10月10日(水)~12月6日(木)
エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルクに位置し、ロマノフ王朝の歴代皇帝の宮殿からなる建物と、300万点を超える所蔵作品とが見事な調和を織りなす、世界有数の美術館です。
本展覧会では同館の優れた所蔵品の中から、16世紀から20世紀における西洋美術の「顔」ともいうべき名作を、その世紀を象徴するキーワードを軸に紹介します。
16世紀=人間の世紀、17世紀=黄金の世紀、18世紀=革命の世紀、19世紀=進化する世紀、そして20世紀=アヴァンギャルドの世紀。各世紀を彩るのは、ティツィアーノ、ルーベンス、レンブラント、ブーシェ、レノルズ、モネ、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソら83作家の作品、全89点です。
まさに400年にわたる西欧絵画の歴史をたどる豪華ラインナップです。特に注目されるのは、マティスの最高傑作の一つである《赤い部屋(赤のハーモニー)》。東京では実に約30年ぶりの展示となります。
どれが有名なの?
いつも京都市美術館では展覧会毎に注目作品が壁に出るのですが、今回はありませんでした。

ティツィアーノ・ヴェチェリオ 《祝福するキリスト》
この人間味あふれるキリストの右手の仕草は祝福をあらわしている。左手に支えられた球形のクリスタルガラスは、万物の支配者としてのキリストの象徴である。

バルトロメオ・スケドーニ 《風景の中のクピド》
バロック時代(17世紀)のイタリア絵画は、カラヴァッジョだ。
メリハリの利いた明暗表現はカラヴァッジョにも通じる。クピドは「恋の使者」ともいうべき存在で、恋そのもののように気まぐれな存在でもある。得意とする弓で、金の矢じりの矢を打ち込まれた人は最初に会った人に恋し、鉛の矢じりだと恋心も一気にさめるというクピドが、ここでは一人木の幹に寄りかかっている。意味ありげにこちらを見ながら、考えごとでもするように指を口に当てている。頭上には矢を入れたエビラが、足下には弓が置かれている。ひと休みしながら、「次は誰を恋のとりこにしよう、それはあなたかも」とでも読める眼差しであり、仕草でもある。バロック絵画には珍しい一種の茶目っ気を感じさせる絵である。
バルトロメオ・スケドーニ。好きになりそうだ。

レンブラント・ファン・レイン 《老婦人の肖像》
さすがレンブラント。圧倒される迫力で迫ってきます。
顔も手も皺だらけ、老婦人の伏し目がちの瞳からは、深いものが感じられる。

ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン 「洗濯する女」
日常的な風景ながら違うものを感じる。
ロココ美術全盛の18世紀フランスを生き抜いた画家であるが、その作風は甘美で享楽的なロココ様式とは一線を画し、穏やかな画風で中産階級のつつましい生活や静物画を描き続けた。
三菱1号館で
Chardin シャルダン展―静寂の巨匠 2012年9月8日(土)~2013年1月6日(日)が開催されている。
今まであまり知られてないが、これから有名になりそうだ。

ピエール=オーギュスト・ルノワール
《黒い服を着た婦人》
さすがピエール=オーギュスト・ルノワールという絵ですね。

ポール・セザンヌ 《カーテンのある静物》
画家オディロン・ルドンの言葉、「絵を描くとは、テーブルの上のリンゴをいかに見るかを理解している人間の技術なのだ。ただのリンゴを描くのはほとんど意味がないように思われる。しかしこのように単純至極なものを美しいという段階にまで引き上げるには、そこに完璧な絵が存在しなければならないだろう」。
まるでセザンヌの言葉のようですね。

アンリ・マティス 《赤い部屋(赤のハーモニー)》
さすがの傑作。
*ポチッとクリックし、投票していただけると嬉しいです。*

エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルクに位置し、ロマノフ王朝の歴代皇帝の宮殿からなる建物と、300万点を超える所蔵作品とが見事な調和を織りなす、世界有数の美術館です。
本展覧会では同館の優れた所蔵品の中から、16世紀から20世紀における西洋美術の「顔」ともいうべき名作を、その世紀を象徴するキーワードを軸に紹介します。
16世紀=人間の世紀、17世紀=黄金の世紀、18世紀=革命の世紀、19世紀=進化する世紀、そして20世紀=アヴァンギャルドの世紀。各世紀を彩るのは、ティツィアーノ、ルーベンス、レンブラント、ブーシェ、レノルズ、モネ、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソら83作家の作品、全89点です。
まさに400年にわたる西欧絵画の歴史をたどる豪華ラインナップです。特に注目されるのは、マティスの最高傑作の一つである《赤い部屋(赤のハーモニー)》。東京では実に約30年ぶりの展示となります。
どれが有名なの?
いつも京都市美術館では展覧会毎に注目作品が壁に出るのですが、今回はありませんでした。

ティツィアーノ・ヴェチェリオ 《祝福するキリスト》
この人間味あふれるキリストの右手の仕草は祝福をあらわしている。左手に支えられた球形のクリスタルガラスは、万物の支配者としてのキリストの象徴である。

バルトロメオ・スケドーニ 《風景の中のクピド》
バロック時代(17世紀)のイタリア絵画は、カラヴァッジョだ。
メリハリの利いた明暗表現はカラヴァッジョにも通じる。クピドは「恋の使者」ともいうべき存在で、恋そのもののように気まぐれな存在でもある。得意とする弓で、金の矢じりの矢を打ち込まれた人は最初に会った人に恋し、鉛の矢じりだと恋心も一気にさめるというクピドが、ここでは一人木の幹に寄りかかっている。意味ありげにこちらを見ながら、考えごとでもするように指を口に当てている。頭上には矢を入れたエビラが、足下には弓が置かれている。ひと休みしながら、「次は誰を恋のとりこにしよう、それはあなたかも」とでも読める眼差しであり、仕草でもある。バロック絵画には珍しい一種の茶目っ気を感じさせる絵である。
バルトロメオ・スケドーニ。好きになりそうだ。

レンブラント・ファン・レイン 《老婦人の肖像》
さすがレンブラント。圧倒される迫力で迫ってきます。
顔も手も皺だらけ、老婦人の伏し目がちの瞳からは、深いものが感じられる。

ジャン=バティスト・シメオン・シャルダン 「洗濯する女」
日常的な風景ながら違うものを感じる。
ロココ美術全盛の18世紀フランスを生き抜いた画家であるが、その作風は甘美で享楽的なロココ様式とは一線を画し、穏やかな画風で中産階級のつつましい生活や静物画を描き続けた。
三菱1号館で
Chardin シャルダン展―静寂の巨匠 2012年9月8日(土)~2013年1月6日(日)が開催されている。
今まであまり知られてないが、これから有名になりそうだ。

ピエール=オーギュスト・ルノワール
《黒い服を着た婦人》
さすがピエール=オーギュスト・ルノワールという絵ですね。

ポール・セザンヌ 《カーテンのある静物》
画家オディロン・ルドンの言葉、「絵を描くとは、テーブルの上のリンゴをいかに見るかを理解している人間の技術なのだ。ただのリンゴを描くのはほとんど意味がないように思われる。しかしこのように単純至極なものを美しいという段階にまで引き上げるには、そこに完璧な絵が存在しなければならないだろう」。
まるでセザンヌの言葉のようですね。

アンリ・マティス 《赤い部屋(赤のハーモニー)》
さすがの傑作。
*ポチッとクリックし、投票していただけると嬉しいです。*

