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日本人で最初にシングルモルトを飲んだのは「漱石」?

2005-08-26 | お酒の話し
夏目漱石が写真のポ-ズでシングルモルトを飲んでいたとしたら楽しいではないか?
ちなみに写真は、大正元年9月の明治天皇葬に対する喪章をつけた写真。

実は、日本人で最初にシングルモルトを飲んだのは誰かというのは、分かってない。
記録に残っていないので、諸説の推測があるらしい。

以下、「スコットランドの漱石」多胡吉郎-文春新書から、都合のいいように(笑)
抜粋して取り纏めて見た。


【時期的考察】
シングルモルトを飲むには当然ながらスコットランドに行かねばならない。
日本人で最初にスコットランドに行ったのは、明治維新後の「岩倉具視使節団一行」である。
イギリスには1872年に4ケ月滞在し3日間だけハイランドを訪れている。
しかしながら、ウィスキ-を飲んだという記録がない。(イングランドでビ-ル工場は見学している)
1860年にブレンディッド.ウィスキ-が法律により公認されスコッチウィスキ-が世の中に出回りだした頃で、仮にウィスキ-を飲んでも、当時、流行のブレンディッド.ウィスキ-を勧められたであろう。ちなみに岩倉具視はオ-ルドパ-(ブレンディッド.ウィスキ-)の日本での普及の貢献者としてクラガンモア蒸留所に写真が掲示されている。
漱石がスコットランドを訪れたのは、2年間のロンドン留学中の最後、1902年秋2週間行っている。35歳であった。
30年の開きは大きいが、スコットランドまで行く日本人は少なかっただろうな~。

【場所的考察】

漱石が訪れたのはダンダ-ラック.ハウスという館で、ピトロクリ(ピトロッホリィ)
という小さな町にある。現在もエドラダワ-蒸留所とブレア.アソ-ル蒸留所がある。
特にブレア.アソ-ル蒸留所は、漱石の泊まったダンダ-ラック.ハウスから目抜き通りに出た所にある。
漱石はここに招待されて来たのだが、遠来の客を歓待するのにご近所の、言わば地酒に近いシングルモルトを飲ませないということは考えられないのではないか。


以上のこととから、シングルモルトを最初に飲んだ日本人は、夏目漱石。
そして、そのブランドはブレア.アソ-ル。

ということになる。

念の為に、この本は、漱石文学をスコットランドという視点を通して考察するという本であり、ウィスキ-の関連図書ではありませんので...。

kazu_sanのシングルモルト

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スコットランドの漱石 (かわうそ亭)
1902年の秋、帰国を間近に控えた夏目漱石は、ジョン・ヘンリー・ディクソンという人物の招待でスコットランドのピトロクリを訪れた。このスコットランド体験が、漱石の文学や思想に決定的な影響を与えたのではないかという説がある。 『スコットランドの漱石』多胡吉郎(