MOTO1AS琵琶湖

昨日のエントリーの通り、MOTO1オールスターズ第2戦 --琵琶湖スポーツランド--の観戦に行ってきました。

朝5時起床。いろいろ準備して、頭が起きるまで待って、6時ちょうどに出発です。行きはとにかく時間に間に合うこと優先なので高速利用。東名阪と新名神&名神で京都東まで。京都東を出ると湖西道路が繋がっているのでそれに乗って一気に真野ICまで。ここまでくれば琵琶湖スポーツランドは目と鼻の先です。心配した天気は問題なし。朝、名古屋は薄曇でたまに日がさす天気。でも、雲は高かったので雨の心配は全く必要なし。ただ、道中、もしくは時間が経つと天候は変わるかもしれないので、当然合羽は持っていきます。そうするとただでさえ一杯の荷物がパンパンになるんですが、こればっかりは仕方ありません。カメラ・レンズの緩衝材、とプラス思考しますw そうやってわざわざ持っていった合羽ですが、結果的には全く必要ありませんでした。行きの鈴鹿山脈のあたり(土山SA周辺やその前のトンネル前後)は山に雲がかかってるし、一部路面にウェットパッチが残ってるしで、微妙でしたが、ちょっと寒かった程度で雨は一滴も降られませんでした。ホント、雨を覚悟していただけにこの結果は嬉しいですね。

で、現地には8時前に到着。かなり飛ばした計算になりそうですが、実は中日本高速のHPで検索して出てくる所要時間と10分程度しか違いませんでした。一切渋滞も混雑もない空き空き状態だったのは確かですが、制限速度きっちりではこの時間で到達は難しいんじゃ?そういう私もそれほど制限速度オーバーはしてないのですが。V11でそこまで飛ばすと、風によるジャケットのばたつきとアクセルの振動でものすごく疲れるんですよね。なので私の限界速度は高速道路の制限速度プラスアルファ程度。間違いなく赤切符を貰う速度にはなりません。そんな速度で疲れると言うほど、高速は非常時以外は使いたくないのです。ETCはつけてますけどね!w

さて、前置きが長くなりましたが、現地に到着すると954イシカワ君を始め、TRWのメンバー、元TRWのメンバーなどなど、友人に会って情報収集。コースの具合やら本人の調子やら、もしくは他人の調子まで。それでその日撮るライダーやらコーナーやらの目星をつけます。昨日の練習走行ではダートの折り返し地点でイン側が塞がれていてバンクを使った転回しか出来なかったそうで、そのコースではダートでの順位変動は少なそう(抜きどころにならない)という意見だったので、ダートは暇な時と後回しにすることにします(結果的に予選ヒートをダートで観戦することに)。これが結果的に良かった・・・と言えるのか?は微妙ですが、ダートを見に行くタイミングは絶妙だったと思います。いろんなクラスのいろんな人の順位変動が見られたので。

さて、まず最初は練習ヒートなので、こっちもカメラ機材の練習と思ってD7000+50-500OSで挑戦。キモはやはりAFの設定。3-Dトラッキングはやっぱり被写体をじっくり追える状況で無いと使い勝手が悪い。すぐにあちこち別のものにフォーカスを合わせようとします。なので却下。最終的には中央部9点のダイナミックAFが(今の私には)使いやすい設定となりました。

そうやってこちらがテストしている間にみんなめちゃくちゃ張り切っています。APEX君や954イシカワ君はともかく、ルーキーイヤーのズミ君は上位陣に絡める能力をアピール。ミキティやおこま君もタイム自体は決して遅くない部類でした。が、これはタイムアタックではなくて抜き抜かれつレース。ワンミスで抜かれてしまって順位転落、なんてことは十分にあり得ます。そのワンミスをするかどうかが勝負強さということなんでしょうが・・・この点では経験で上回るAPEX君と954イシカワ君は笑い、ズミ君、ミキティ、おこま君の3人は悔しい結果になりました。それが、タイムアタック後の予選ヒート。ちょうど私はダートセクションを撮りに観戦していたのですが、上位陣のミスで順位を上げる954イシカワ君とAPEX君(APEX君は自分の組では単なる独走でしたが、もう一方の組の順位変動で、結果的に決勝レースでちょっとおいしい思いをした、という意味です)、他の人と絡んだ際に不可抗力でエンストしてしまって順位を下げてしまった三人、この違いが明白に現れてしまいました。ならどうすればよいのか、などと論じられる立場じゃありませんが、両者の違いを一言で言うならやはり「勝負強さ」としか言いようが無いんですよね。レースって、競り合いって、難しい・・・

