山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

‘17年 東北・信越の春訪ね旅 レポート <第15回>

2017-05-02 11:45:28 | くるま旅くらしの話

【これから(5/3以降の予定】 

  5月5日まではトヨタのディラ―が休みのため、5月6日に車を診て貰う予定で、その結果によって、いつ修理が終わるのかが判らず、それまではこの地にて過ごす以外なし。

 

【今日までの凡その暮らしざま(4/28~5/2】     天気:概ね晴れ、なれど荒天多し

<滞在・宿泊>

 終日イオン横手南駐車場にお世話になる。

<レポート>

  28日は、まさに青天の霹靂(へきれき)の出来事だった。しかし振り返って見ると、相棒の鼻が利いたのが幸いして、とも角にも致命的状況に至らなかったのは幸いだった。また、車をイオン横手南店の広大な駐車場に止めて頂くことができ、且つ直ぐ傍(100mほど)にJAFさんの事務所があったのも真にラッキーだった。それにこの辺りは市の中心部から少し離れた郊外のバイパスの傍で、数多くの店がモール状に連なっており、暮らしに不便なことといえば、水の補給くらいで、その他心配することは少ない。少し歩けば大抵のものは手に入れることが出来るのは幸いだった。その水の補給の方は、JAFさんの好意で事務所のものを使わせて頂いているので、何の心配もない。ありがたいことである。

  ということで、こうなった以上は横手市というのがどんな所なのかを知り尽くしてやろう、などと無謀な冒険・探究心が頭をもたげて来て、この事件を楽しんでやろうと考えを切り替えることにした。しかし、あまりにも時間があり過ぎるので、足を使っての街の探索では、直ぐに飽きてしまうのではないかとの不安も抱えることになった。以前、鳥取市郊外で車が故障して同じような体験をした時は、鳥取市が対象だったので、バスなどを利用して観光を楽しみ、また歩いて幾つもの名所旧跡を訪ねるのに不足はなかったのだが、それに比べると横手市の方は少し対象不足の感は免れない気がするのである。

  

一夜明けての29日は、先ず付近の状況を確認すべく、R13に並ぶ店などを覗きながら早朝の歩きを開始する。今頃は街の中心部よりも郊外の方に広大な駐車場を持った店が数多く進出して来ているので、買物に困ることはない。しかし、肝心の車を使うことが出来ないので、全て自力で歩くしかないのは、皮肉なことである。イオンの巨大な建物は二つあって、お世話になっているのは南店の方なのだが、こちらは衣料などが中心で食料品がないため、もう一つのスーパーセンターの方に買い出しに行くのだけど、往復500mはあるので、とにかく歩きに不足はない状況となっているのは、幸なのか不幸なのか。自分の方は勿論幸と考えているのだけど、相棒の方は果たしてどうなのだろうか。歩きを終えて、車に戻った頃から空の様子が険悪になり、雨が降りだした。これでは外歩きはもうやめようと、この日はおとなしく車暮らしの一日となった。

  

翌30日は、天気が回復し朝から晴れのいい天気となった。旅に出てから半月を経過し、洗濯物がかなり溜まって来ているので、これをなんとかしなければならない。ということで、昨日もコインランドリーを探したのだが、ネットで調べてもさっぱり要領を得ず、歩いて探しても近郊の何処にも見当たらないのである。偶々相棒の知人に、知り合いで横手出身の方がいるというのを聞いており、その方と連絡をとって、コインランドリーの紹介を依頼したところ、いろいろとお手配りを頂いて、比較的近くの場所にあるという情報を昨夜頂いていたので、それを確認するために、朝の歩きにそれを確認に出かけることにした。1.5kmほど歩いてその店を発見する。少し遠いけど贅沢を言っている場合では無い。朝食の後、一息入れて今日はコインランドリーまでの遠足日とすることにした。イオンまで行って、キャリアを買って来て、それに洗濯物を入れた大きな袋を3個括りつけ、その他のものは手に持って、しずしずとその車を引っ張って、30分ほどの道行きとなった。まさかこのようなスタイルの遠足に行けるなんて、夢にも思わなかった。だけど70代の老世代では、このような体験はそう滅多に出来ることではなかろうから、ありがたく楽しむことにした。洗濯機が少し古いタイプで、相棒には多少文句もあったらしいけど、ようやく見つけて頂いたコインランドリーなので、天に唾しても仕方がないことである。それにしても、横手市内にはどうしてこれほどコインランドリーが少ないのだろうか。狭い守谷市でさえも、数か所以上のコインランドリーがあるのに、大都市の横手市にはほとんど見当たらないのである。不思議に思った。洗濯が終わるまでの待ち時間には、1.2km先のコンビニまで、お昼の弁当におにぎりとお茶を買い出しに行って来た。遠足の弁当としては普通なのだろうけど、何だか少し物足りない気がした。13時近くに洗濯が完了し、再び来た道をキャリアを引っ張って車に戻る。この日の歩きは、我が万歩計では27千歩を超えていた。

 

  4日目は、ようやく5月となった。昔ならメーデーで休み、ということなのだろうけど、今の自分には毎日が休みの日なので、特段の感慨もない。むしろ、真に勝手ながら、老人にとってはゴールデンウイークなどというのは、迷惑千万な時間にも思えるのである。現に、こうして8日間も車屋さんの営業再開を待ち続けているのも、長期連休のもたらす負の部分のおかげなのだから、である。勿論世の中の多くの人たちが長期の休みを活用して新たな活力を得、元気を回復して次の仕事に向かうことに何の異存もない。ただ、負の部分を忘れてはならないとうことも大切ではないか。老人は短気の人も多いけど、自分などはこうして腹を括った以上は、気分転換の方を重視することにしている。

昨日も行ったのだが、今朝も散策は横手城跡までを往復した。同じ道を行くのではなく、少しずつコースを変えて歩くのである。そうするといろいろなものがより多くみられるのが楽しい。少し脇道にそれたりして、往復2時間ほどの朝の散歩だった。横手城跡は、何年か前に車で一度訪れたことがあり、それ以来の再訪だったが、歩いて崖に造られた道を登るのは初めてだった。櫓を模った建物が建てられているけど、ここは元々天守閣の無い城だったとか。域内の桜はもう殆ど花を終えていて、花見のイベントの名残りを止める提灯などがまだそのままの状態だった。遠く真っ白な雪を被った鳥海山が遥か彼方に、かすかに浮き上がって見えた。素晴らしい眺望である。明日も又来ることにしようと思った。

車に戻った後は、ヒゲがかなり伸びて来たので、それを刈るトリマーを買いに近くのケーズデンンキまで往復した。たっぷり1km以上はある。昼食は横手名物の一つ十文字そば三角屋という店で中華そばを食す。素朴な味は、名物に相応しいなと完食した。その後は午睡。夜少し起き出して、エッセーのテーマなどを整理する。

 

[ 今のところ、ま、ざっとこのような暮らしぶりで、相棒共々至って元気です。体調を崩さぬように、留意しながら、出発できるまで後何日かかるか判らない毎日を、とにかく何かを楽しみながら凌いで行きたいと考えています。とりあえず現況を報告することにしました。  馬骨拝 ]

 

コメント
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