして車に戻る。相棒も起き出す気になり出したようだった。

  朝食の後しばらく休憩して、相棒は先に滝桜の写真を撮りに出かけて行った。自分の方は、車に残り、しばらくこの後の行程に思いを巡らす。明日から天気が崩れるらしい。三春の後は山形県置賜地方にある桜を見ようと考えてはいるものの、この地の桜たちの様子から見て少し時期が早いのではないかという気がする。桜の花を見る時はそのタイミングがなかなか難しい。現役の頃は、そう簡単に休暇が取れないので、いつも5月のゴールデンウイークを利用したものだったが、ぴったり観桜のタイミングが合ったのは数えるほどしかなかった。大抵は蕾の時期が多かったように記憶している。それに比べると最近はいずれの地域でも開花が早やまっている感じがする。今回は観桜車の自分たちがあまりにも早く来過ぎているだけであり、今年の滝桜も、昔から見れば開花時期はむしろ早くなっているのかもしれない。早く来過ぎているのだから、待てばよいだけの話なのだが、さて、どうしたものか。相棒が戻るまでには結論は出ないようである。

  1時間ほど経って、相棒が第1回の滝桜鑑賞から戻って来た。思ったよりもしっかりと咲いていて、写真も大丈夫だとのこと。むしろ満開の時よりも幹や枝ぶりのあり様がよく見えて、却って滝桜らしさを引き立てているらしい。外国から来た若い美人女性の方の写真を撮らせて貰ったなどと興奮気味に話していた。長話を聞かされるよりも、自分で行って見ることが先決と腰を上げることにした。既に観光バスは10台を超え、広大な駐車場は続々とやってくる車で埋まり始めていた。たった一本の桜の持つこの力は、毎度のことながら唯畏敬の脱帽をするしかない。入口で観桜券を買い中に入る。

 滝桜までは少し急な坂道が続いており、多くの人たちが思い思いの感慨などを述べながら行き交っていた。中には長崎弁なども混ざっており、懐かしさを覚えた。来訪者は全国各地からのようで、自分たちなどは近場からの来訪者に過ぎないのだというのを知らされた感じがした。滝桜は五分咲きくらいの感じだろうか。今日も暖かい天気なので、大勢の人いきれと気温の暖かさで、一回りしている間に2,3分ほども咲き増してしまっている感じがした。見事な景観だ。まさに滝のように花の枝が大地に向かって垂れ下っている。もう千年以上もこのようにしてこの地の春を讃えて来ているのかと思うと、改めて感動が胸を動かす。30分ほど堪能して第1回目の観桜を終わり車に戻る。

滝桜の全景。昨日は3分咲きくらいとのことだったが、今日はもう6分咲きくらいになっていた。満開になると全体の色が白っぽくなるのだが、今は紅色がほんのりと濃い。

まさに滝が流れ落ちるように花の束が溢れ下っている。息をのむほどの美しさだ。

 一息入れて、自分は貰って来た絵地図の観光案内紙を見ながら、さくらの公園というのがあるのでそこへ行って見ることにした。どれくらいの距離なのか判らないけど、せいぜい3kmほどだろうと見当をつけて出発する。相棒は遠そうなところへは行かないので別行動。益々込んで来た駐車場を後にして、それと思しき方向の道を辿る。この辺りはさくら湖というダム湖があり、その近郊に滝桜も位置しており、その開発に合わせて幾つもの公園のような施設が開発されたらしく、きれいに整備されている。そのダム湖に架かる橋を渡ると、しばらく道の両側には満開近くの桜並木が続いていた。所々に白い花を咲かせた梅の木も点在していた。少し行って交通量の多い大きな通りに出たのを1kmほど行くと、さくらの公園まであと1.6k、不動桜まで2,8kmと書かれた表示板があった。不動桜というのは名前を聞いたような気もするけど未だ見たことはない。1kmくらいの遠さなら大したことはなさそうだと、その不動桜まで行って見ることにした。ところが少し行くと不動桜は、さくらの公園の延長にあるのではなく、道を左折してあと2kmという案内板なのである。しばらく迷ったが、さくらの公園は諦め、不動桜への道を選んだ。

さあ、それからの2kmは、まさに「近くて遠きは田舎の道」(対として「遠くて近きは男女の仲」がある)の例え通りの遠さを味わった時間だった。谷あいに造られた田んぼの脇の道をしばらく行くと、両側に雑木林の迫った坂道となり、それを越えるとしばらく同じような農村風景が続いて、ようやく不動桜の近いことを思わせる案内板があった。途中の雑木林の様子から見て、不動桜は昨日の地蔵桜と同様にまだ蕾なのではないかと想像したのだが、行って見るとやっぱりその通りだった。道脇の少し小高い丘に不動明王を祀った小さなお堂があり、それを守るかのように、がっしりと幹を大地に据えた一本桜がそこにあった。樹齢が350年という紅しだれ桜だというから、もしかしたらこの木も滝桜の子孫なのかも知れないなと思った。花は未だだったけど、汗をかきながらここまで歩いて来た甲斐があったと思った。

滝桜とは又違った貫禄を見せる不動桜。まだわずかに花が咲き始めたばかりなので花の美しさよりも樹影の逞しさが見事だ。

帰りは、今まで来た道を引き返すだけのことなのだが、景色も距離感も全く別の感じがした。片道5kmほどだろうか。毎日10km近く歩いているので、疲れは感じないのだが、時刻は昼を過ぎて13時近くとなっていたので、妙に腹が空いてしまい、往生した。駐車場に戻った時は、もはや超満車の状態で、観光バスも30台近くは並んでいたようだった。相棒に少し遅れての昼食となる。今夜はもう一泊ここに泊り、ライトアップされた夜桜を見物することにしている。ビールを一杯やって、その後は寝床のなかへ。本物の贅沢とは、この午睡のことかな、などと思いながら、それを楽しんだ。目覚めて、しばらくレポートの整理をする。この間に交代で相棒が贅沢な眠りを享受することとなった。

18時過ぎ滝桜がライトアップされるのを見計らってそれを見に行く。来訪者も一段と少なくなり、昼とは全く風情の異なる桜の大木がそこにあった。滝桜としてみれば早く眠りに入りたいのに、わざわざ灯りに照らされて、調子が狂っているに違いない。しかしまあ、その寝化粧の何と優雅なことよ。しばらく黙ってその姿を堪能した。これで今年の滝桜の鑑賞は終わりとなる。少し早目に来過ぎた嫌いはあったtけど、2泊もしてその姿を味わわせて頂いたこともあって、いつもに増して滝桜に寄せる心が膨らんだのを覚えた。

ライトアップされた滝桜の全景。今日二回目の観桜だったが、相棒は四回目だという。夜桜の風情は又格別なものだった。

車に戻り、明日は予定を入浴優先とすることにして、喜多方市の道の駅:北の郷の温泉泊りとして、会津方面へ向かうことにする。

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