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第41回日展

2010-03-10 | ア-トな話し
日展 大阪市立美術館 平成22年 2月20日(土)~ 3月28日(日)

今年も行って来ました。
日展 第39回

第40回日展



倉林愛二郎 刻09

思わずガムテープを外したくなりますね(笑)
リアルです。左上には蝶とセミが描かれています。整然としたリアルさ。



吉引邦子 陽射し 第41回日展特選


明るい陽射しの中、親子なんでしょうね。
寒色の比率が多いのに、温かく感じられます。
開け放っているドアがいいですね。


樋口 洋 春雪

東京駅(多分?) 中途半端に降った雪が、もう溶けている。
写真のように、一瞬を切り取っている。すごいですね。



中島健太 滑走路に限りなく近い場所 第41回日展特選

ただ何気なく立って居るだけですが。
感じますね。
ドアが開いていて自然な開放感が出ている。清楚という感じが一杯。
絵も大変うまいが、表題がいい。
意味が不明だが、彼女が、これから飛び立つのだろうか?




李 暁剛(り しゃおがん) 満ち潮 第41回日展特選

3年連続で出会いました。毎回取り上げています。
強烈な個性ですね。
デッサン、構成ともに抜群です。
タイトルの満ち潮、バックに確かに水がありますが・・・・
象徴的ですよね。毎回楽しませてくれる画家です。



中村賢次 夏の夜に舞う 第41回日展会員賞

ホタルなんですね。
夏の夜の夢の出来事みたい。
イスがめちゃめちゃ丁寧に描かれている。

温かい雰囲気が感じられ、引き付けられます。



鍵谷節子 赫い葩

前々回に紹介しましたが、この人の赤と白は他の人とは違うのですね。
絵をみた途端に、鍵谷さんと分かる。

彫刻部門もたくさんの、いい作品がありました。
今までは、雑然と並んでいた展示ですが、今回は整然と見やすくなっています。


能島征二 海を見ていた

裸婦が一杯あるなか、ブラもパンティーも付けている。
後ろに回っても--当然ですが。
目のやり場に困らない作品です。

書のコーナーは、いつも通り駆け足です。



近藤摂南 坂村真民の詩

周りの作品が近寄りがたい達筆の中、これは目立ちますね。
黒いリボンが付いてました。他界されたのですね。
ご冥福をお祈りします。
近藤摂南さんにとっては、最後の日展ですが、みんなに見てもらえるのだからいいですね。


日展に行く楽しみは、特選に選ばれたどうかでなく
自分で感じた物を楽しめるとこです。
結果的に、特選が多くなりますが。

今年も、いい作品がたくさんありました。
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