Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

私の好きな魯山人の言葉

2016年12月28日 | Weblog
芸術家の境涯

魯山人は気難しい奴だと思っている人がいる。
変人だという人もある。
わがままな人だと思っている方もあるらしい。
うるさいおやじだという評もきく。
口の悪い先生だともいわれている。
どれ一つとして私を誉めた言葉はない。

だが、あいつはずるい奴だとか、
いやしい奴だといわれないだけありがたいと思っている。

こんなにいろいろいわれるのは当然だと
私は満足している。
私が人のことを誉めたことが殆どないのだから、
誉められる道理がない。
世の人々からよくいわれようと思えば、
いたってやさしいことだ。

だが、うまくもないものを
うまいというわけにはゆかぬ。
また、資格のないものも
高く評することもできぬ。

たいがいの人は私を嫌いだという。
私が誉めてやらぬからだ。
別にけなすわけではない。
本当のことをいっているだけなのだが、
世の中の人は本当のことをいわれると
さしつかえる人が多すぎるから、
私を敬遠してしまう。

心にもない誉め言葉をいって、
北大路は善人だといわれるよりは、
ひとりぼっちで坐っている方が安らかだ。
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