ってな話も予選ヒートまでです。決勝ヒートは実は大きなトラブルが起きまして、MOTO2クラスが8周目で赤旗中断のまま、レース成立。MOTO1OPENクラスは3周目で赤旗中断後、10周でのレースになりました(本来どちらも12周)。MOTO2クラスでは(この辺の詳しい原因は不明ですが、エンジンブローなのかな?)ホームストレート中盤から1コーナーにかけてベストライン上に少々オイルが出(おそらくその人が1コーナーでコースアウト→クラッシュパッド激突?)、その影響か、2コーナーでもっと大きな転倒があり、ケースが割れてコース上にオイルだまりができるほどだったそうです(2コーナーは観客席からは見えないので、これは見学した954イシカワ君の弁)。MOTO1OPEN開始前までにオイルには石灰が撒かれて対処されましたが、コース上でも最も速度が乗る1,2コーナーですから、浮いた石灰に足をとられて大事故、という最悪のケースも頭をよぎります。私ですら心配するくらいですから、走る当人たちは相当困惑したでしょう。個人的に、今回のMOTO1OPENクラス決勝ヒートは、ダートの強い人有利・頭のネジが数本飛んでいる人有利w・・・なレースになってしまった気がします。同時に予選から決勝までの時間が必要以上に長く、テンションというかモチベーションというかを持ち続けるのも大変なんだと思います。そんなわけで954イシカワ君やおこま君が車群に埋もれて本来の力を発揮できなかったのも仕方ないように思いました。代わりにMOTO2のAPEX君はほぼ独走で1位。ズミ君も粘り強く喰らい付いて入賞。ミキティはちょっといろいろ残念でしたが・・・それでもみんな凄い選手になったものだと感慨深いです。

イベント全体としては、上記のトラブルのためにかなり時間が押してしまうことになり、表彰式も終わって片付けもして琵琶湖スポーツランドを出たのは6時過ぎ。とは言え、去年も帰りは彦根→鞍掛峠経由でも3時間ちょっとだったので、下道でもさほど急ぐことは無いなと判断して、新しい道の発掘という名のツーリングにw 今回はこの間できたばかりの石榑トンネルを通ってみました。具体的には、琵琶湖大橋→湖岸道路→近江八幡→R421→石榑トンネル→いなべ→名古屋 ってなルートです。湖岸道路からr26という県道にスイッチするとほぼ直進でR421→石榑トンネルにいけるので、さほど迷いませんでした。近江八幡市街地あたりで既に暗かったんですけどね。永源寺峠から石榑トンネルにかけてのくねくね道は、幸いにも車が非常に少なかったので楽しんで走ってきましたw もちろん真っ暗で反射板もないコーナーがいくつもあるので、無茶はせず、そういう場面でも問題なく対処できるペースで、ですが、それでも楽しかったですね。やっぱりバイクはくねくね道に限りますw ただ、一部中央線のない1車線道もあったので、車ではいまいちお奨めできませんね。かの有名な石榑峠のような、行き違いできないほど狭い道ではありませんが。そんなペースでいなべに着いたのがおおよそ8時過ぎ。2時間ほどで琵琶湖の西岸からいなべに到達できるわけです。石榑トンネル万歳ですね。かなり便利な道になったと言えます。今度は明るい時間にいってみようかな。ただ、昼間は車でさえぎられるでしょうし、早朝がベストかもですね。
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コメント
 
 
 
お疲れ様でした。 (のなお)
2011-05-09 22:19:35
昨日はおつかれさんでした。
いつもなら集中して写真を撮ってる所、邪魔じゃなかったですかね?
こっちは、いろんな事を教えてもらいながら観戦が出来て楽しい時間でした。
やっぱりサーキットは楽しいですね。
また美浜でレースがある時に行けたら、また相手して下さい。
 
 
 
Unknown (APEX)
2011-05-09 23:37:05
今回のレースは運が占める割合が高く感じました。
運も実力の内と言えばそれまでですが、前日からトップライダーの相次ぐ転倒による戦線離脱など終始落ち着かなかった感じですね。
逆に言えばレースの面白さがいっぱい詰まったレースだったと言えます。
走る側からすればあまり良いとは言えませんがねw

撮影お疲れ様でした。
 
 
 
Unknown (嘉平)
2011-05-10 01:22:12
>のなおさん
超お久しぶりでしたw
「鞍で・・・」と言われるまでは思い出せませんで、失礼しました。
っていうか、顔は嘘偽り無く、ちゃんと思い出せたんですが、
名前は最後まで思い出せなかったのはここだけの秘密w

で、邪魔云々に関しては、一切気にしないでください。
むしろ、一緒にいてくれる方がいたほうが何かとメリットが多いんです。
自分の見ていないところでの状況変化を教えてもらえたり、
カメラを一人で黙々と振り回しているよりかは周りの人の目が痛くなかったり・・・w
なので、次回も遠慮なく声をかけてください。むしろ歓迎しますのでw

>APEX君
優勝おめでとう!
言われるとおり、順位変動や(タイム的に)上位の人の後方からのスタートでの追い上げなど、見る側としてはなかなか楽しめるレースでしたが、
走る側としてはちょっと煮え切らないものの残るレースになったんじゃないでしょうか。
APEX君についてだけは、再レースにでもならない限り順位は誰も疑わなかったとは思いますが。
その「仕掛けるタイミングと、予想できる最良の結果を引き寄せる実力」を指して「勝負強さ」と表現させてもらいました。
で、次回も・・・出るよね?w
 
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