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液晶絵画 国立国際美術館

2008-06-08 | ア-トな話し
4月29日(火・祝)−6月15日(日)
ちょっと変わった斬新な展覧会が行なわれている。
900円もするのに結構混んでいます。
それも若い女性が断然多い。「写真の美術/美術の写真」と同じ傾向です。

森村泰昌さんの人気のせいかな?

この展覧会は、よう分からんな

というのが率直な感想です。

会場を入ると、いきなり写真の液晶画面があります。

たまたま入った時に、この写真の画面に出くわすと、ただビックリします。
そして、画面が全然変わってないと思って、大概の人は、次のコーナーに行ってしまいます。(笑)

ビル.ヴィオラの作品です。タイトルは「プールの反映」
じっくり見たので解説しましょう。

森の中、一人の男が、貯水池にゆっくり近づいて来ます。
しばらく池の近くに佇んでいます。
----近くの女性二人連れの、「何したいの?」と言う声が聞こえて来ましたが---
突然、男は手足を丸めて跳躍します。そこで画面は止まってしまう。
中央が男です。
これが長い間続く。
ようく見ると、男は停止しているが、池の水面は動いています。
ふと、気づくと男は背景に溶け込んで、消えてしまう。
その内、水面に人影は映るが、池の周りには何の変化もない。
長い時間が経って、水中から一人の男が出てくる。しかも全裸。
池から上がって、森に戻っていく.....。

それだけなのです。とにかく見るのに時間がかかる。待つと言う忍耐も必要。

ここでは、時間がゆっくり流れる

入って来たタイミングに左右されますね。幸いにも、私は、裸の男が出てくるところだったので、どうしてと思って見てしまいました。
作者の言葉によると
自然の世界への個人の出現-ある種の洗礼-に関わるものだ。

分かるはずがないよね。

サム.テイラー=ウッドの作品は
本人(結構美人です)が男を抱きかかえた映像がエンエンと続く。
何となく、どこかで見たポーズです。十字架から降ろされたキリストを抱くマリアですね。
机の上に盛られた果物が腐って行く、早送りの映像もあります。
"生あるものの美しさとはかなさの表現..."
分かりますか?

いろいろと工夫された、映像が次々と続きます。

お目当ての、フェルメールのコーナー。森村泰昌さんの作品です。



真珠の耳飾の少女風の人が、暗闇の中、何かつぶやきながら本を読んでいる。
長い間続きます。
やがてアップになり、段々と、こちらを振り向きます。

そして...


題して、「フェルメール研究 振り向く絵画」
成る程、成る程...。
あの微妙なポーズはこれだったのか?
納得(ボクは納得してないけれど...)



"絵画芸術"製作のアトリエ再現です。
ビデオとアトリエの小道具とで展示空間を作っています。

真っ暗なディプレイが1台ありました。何と大胆なと近づくと
「調整中」の紙が...これもアート?  単なる故障でしょうね。

真っ白な板にライトが当たっているだけというのがありました。
前の人も、諦めて立ち去りました。
私は、他を見てから、又、戻って見ましたが、何も変化なしです。
あれはアートなのか、故障なのか、分かりません(笑)

何にしても、将来のアートです。

画面の前に立って、何が起こるのか...。
時間をかけて、ゆっくりと 作者と向かい合う。そんな展覧会です。

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コメント
 
 
 
Unknown (イタリア)
2008-06-08 14:52:19
近所の美術館で展示されたのですが、見に行けませんでした。家族は、液晶が綺麗だったと言っていましたが・・kazuさんの記事でよく、様子が分かりました。有り難うございました。
 
 
 
見過ごしたのは残念ですね (kazu_san)
2008-06-08 20:49:16
三重県立美術館がスタートの展覧会ですね。
刺激的な展覧会でしたよ。
 
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