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解脱上人貞慶展 奈良国立博物館

2012-04-19 | ア-トな話し
御遠忌800年記念特別展
解脱上人貞慶 -鎌倉仏教の本流-平成24年4月7日(土)~平成24年5月27日(日)

という展覧会が開催されている。

写真は解脱上人坐像 京都海住山寺 蔵 【重要文化財】

平成24年は解脱上人貞慶(1155-1213)の800年遠忌の年にあたります。ご遠忌を機に、貞慶の魅力を多くの方々に知っていただくため、この特別展を開催しますと案内されている。

知らない人が多いと思います。
NHK大河ドラマ 平清盛に登場している信西こと藤原通憲(ドラマで阿部サダヲが演じている)の孫が
貞慶です。
急に親近感が湧くものですね(笑)。
写真の銅像を見ると、かなりのタレ目。親しみの持てる顔ですが、
異称が「解脱上人」と呼ばれるすごい人なのです。

興福寺に入り叔父覚憲に師事して法相・律を学んだ。1182年(寿永元年)維摩会竪義(ゆいまえりゅうぎ)を遂行し、御斎会・季御読経などの大法会に奉仕し、学僧として期待されたが、僧の堕落を嫌って1193年(建久4年)、以前から弥勒信仰を媒介として信仰を寄せていた笠置寺に隠遁した。38歳。それ以後般若台や十三重塔を建立して笠置寺の寺観を整備する一方、龍香会を創始し弥勒講式を作るなど弥勒信仰をいっそう深めていった。1205年(元久2年)には『興福寺奏状』を起草し、法然の専修念仏を批判し、その停止を求めた。1208年(承元2年)海住山寺に移り観音信仰にも関心を寄せた。


笠置曼荼羅 奈良・大和文華館 【重要文化財】
十三重の塔があったのですね。戦火で焼けたようです。惜しいな。


金亀舎利塔(きんきしゃりとう)唐招提寺【国宝】 

唐招提寺では、本塔を本尊として釈迦念佛会が行われている。貞慶によって1202年に始められ以降、恒例の法会とされている。


四天王立像 京都・海住山寺 【重要文化財】
貞慶は1208年に笠置寺を出て藤尾山観音寺に移り、これを再興して補陀洛山 海住山寺と改めこの地に住んだ。

今回も展示されていた五重塔の初層扉の絵、
2009年に海住山寺の五重塔の公開があり参拝した。
参拝記

今回、改めて、じっくりと四天王立像を見ることが出来た。

鎌倉時代は仏教にとっては混乱の時代であった。

信仰と実践を重んじる「新仏教」があいついで生まれ、武士や庶民に徐々に浸透していったものの、社会的勢力としては南都六宗や天台宗・真言宗などの勢力(旧仏教)が、依然として大きな力を保っていた。特に山門(天台宗)は大勢力を保ち、権門勢力と結んでしばしば新仏教に弾圧を加えた(権門体制)。しかし、「新仏教」の活発な活動に刺激をうけて、いわゆる「旧仏教」内部でも現状の反省と革新への気運が盛り上がってきた

旧仏教の一派、法相宗中興の祖といわれる貞慶。

時代背景と共に貞慶に思いを馳せる展覧会だった。


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