先週の土曜日、NTTフィルの第19回定期演奏会に向けた公式練習が始まった。NTTフィルはNTTグループ員、OB/OG、家族が集まったオーケストラであり、年に2回の定期演奏会を開いている。練習はNTT東日本本社の食堂を利用している。
第19回定期は、6月25日東京オペラシティコンサートホール、指揮者は末廣誠先生、曲目は
- レスピーギ 「ボッティチェルリの3枚の絵」
- レスピーギ 「ローマの松」
- ブラームス 交響曲第2番ニ長調
の3曲である。日曜の演奏会なのでマチネ(昼公演)のはずだ。末廣先生はNTTフィルでお願いしたのは今回で2回目。前回は、特にワーグナーのローエングリン前奏曲のご指導がすばらしく、吹いていて自分でも感激してしまった。今回の曲目については、末廣先生のアドバイスにより、一回の演奏会の色を2色、すなわち作曲家の数を2人におさえた。選曲がバラバラだと練習効率も下がるし、仕上がりも今ひとつだということだ。末廣先生は打楽器出身の方だということで、レスピーギという選択は楽しみだ。
これから6月末に向けて、全奏(オケ全体で練習)、分奏(木管楽器だけなどで練習)、個人練習などを組合わせて、本番に臨む。先週の土曜日は初回の全奏であり、まずは通してみるということが中心となる。
今回、私が吹くのは「ローマの松」のトップ(他)である。レスピーギはイタリア現代の作曲家、ローマの松は彼の代表作であり、ローマにある4つの「松の風景」を描写したものである。ディズニーの映画「ファンタジア2000」をご存知だろうか? そこで空飛ぶクジラのエピソードが語られているが、そこで使われている曲である。クラリネットは3曲目の「ジャニコロの松」に長い長いソロがある。今期はこのソロを如何に吹くか、相当に頭と感性を研ぎ澄ましていくことになるだろう。
最後に、もし、読まれている方でご興味のある方がいらっしゃったらチケットを郵送します。ぜひ連絡ください。たまに生のオーケストラをお聞きになるのは悪くないですよ(笑)