Ciao,マリィナです。DOLの星空全天走査計画MDSS。今回は夏の星座のなかでもさそり座付近を取り上げてみます。タイトルは気にしないで下さい。
撮影場所はカルヴィ、ジェノヴァの沖合です。薄雲がはっていてなかなかシャッターチャンスがなく、苦労しています。
さそり座があまりにも完璧な姿を見せてくれたので思わず撮影した、と言うおもむきです。
さそり座、いて座のあたりは天の川の中でも特に濃い領域になっています。なのでもしあたりに照明などのない山などでこちらの方向を眺めると、天の川のぼうっと光る姿もそれはそれはみごとにみられるに違いありません。
天の川はどの季節でも見られることは見られますが、さそり座、いて座のあたりは最も濃いのです。何故かというと銀河の中心がこっちの方向にあるからですね。そのあたりを下の方で解説していますのでごらんください。
さそり座の姿は完璧なのですが、そのほかの星座がいまいちかっこよく写せていません。けれどケンタウルス座とおおかみ座が全部見えていますし、よしとしたいと思います。
それではここから解説を。そのうち定点観測とかもやってみたいのですけれどねー…。色々企画を思いつきはするのですが、大がかりになってしまうのでなかなか手に付きません。
◆わし座(Aquila)
あいにくと尻尾部分しかこの図には出ていません。コチラのほうは真東から北東方向になります。こと座、はくちょう座などがあります。
◆たて座(Scutum)
小さい星座ですが画面端なので引き延ばされています
◆いて座(Sagittarius)人馬宮
南斗六星(Nanto Rokusei)
ヨーロッパでは、いて座はティーポットという星座線の結び方があります。それにあわせて南斗六星のひしゃくに当たる部分はミルクディッパー、ミルクのさじと呼ばれますが、まだ上りはじめで全体像が見えてきていません。
◇銀河系の中心(Galactic Center)…解説は一番下に。
◆さそり座(Scorpius)天蠍宮
一等星アンタレス(Antares)は「火星に対抗するもの(アンチ・アーレス)」から来ています。名の通り赤い星です。さそり座の形は目立つのですぐに解ると思います。SummerのSと覚えましょう。
日本では釣り針や竿に見立てて鯛釣り星などとよばれていました。
さそり座は北半球ではわりと緯度の低い位置に見えます。けれど上がってしまうと尻尾のあたりしか見えませんので、タイミングを逃すと結構見えにくくなってしまいます(DOLでは)。
◆てんびん座(Libra)天秤宮
暗い星でわかりにくいです…。構成する星もここには二つほどしか見えていません。つまり片方のお皿しか見えていないことになります。アラビアでは天秤の星にさそりの爪の名前がつけられていて、元々一つの星座だったことを思わせます。
◆へびつかい座(Ophiuchus)
へび座をあわせてへびつかい座にすることもあります。それを合わせると最も大きい星座はこれになります。あまり特徴がないのでさがしにくいです…。
◆へび座(尾部)(Serpens Cauda)
コーダとは後ろの部分を言います。尻尾の部分の星座ですね。
◆じょうぎ座(Norma)
◆おおかみ座(Lupus)
もともとはケンタウルス座と一緒だったといわれています。星座絵ではケンタウルスの槍に刺される狼が描かれますが、特に神話はありません。
◆ケンタウルス座(Centaurus)
一等星α・ケンタウリと伴星プロキシマ(α Centauri With Proxima)。プロキシマは4.2光年で太陽から最も近い恒星です。最も近くて4.2光年…。
◆みなみじゅうじ座(Crux)
画面端、下に来ていますので大きく形が崩れて見えます。
◇黄道(Ecliptic)
てんびん座(天秤宮)、さそり座(天蠍宮)、いて座(人馬宮)です。てんびんの前はおとめ座(処女宮)、いて座の次はやぎ座(磨羯宮)になります。
◇銀河系の中心(Galactic Center)
太陽系のある場所は、銀河の真ん中から3万光年くらい外れた場所にあると言われています。いて座の方向はまさに銀河系の中心を見ていることになるそうです。天の川の一番濃い部分ともいえますので、このあたりには星雲、星団がたくさんあります。
銀河系の中心方向。私たちがいて座を見上げると、それを透かして銀河の中心をみていることになります。
いかがでしたでしょうか。今夏も終わりますので、いまのうちに是非ホンモノの星空でご覧になってみて下さい。トカイの空でも綺麗に見えますよ♪
