goo

ダ.ヴィンチとゴッホ

2007-08-19 | 「へぇ~」という話し
ダ.ヴィンチのことを略して、ヴィンチと言う日本人は誰も居ない。
なのに、ゴッホは、ファン.ゴッホが正しいのに、ほとんどの日本人は、ゴッホだ。
藤原伊織が1997年に刊行した「ひまわりの祝祭」という本の中で指摘している。
藤原伊織は、日本で、ハードボイルドを書ける数少ない作家だったが、2007年5月17日に残念ながら59歳で亡くなった。
今彼の本が文庫になって、出てきています。

作中を引用する。
この国では、だれもがその画家をゴッホという。彼女は、こう言った。「ゴッホ」から「ファン」を切り離すのは間違いなの。ファン.ゴッホ自体で一体化した苗字なの。ダ.ヴィンチのダのようにファンは家格をあらわすらしくて、海外での文献でもゴッホだけの表記は決して見当たらない。この国では、間違った表記が多い。きっと小林秀雄の「ゴッホの手紙」の影響が大きかったんでしょうね。

で、見回して見ると、間違いだらけでした。(笑)
こういうのは、正しくするのは、何年もかかるのでしょうね。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥールも、略しても、ラ.トゥールです。

明日から、ファン.ゴッホです。

ゴッホの正式名
フィンセント・ファン・ゴッホ
Vincent van Gogh
ダ.ヴィンチの正式名
レオナルド・ダ・ヴィンチ
Leonardo da Vinci

本のタイトルから検索して見ました
テオもうひとりのゴッホ マリ-・アンジェリ-ク・オザンヌ著 これは原題は、L'AUTRE VAN GOGH となっている。
Art book ファン・ゴッホ  アンナ・トルテロ-ロ著
ゴッホは欺く ジェフリ-・ア-チャ-著 これは原題はFALSE IMPRESSION

美術関係の本は、最近は、ファン・ゴッホとなっているのが多い。
それ以外の本は、これからと言うところですね。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。