でわ~☆
撮影場所はカルヴィ、ジェノヴァの沖合です。薄雲がはっていてなかなかシャッターチャンスがなく、苦労しています。
さそり座があまりにも完璧な姿を見せてくれたので思わず撮影した、と言うおもむきです。
さそり座、いて座のあたりは天の川の中でも特に濃い領域になっています。なのでもしあたりに照明などのない山などでこちらの方向を眺めると、天の川のぼうっと光る姿もそれはそれはみごとにみられるに違いありません。
天の川はどの季節でも見られることは見られますが、さそり座、いて座のあたりは最も濃いのです。何故かというと銀河の中心がこっちの方向にあるからですね。そのあたりを下の方で解説していますのでごらんください。
さそり座の姿は完璧なのですが、そのほかの星座がいまいちかっこよく写せていません。けれどケンタウルス座とおおかみ座が全部見えていますし、よしとしたいと思います。
それではここから解説を。そのうち定点観測とかもやってみたいのですけれどねー…。色々企画を思いつきはするのですが、大がかりになってしまうのでなかなか手に付きません。
◆わし座(Aquila)
あいにくと尻尾部分しかこの図には出ていません。コチラのほうは真東から北東方向になります。こと座、はくちょう座などがあります。
◆たて座(Scutum)
小さい星座ですが画面端なので引き延ばされています
◆いて座(Sagittarius)人馬宮
南斗六星(Nanto Rokusei)
ヨーロッパでは、いて座はティーポットという星座線の結び方があります。それにあわせて南斗六星のひしゃくに当たる部分はミルクディッパー、ミルクのさじと呼ばれますが、まだ上りはじめで全体像が見えてきていません。
◇銀河系の中心(Galactic Center)…解説は一番下に。
◆さそり座(Scorpius)天蠍宮
一等星アンタレス(Antares)は「火星に対抗するもの(アンチ・アーレス)」から来ています。名の通り赤い星です。さそり座の形は目立つのですぐに解ると思います。SummerのSと覚えましょう。
日本では釣り針や竿に見立てて鯛釣り星などとよばれていました。
さそり座は北半球ではわりと緯度の低い位置に見えます。けれど上がってしまうと尻尾のあたりしか見えませんので、タイミングを逃すと結構見えにくくなってしまいます(DOLでは)。
◆てんびん座(Libra)天秤宮
暗い星でわかりにくいです…。構成する星もここには二つほどしか見えていません。つまり片方のお皿しか見えていないことになります。アラビアでは天秤の星にさそりの爪の名前がつけられていて、元々一つの星座だったことを思わせます。
◆へびつかい座(Ophiuchus)
へび座をあわせてへびつかい座にすることもあります。それを合わせると最も大きい星座はこれになります。あまり特徴がないのでさがしにくいです…。
◆へび座(尾部)(Serpens Cauda)
コーダとは後ろの部分を言います。尻尾の部分の星座ですね。
◆じょうぎ座(Norma)
◆おおかみ座(Lupus)
もともとはケンタウルス座と一緒だったといわれています。星座絵ではケンタウルスの槍に刺される狼が描かれますが、特に神話はありません。
◆ケンタウルス座(Centaurus)
一等星α・ケンタウリと伴星プロキシマ(α Centauri With Proxima)。プロキシマは4.2光年で太陽から最も近い恒星です。最も近くて4.2光年…。
◆みなみじゅうじ座(Crux)
画面端、下に来ていますので大きく形が崩れて見えます。
◇黄道(Ecliptic)
てんびん座(天秤宮)、さそり座(天蠍宮)、いて座(人馬宮)です。てんびんの前はおとめ座(処女宮)、いて座の次はやぎ座(磨羯宮)になります。
◇銀河系の中心(Galactic Center)
太陽系のある場所は、銀河の真ん中から3万光年くらい外れた場所にあると言われています。いて座の方向はまさに銀河系の中心を見ていることになるそうです。天の川の一番濃い部分ともいえますので、このあたりには星雲、星団がたくさんあります。
銀河系の中心方向。私たちがいて座を見上げると、それを透かして銀河の中心をみていることになります。
いかがでしたでしょうか。今夏も終わりますので、いまのうちに是非ホンモノの星空でご覧になってみて下さい。トカイの空でも綺麗に見えますよ♪
でわ~☆